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【雑文】2024年に観たオススメ映画&ドラマ&アニメ

 一昨年にならって昨年も1年間、観た映画を記録してみました。全部で98タイトル観たようです。一昨年は95タイトルでした。よくがんばった。一昨年はアニメはノーカンでしたが今回は数に加えています。いずれにせよ動画作品は大量に消費してきたみたいです。
 その中で、コレは面白かった! 他のはいいからコレは観て! というのをピックアップしておきます。暇だなぁ、なんか観ようかなぁ、と思った時はこの辺をどうぞ。
 なお、コメントは観た当時の感想です。再掲載ということで若干はいじってますがほぼそのままです。悪しからず。






日本映画×ドラマ

大河への道

2022年の日本映画。アマゾンプライムで視聴。

夢とロマンを抱き55歳から地図作りを始めた伊能忠敬。根気と執念で日本全国を測量すること17年。歩いた距離は地球一周分。そして1821年、遂に日本初の実測地図「大日本沿海輿地全図」(伊能図)は完成した……というのが歴史の授業で習うこと。しかし、200年の時を経て、そんな日本史の常識をひっくり返す映画が誕生した!
「伊能忠敬は地図を完成させてない。だからドラマにはならない!」
千葉県香取市。市役所の総務課に勤める池本保治(中井貴⼀)は、市の観光振興策を検討する会議で意見を求められ、苦し紛れに⼤河ドラマ制作を提案。思いがけずそれが通り、郷土の偉人、伊能忠敬を主人公とする大河ドラマの企画が立ち上がってしまう。ところが企画を進めるうちに、⽇本地図を完成させたのは伊能忠敬ではなかった!?彼は地図完成の3年前に亡くなっていた!という驚きの事実が明らかに……。江戸と令和、2つの時代を舞台に明かされていく⽇本初の全国地図誕生秘話。そこには地図を完成させるため、伊能忠敬の弟子たちが命を懸けて取り組んだとんでもない隠密作戦があった――。

公式HPより

伊能忠敬の大河、ってドラマになるのか?と思ったけどなかなかドラマティックで感動できる、俳優陣が強力すぎますな。みんな役に沿える方々なのですごく良い。違和感があったのは北川景子さんが綺麗すぎるくらいでしょうか。現代と江戸の演出は新鮮で良いなぁと思ってましたが原案が立川志の輔さんだとか。新作落語「大河への道 伊能忠敬物語」を映画化されたとのことでとても納得。落語っぽい雰囲気あります。良い映画でした。


湯道

2023年の日本映画。生田斗真、濱田岳、橋本環奈。その他のサブキャラも豪華です。

「おくりびと」などの脚本家で放送作家の小山薫堂が、自身の提唱する「湯道(ゆどう)」をもとにオリジナル脚本を手がけ、お風呂を通じて交差する人間模様を描いた群像ドラマ。
亡き父が遺した銭湯「まるきん温泉」に戻ってきた建築家の三浦史朗は、店を切り盛りする弟・悟朗に、銭湯をたたんでマンションに建て替えることを伝える。一方、郵便局員の横山は「入浴、お風呂について深く顧みる」という「湯道」に魅せられ、湯道会館で家元から湯を学んでいる。定年後は退職金で自宅に檜風呂を導入したいと考えているが、家族には言い出せずにいた。そんなある日、まるきん温泉のボイラー室でボヤ騒ぎが発生し、悟朗が入院。店の看板娘・いづみの助言もあり、史朗が弟に代わって数日間だけ店主を務めることになる。
生田斗真が主演を務め、弟・悟朗を濱田岳、銭湯で働くいづみを橋本環奈が演じる。監督は「マスカレード」シリーズの鈴木雅之。

映画.comより

 非常に気になっていた映画。人間ドラマの作り方とコミカルな演出が良い。コメディ要素の混ぜ込み方がちょうど良いのですよ。これくらいの塩梅がスキ。あと大きい風呂に入りたくなる。お湯が柔らかそうでいいなぁ。五右衛門風呂もすごいし。無性にどこか温泉地でゆっくり湯船につかりたくなる。
 そういえば、数十年前なら間違った日本文化としてハラハラするような湯道の教えでしたが、最近はこういうのを素直に笑って受け取れるようになりましたね。日本人の監督だからかしら。


