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【感想ではなく記録のための雑文】10月に観た映画他5作品(2024/10/1~2024/10/31)

昨年からはじめた視聴した映画の記録です。
本を読むのは実はあまり得意ではないので、映画を観ようという流れです。
アマゾンプライムは月額600円。最低6本は映画を観たいと思っています。
今月はタイトル換算するとあんまり観れてないな。後述の30話のドラマに時間を取られました。ざっくり30時間ですものね。それって映画10~15本分だものね。
例によってアウトプットする準備は一切なく書いています。観てない人から見れば(観た人もかも)意味不明かもしれません。
どうぞすっ飛ばしてください。



スオミの話をしよう

2024年公開の日本映画。ひさしぶりの三谷作品。映画館へ行きました。

三谷幸喜が「記憶にございません!」以来5年ぶりに手がけた映画監督・脚本作品。長澤まさみを主演に迎え、突然失踪した女性と、彼女について語り出す5人の男たちを描いたミステリーコメディ。
豪邸に暮らす著名な詩人・寒川の新妻・スオミが行方不明となった。豪邸を訪れた刑事の草野はスオミの元夫で、すぐにでも捜査を開始すべきだと主張するが、寒川は「大ごとにしたくない」と、その提案を拒否する。やがて、スオミを知る男たちが次々と屋敷にやってくる。誰が一番スオミを愛していたのか、誰が一番スオミに愛されていたのか。安否をそっちのけでスオミについて熱く語り合う男たち。しかし、男たちの口から語られるスオミはそれぞれがまったく違う性格の女性で……。

映画.comより。コピペできない公式より優先してしまった。

 初っ端の入り方からカメラワークが独特で、変わったことをするなぁと思っていたけど途中で気づいた。演劇作品を映画にしたんですね。スポットライトとかグルグルと回る視点のイメージ。舞台内を縦横無尽に演者が歩き、ちょいちょい小物を持って立たせて笑いを取ってくる。と同時に舞台ではなかなか表現しにくい演出を、撮影だからこそのクオリティで行う。主人公のスオミがまさに舞台の女優のような人物像で、最後には本当にミュージカルのような展開になる。
 ミュージカル嫌いには好まれないかもしれませんが、個人的には三谷作品にある終わりの心地よさを感じる良い作品でした。ていうか長澤まさみさんがすげぇと思う。この人ほんとにスオミなんじゃなかろうか。


三体

2023年の中国のドラマ。計30話。

物理学者の父を文化大革命で惨殺され、人類に絶望した中国人エリート女性科学者・葉文潔(イエ・ウェンジエ)。失意の日々を過ごす彼女は、ある日、巨大パラボラアンテナを備える謎めいた軍事基地にスカウトされる。そこでは、人類の運命を左右するかもしれないプロジェクトが、極秘裏に進行していた。
数十年後。ナノテク素材の研究者・汪淼(ワン・ミャオ)は、ある会議に招集され、世界的な科学者が次々に自殺している事実を告げられる。その陰に見え隠れする学術団体〈科学フロンティア〉への潜入を引き受けた彼を、科学的にありえない怪現象〈ゴースト・カウントダウン〉が襲う。そして汪淼が入り込む、三つの太陽を持つ異星を舞台にしたVRゲーム『三体』の驚くべき真実とは
本書に始まる《三体》三部作は、本国版が合計2100万部、英訳版が100万部以上の売上を記録。翻訳書として、またアジア圏の作品として初のヒューゴー賞長篇部門に輝いた、現代中国最大のヒット作。

Amazonの本の紹介ページより

 本を勧められたのですが、SFは苦手、中国舞台もなかなか馴染みがないこともありすごく読みづらく、まずはドラマからみようという作戦です。映像になっている分、まだわかりやすい。けど物理学の基礎を知っている理系出身者じゃないとわからないかもしれない。言ってることがムズイ。
 あと中国のドラマなのですが、やはり日本と文化感が違って「え、そんな言い方したら相手の心象が、悪いんじゃない?」という箇所もあり興味深く観ました(翻訳の問題もあるかもしれませんが)。
 最近ラジオで、中国出身者が日本企業に勤めてはじめて愛想笑いを知ったとの話を聞きました。面白いのではなくて、相手のために笑うことがあるなんて考えたこともなかったとのこと。本編とは関係ないけどこういう文化的な違いが面白い。あと食べ物とか仏教とかね。
 ドラマを観た後、あらためて本を読み出しました。話のプロットは全然違う様子。というかドラマはどうやら全3巻中1巻分の内容みたい。とりあえず1巻分読んで、終わりました。やっぱりSF読むの苦手。


