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''気づきがあったその先に…" 学びを考える子育て時間 〜異世代交流は多文化交流の入り口〜

我が家のご近所には下は幼稚園年中、上は高校生までの子供がいます。
外で誰かの声がすると、
「あ、誰か遊んでるかも!行ってきまーす!」と言って娘と息子は
飛び出していきます。

そして気がつくと、何時間でも遊んでいます。
途中で誰かが習い事があって抜けても、帰ってきてまだ誰かが遊んでいると再開。
たまに高校生のお兄ちゃんを見つけると、
我が家の5歳男子はすかさず、「一緒に遊ぼー!!」と。高校生もタジタジです。
足の長さが何倍も違うのにボールの取り合いをしてくれることも。

そんな環境を
いつもありがたい、ありがたい、と思っています☺️

もちろん単純に遊び相手になってくれる、というのもありますが、
この年の差を超えた関わりが、
子供達にとってとても重要、でも足りていないところなのでは、と思うからです。

ともみさん3


大人になれば、性別や世代はもちろん、場合によっては言葉も問わず生きて行く世界が待っています。でもそこでいきなり多様性や多文化を理解してというのは難しいのでは?と感じるのです。
私は自分が社会に出た時、人によって考え方も価値観も持っている知識も全く違うことに、驚くことが多かったのを記憶しています。

でも子供の時から自分とは違う年や性別の友達と沢山関わりがあれば、
(たとえ5歳であったとしても、いや、むしろ5歳だからこそ)
恥ずかしさもなく人と人として対等に話ができますし、
自分とは全く違う「価値観」や「文化」を知ることができます。

「へ〜高校生になるとこんな服を着て、スマホを持って、友達と約束して遊びに行くのか!」
「サッカーこんなすごい技までできるのか!」
「女の子はこんな遊びが好きなんだな〜」など…。

5歳ながらに「世の中にはいろんな人がいるんだなー。この人いろんなこと知ってるなー。考え方や性格も違うけど、それぞれ大事だなー。」などを、なんとなく肌で感じ取ってくれていれば充分で、それが違う価値観を認め合う大事な土台になると思うのです。
その上で、自分がどうしたいか、未来を思い描くことになるのでしょうから🌈✨

自分とは違うものを持っている人から何か得たい、そう本能のように心の奥で思うからでしょうか、一緒に遊んでいるだけで本当に多くのことを吸収して帰ってきます。

新しい遊びだとルールを知らない人にどう伝えるか、ハンデはどうするか、やりたい遊びが違った時にどう折り合いをつけるか、点数の数え方、怪我をした時はどうしたらいいか、もうそれは例を挙げだしたらキリがありません。

上の子は下の子の体力能力を考慮しながら遊び、下の子は見よう見まねで必死にくらいついていく。
最高のコミュニケーションの場であり、小さいながらも多文化や多様性を認める作業をしています。

友達は、親にはできない「大きな先生」です。
ご近所のお友達、感謝です💕💕

ともみさん2

ライター:Tommy

教育学専攻、社会教育主事任用資格を取得。
JAA認定アロマコーディネーター

企業の研修担当、公民館職員等を経て現在は2人の育児中。何らかの形でずっと「教育」と関わっている。
自分や家族、地域の「学びたい」気持ちを大切に、実現できる環境を整えていくために試行錯誤中。


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