海外映画×コメディ・痛快

ザ・ロストシティ

2022年公開のアメリカ映画。サンドラ・ブロックにブラット・ピットにダニエル・ラドクリフ。

サンドラ・ブロックが主演とプロデュースを手がけ、チャニング・テイタム、ダニエル・ラドクリフ、ブラッド・ピットら豪華キャストが集結したアクションアドベンチャー。恋愛小説家のロレッタは、新作であるロマンティックな冒険小説の宣伝ツアーに強引に駆り出される。作品の主人公を演じるセクシーなモデル、アランの軽薄な態度にいら立ちを募らせるロレッタの前に、謎の大富豪フェアファックスが出現。フェアファックスはロレッタの小説を読んで彼女が伝説の古代都市の場所を知っていると確信し、彼女を南の島へと連れ去ってしまう。ロレッタを救うべく島へ向かったアランは彼女を発見し、ともに脱出を目指すが、大自然の過酷な環境の中で思わぬトラブルに次々と見舞われる。

映画.comより

 トレジャーハンターもののコメディ。古代遺跡を発掘したいラドクリフがブロックを誘拐して大西洋の島へ連れて行きサバイバルするコメディ。コメディ具合がとても好きでした。サンドラ・ブロックってこういうコミカルな役も上手にこなしますよね。というかふと気になって調べたら彼女は今年還暦。どう見ても60歳には見えない。あんなピカピカなスーツが似合う60歳、いないよ。60歳であんなスタイルを維持できてることが異常だよ。というか私の人生ではあんなスタイルだったことがnever,everです。ブラット・ピットのもったいない使い方といい、気楽に楽しめる良いコメディでした。


グランド・イリュージョン

2013年のアメリカ映画。

ジェシー・アイゼンバーグ、マーク・ラファロ、ウッディ・ハレルソン、メラニー・ロラン、マイケル・ケイン、モーガン・フリーマンら豪華キャスト共演で、大金を盗み出した4人のマジシャンとFBI捜査官らの攻防を描くクライムエンタテインメント。カリスママジシャンのアトラスをリーダーとする4人組スーパーイリュージョニストグループ「フォー・ホースメン」が、ラスベガスでショーをしながら遠く離れたパリの銀行から金を奪うというマジックを披露し、観客を驚かせる。FBI捜査官のディランとインターポールのアルマは、彼らがさらなる強盗を働く前に阻止しようとするが、フォー・ホースメンのイリュージョンを見抜くことができない。捜査陣はマジックの種を暴くことで有名なサディウスという人物に協力を依頼するが……。監督は「トランスポーター」「タイタンの戦い」のルイ・レテリエ。DVD&ブルーレイ化に際しては、シーンの追加や変更が施されたエクステンデッド・エディション(本編125分)も発表された。

映画.comより

豪華。とにかく豪華で華やかで鮮やかで気持ちよく観れるアクション映画。イリュージョンは気持ちよく騙されてなんぼですよね。タネあかしもちゃんとあり、なるほどそれなら確かに成り立つよね、と納得できる(けど、資金的に実現不可能)。マジシャン系の映画は元々好きですが、派手で良かったです。見ていて気持ちが良い。ちなみに続編もありますがこちらは有料なのでまた今度。


海外映画×ドキドキミステリー

死体が消えた夜

2018年の韓国映画。韓国、お久しぶりです。

夫が殺したはずの妻の死体が忽然と消えた謎をめぐって繰り広げられる恐怖の一夜を描いたミステリー。事件を捜査する刑事を「殺人の追憶」のキム・サンギョンが演じるほか、妻を殺した大学教授を「背徳の王宮」のキム・ガンウ、大学教授の妻を「優しい嘘」のキム・ヒエが演じる。大学教授のジンハンは、財閥の2世で大手製薬会社の会長を務める年上の妻から所有物のように扱われることに不満を抱き、教え子の女子学生と不倫に走っていた。しかし、その女子大生が妊娠したことで妻と別れなければならなくなった。そのためには妻を殺すしかないと考えたジンハンは、証拠の残らない新薬を使い、妻を病死と見せかけて殺害することに成功する。幸福な未来を手にしたはずのジンハンだったが、そんな彼のもとに、妻の遺体が遺体安置所から忽然と姿を姿を消したという知らせが入り、ベテラン刑事のジュンシクから執拗な尋問を受けることになる。

映画.comより

↑には載ってなかったけど、2012年のスペイン映画「ロスト・ボディ」のリメイクらしい。ホラーなのかミステリなのかなかなかわからないドキドキ感と最後のどんでん返し。ひさしぶりに面白いのキタ! とテンション上がる。まあこの日は疲れてて時々ウトウトしてしまったのがアレですが、全てのピースが最後にカチッとハマる感じはとても気持ちいいですね。よいミステリーでした。スペイン映画の方は今は有料のためまた今度見ることに。