ダンジョンの中の人

2024年放送のアニメ12話。

アントムルグのダンジョンに消えた父を追い、単独で挑み続けてきたシーフの少女クレイ。探索の末、ついに前人未踏の地下9階に到達。そんな矢先にモンスターとの戦闘でダンジョンの壁が崩落! 崩れた壁の中から現れたのは……管理人!?
ダンジョンで働くもの達が織り成す、迷宮お仕事ファンタジー。

公式HPより

面白かった。キャラも可愛らしく、ほのぼのしたお話。中の人という発想が良いですね。辻褄もしっかり考えられていて、確かに運営できそうだという印象。もともとはマンガのようですね。なろうのおかげか大量に作られている昨今のファンタジーの中で、ちょっと息抜きできる作品。ダンジョン飯のような、着目点の異なる一風変わった作品で好きでした。


スカイ・クロラ

2008年の日本のアニメ。

過去の記憶がない戦闘機乗りの函南優一は、新たに着任した基地で上官となる女性・草薙水素に出会う。2人はやがて惹かれていくが……。「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」「イノセンス」の押井守が、菊地凛子、加瀬亮ら実力派俳優を声優に起用し、森博嗣の同名小説を映画化した長編アニメ。思春期の姿のまま永遠に生きる“キルドレ”と呼ばれる青年たちが、大人たちによって作られた“ショーとしての戦争”を戦う姿を通し、生きることの意味を問う。

映画.comより

 森博嗣のやつです。原作は2001年の様子。
 プロダクションIG & 押井守という攻殻機動隊な組み合わせだからというのもあるけど、草薙水素が草薙素子に見える。背景や動きはとてもきれいで例によって顔がのっぺりしてるのが気になるくらい。
 原作を読んでないのですが、話は少し違うらしいですね。この映画の結末は嫌いではないです。映像はきれいなのに退廃的な世界で、運命から逃れられない感じ。奴隷ではないのだろうけど、キルドレという存在が悲しいですね。人懐っこい犬が切ない。
 この世界設定ができるのがまずすごいよね。SFを破綻なく作れる人って頭いいんだろうな。


二ノ国

2019年のアニメ映画。

秀才だが車椅子のユウ、バスケ部の主将で人気者のハル、ハルの彼女のコトナの3人は仲の良い幼馴染。しかし、ユウは密かにコトナに想いを寄せていた。ある日、コトナが付きまとっていた男に腹部を刺されてしまう。動揺したハルはコトナを抱きかかえて車道に飛び出し、トラックに轢かれそうになる。車椅子で追いかけてきたユウが二人を助けようとハルを突き飛ばすが、気付くと二人は見知らぬ異世界にいた。そこは現実世界と並行して存在する魔法世界「二ノ国」だった。そしてユウは異変に気付く。この世界では立って歩くことが出来たのだ。ユウとハルはコトナにそっくりなエスタバニア王国の王女アーシャを見つけ、二ノ国には「命がつながっているもう一人の自分がいて、どちらかの命を救えば反対にもう一方が死ぬ」という秘密を知る。現実と二ノ国の2人のコトナに命の危険が同時に迫る中、ユウとハルは究極の選択を迫られる。

Wikipediaからもらってきました

 Wikipedia情報によると2010年からゲームを販売しているみたい。原作のレベル5といえば、レイトン教授や妖怪ウォッチとか作ってるゲーム会社。映画も対象年齢がその辺りです。どストレート、どスタンダードのファンタジー。ジュブナイルってやつだろうか。主人公の少年たちは異世界に行って何故か言葉が分かり、何故か速攻で馴染んで手柄を上げ、何故か姫様に好かれる。悪者、役に立たない王様、伝説の剣や、身を犠牲にした人助けと、二度と会えないとされる別れなど。王道を堂々と突き進んでいて逆に気持ち良いです。最近はひねくれたものばかりですからね。たまには良い。
 これをバカリズムがやったらえらい事になりそうですが、レベル5がやればこうなるのかと納得の一作です。
 ちなみに、クライマックスの悪役の高笑いシーン。主人公が「お前は誰だ?!」と訊ねたとき、思わず「ツダケンだよ」とつっこんでしまった。悪役似合うよねー。




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ひよこ初心者
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