海外ドラマ×圧巻のミステリー

カササギ殺人事件

2022年のイギリスのドラマ。

作家アラン・コンウェイは人気推理小説「名探偵アティカス・ピュント」シリーズの新作「カササギ殺人事件」を書き上げたばかり。担当編集者スーザンは社長のチャールズから預かった「カササギ殺人事件」の初稿を読み進めていた。読み進めるうちに最終章がないことに気付く。

小説の最終章を追い求めるスーザンと小説の中で事件の真相に迫るアティカス、現実と小説の中の事件が交互に進行していきやがて交差していく…。ミステリー好き、アガサ・クリスティーファンなら散りばめられたオマージュや仕掛けが楽しめる、ミステリーのプロが、ミステリーファンのために手掛けた珠玉の英国ミステリー!

ミステリーチャンネルより

Huluで見る。1時間×6話。このミス海外部門、本屋大賞翻訳部門と日本でも注目度の高い小説のドラマ化。6時間かけてくれてよかった。
現実の事件と小説の中の事件。2つの舞台と話が複雑に絡み合い、同時に解決していく。このミステリーの面白さと複雑さは圧巻。7回生まれ変わっても書けないだろうなぁと思う。
とにかく良いプロットを作れることがミステリーを作る第一歩だなと実感する作品。


日本ドラマ×猟奇ミステリー

水晶の波動

2016年に放送された全5話のドラマ。以前はアマプラでも観れたのでタイミングが合えばまた観れるかも。今回はHuluです。

警視庁捜査一課十一係の刑事、如月塔子(木村文乃)は、日本中を震撼させた連続殺人犯“トレミー”の事件を解決に導いたが、1年たってもその時に受けた“トラウマ”に苦しんでいた―。

Filmarksより

蝶の力学→石の繭を何年か前に見ていて、他のシリーズもあることを知り見ました。猟奇殺人ものではピカイチなシリーズだと思う。警察も優秀だし、筋読みも深い。それ以上の犯人の動きも良くて次の展開が読めない。
今回は殺人現場を赤いペンキで染めるという派手な演出。ひとつひとつの行動に全部理由がついてるのがすごい。木村文乃が可愛いのだけどそれをウリにしないのが良いですよね。
本作は麻見和史「 警視庁殺人分析班シリーズ」の1作。4作くらい映像化されていますが、本も、それを忠実に再現したドラマも面白い。全部映像化して欲しいくらい。


日本アニメ映画

金の国 水の国

2023年公開の日本映画。アマゾンプライムで視聴。

2017年「このマンガがすごい!」で第1位を獲得した岩本ナオの同名コミックをアニメーション映画化。
商業国家で水以外は何でも手に入る金の国と、豊かな水と緑に恵まれているが貧しい水の国は、隣国同士だが長年にわたりいがみ合ってきた。金の国のおっとり王女サーラと、水の国で暮らすお調子者の建築士ナランバヤルは、両国の思惑に巻き込まれて結婚し、偽りの夫婦を演じることに。自分でも気づかぬうちに恋に落ちた2人は、互いへの思いを胸に秘めながらも真実を言い出せない。そんな彼らの優しい嘘は、やがて両国の未来を変えていく。

公式HPからはコピれなかったので映画.comより

ヒロインの顔が可愛らしすぎたので対象年齢がかなり低めかと思いきや、そうでもないです。かなり作り込まれたしっかりした設定で面白く観ました。モブキャラがしっかり立ってる。登場人物も多くてたった2時間の映画でこれだけだすと混乱しそうなのですが、しっかり描き分けられていてすんなり入ってくる。童話のような雰囲気と王道のハッピーエンドで、とても良いです。対象年齢はかなり広め。
制作は『サマーウォーズ』のマッドハウスですか。なんかわかる。


ルックバック

2024年公開の日本のアニメ。

学年新聞で4コマ漫画を連載している小学4年生の藤野。クラスメートから絶賛され、自分の画力に絶対の自信を持つ藤野だったが、ある日の学年新聞に初めて掲載された不登校の同級生・京本の4コマ漫画を目にし、その画力の高さに驚愕する。以来、脇目も振らず、ひたすら漫画を描き続けた藤野だったが、一向に縮まらない京本との画力差に打ちひしがれ、漫画を描くことを諦めてしまう。
しかし、小学校卒業の日、教師に頼まれて京本に卒業証書を届けに行った藤野は、そこで初めて対面した京本から「ずっとファンだった」と告げられる。
漫画を描くことを諦めるきっかけとなった京本と、今度は一緒に漫画を描き始めた藤野。二人の少女をつないだのは、漫画へのひたむきな思いだった。しかしある日、すべてを打ち砕く事件が起きる…。

公式HPより

良いと評判なので。本編が58分と短いながらに何だか真に迫る話。直接人の心臓を狙って一突きするような表現に、ドキッとする。若い時から実力を認められて成功することはなかなか無いだろうし、作者自身の体験なのかしらとか思う。連載の雰囲気もご本人のにイメージ近いし。
ストーリーがメビウスの輪のように進み、この作り方が良かった。実力者だなぁ。でもストーリーだけじゃなくて、絵も動きも良いし、声優さんの演技も良い。トータルで良作だと思う。


日本アニメドラマ(短め)

刻刻

2018年公開のアニメ12話。

佑河家に代々伝わる止界術
止界術を使うと、森羅万象が止まった“止界”に入る事が出来る。
ある日、主人公樹里の甥と兄が、誘拐犯にさらわれてしまう。
救出の為にやむを得ず“止界術”を使うが、
そこにいるはずのない自分以外の“動く”人間たちに急襲される。
彼らは、止界術を崇める「真純実愛会」。
止界術を使用する際に必要な“石”をめぐり、
止界の謎、佑河家の謎が徐々に解明されてゆく…

公式HPより

 めっちゃ良かった。一家を中心にしたファンタジーだけど、こういうのって呪術廻戦的なディストピアになって世界滅亡しそうなんですが、非常に綺麗に収まる。最悪なキャラとかが無い世界観が良かった。一家のキャラクターの作り方もそれぞれ素敵。ラストの収め方も想像できないハッピーエンドで良かった。すげぇなぁこういう話が組み立てられるのは羨ましい。個人的には家長ヅラする親父さんが好きです。


日本アニメドラマ(長め)

MONSTER

2004年放送の日本アニメ74話。原作は1994年から連載された浦沢直樹の同名の漫画です。Huluありがとう。

1986年、天才的な技術を持つ日本人脳外科医・Dr.テンマは、西ドイツ(当時)・デュッセルドルフのアイスラー記念病院に勤め、ハイネマン院長の娘エヴァと婚約し、ゆくゆくは外科部長から院長という出世コースを掴みかけていた。医師として漠然としたジレンマを感じつつも、深く考えることなく手術を重ね、研究に打ち込んでいた。
そんなある日、頭部を銃で撃たれた重傷の少年ヨハンが搬送されてくる。Dr.テンマは、院長の命令を無視してオペを執刀し、ヨハンの命を救う。しかしそれが院長の不興を買うなどの結果となり、院内の政治力学によって、テンマの順風な状況は一変し出世コースから転落する。そんな中、院長、外科部長らの殺害事件が発生。同時に、入院中だったヨハンと彼の双子の妹が失踪する。
1995年、外科部長となり職務に励んでいたテンマの前に、美しい青年に成長したヨハンが現れる。テンマの患者ユンケルスを目の前で何の躊躇もなく射殺し、過去の殺人を告白するヨハン。殺人鬼を蘇らせてしまったと自らの責任を感じたテンマは、怪物ヨハンを射殺するために、ヨハンの双子の妹アンナに再会することを企てる。殺人犯の濡れ衣を着せられ、キレ者のルンゲ警部に目をつけられたテンマは、ドイツ国内を逃亡しながらヨハンを追跡する。

wikipediaからです

昔、中学生くらいのときに漫画を読みましたが、あまりにも怖すぎて途中でドロップアウトしたやつです。アニメがあったので74話一気に見ました。いやー今でも怖い。人間の「悪」を目の当たりにする。
大量の登場人物と名前、死んでいく人となお生きる人の人間関係の複雑さ、ドイツやチェコというあまり私には馴染みのない土地柄、という様々な難しさがありますが、それでも私の人生で指折りの影響を受けた作品のひとつ。
以前ドロップアウトしたもののずっと無意識下にはあったようで、その10年後くらいに書いた創作話が、この作品の絵本の内容に大きく依存していることに気づき背筋が凍るような思いをしました。別の意味でも怖い。
ちなみに制作会社はマッドハウス。直近では葬送のフリーレンを作ったとこですね。


進撃の巨人

2013年から2023年にわたって作られたアニメ計94話。

圧倒的な力を持つ巨人とそれに抗う人間たちとの戦いを描いたダーク・ファンタジー漫画。『別冊少年マガジン』(講談社)で2009年9月9日発売の10月号(創刊号)から連載を開始し、2021年4月9日発売の5月号をもって完結した。連載期間中は、『週刊少年マガジン』(講談社)にも出張読み切りとして特別編が2度掲載された。2011年のスピンオフの小説化以降、様々なメディアミックス展開がされており、特に2013年から始まったアニメはシリーズ4作品まで続く程の反響を呼んだ。
ジャンルとしてはダーク・ファンタジーだが、魔法や超能力などの要素は控えめである。組織化された軍と戦術、現実の科学技術をモチーフとした装備などの軍事設定が盛り込まれ、架空戦記のような硬派な展開が主になっている。また、巨人や世界の設定には謎が多く、ストーリーが進むにつれて解き明かされていく。

Wikipediaより

いやぁもう、歴史ですよ。長い長い話。アニメ放映時にリアルタイムで追いかけていたものの後半戦で理解ができなくなったので、改めて見直しました。それもそのはず、後半戦は時間も頻繁に前後するし、なんならパラレルみたいなことも起こるし、毎週1話ずつ観ててもわかんなくなる。
ストーリーも面白く巨人の設定も崩れず、完成された世界。序盤の時点で既に描かれていた部分とかも発見できて、作者の頭の中ってどうなってんだろうと思う。この話をちゃんと完結までアニメ化してくれて本当に嬉しい。
あらためてウィキを見ると、漫画としては3年間の連載だったんですね。作者の地元にはキャラクターの銅像が立ち、ミュージアムも出来たそうで。2023年11月時点で全世界でのシリーズ累計発行部数が1億4000万部、全世界18言語・180ヵ国以上で出版されているそうです。すげぇ。
ストーリーの独創性に魅了された人は多いのではと思います。少なくとも私は主人公がラスボスになる話を他に思い出せません。


ハンター×ハンター

アマプラで148話まで解禁されてました。

1998年より週刊少年ジャンプ(集英社)にて連載が開始された原作『HUNTER×HUNTER』は、冨樫義博氏が描く少年たちの壮大な冒険ストーリー です。過酷なハンター試験に挑む少年ゴンと、同じくハンター試験合格を目指す仲間たちの熱い想いや行動が、多くの少年・少女たちの共感を呼び、コミックス は累計6,300万部を越える大ヒットを記録! また、2011年7月、8月に連続して28巻・29巻を発売し、大きな話題となりました。

日テレのHPより

ハンターは多分アニメを観るのは初めてじゃないかと。兄の持ってた漫画(単行本…?週刊ジャンプだったかも)を読んだのと、時々漫画アプリで解禁される部分をちょこちょこ読みです。冨樫作品で唯一手元に置いてるのはレベルEですが、あのレベルEの人が出てくるネタもちゃんとアニメ化されていて、かなり原作に忠実に作られているかと思う。あ、あと「俺じゃなきゃ見逃しちゃうね」のシーンを見て、ニヤつく。
主人公の声がなんか好きになれないけど、アクションも良いしそれ以外は満足。何より漫画で見ると、漫画とは思えない文字量と設定の緻密さに、なぜか京極堂の長々とした説明を思い出すのですが、あれが耳で聴く分やわらぐ。動画解説ありがとうと思えてくる。
富樫作品はほんとクオリティ高い。お願いだから書ききってから死んでくれ。
 前回7月に75話までが見れるようになっていましたが、その続きが解禁されました。キメラアント編~会長選挙・アルカ編です。アニメ化されてるのはここまでの様子。
 漫画で読んだのもここまでなので私の中でアニメが追いつきました。先の話を知らないけど、今後を含めても最高傑作と思われるキメラアント編。とくに後半は、休みの日前日の夜〜寝落ち、目が覚めた瞬間から7時間ぶっ続けで見るといった愚行を行い、休みの日にするはずだったことが八割方できなくなる。やはり面白いし目が離せなくなるけど、漫画版とはやはり違うところもある。
 メルエムとコムギの宇宙で軍議をするシーンは、ベルバラで言うオスカルとアンドレの薔薇の中での逢瀬なのだけど、アニメはそこを省かれました。対象年齢の問題ですかね。まあそこはともかく、やはり傑作だと感じる。登場人物の絡め方と各々の変化がうまく絡み合う。線が多く複雑ながらそれをもつれているように感じさせずスマートにラストへ持って行く。ストーリーの種を撒きつつ、次への期待を高める。戦闘ものの課題である最強の描き方もやはり良い。ちょっと冗長に感じるところもありますが、ファンはここも含めて楽しめる。
 あ、あと前半では気になっていたゴンの声優さん。後半ではキャラと馴染んで違和感が無くなってました。




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ひよこ初心者
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