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【感想ではなく記録のための雑文】5月に観た映画他13作品(2024/5/1~2024/5/31)

昨年からはじめた視聴した映画の記録です。今月アップするの忘れかけてました。
本を読むのは実はあまり得意ではないので、映画を観ようという流れです。
アマゾンプライムは月額600円。最低6本は映画を観たいと思っています。
例によってアウトプットする準備は一切なく書いています。観てない人から見れば(観た人もかも)意味不明かもしれません。
どうぞすっ飛ばしてください。


アンデッドガール・マーダーファルス

2023年公開のアニメ13話。

怪物専門探偵<鳥籠使い>が、
体を取り戻すためヨーロッパを巡る笑劇<ファルス>

第22回鮎川哲也賞を受賞した青崎有吾による「アンデッドガール・マーダーファルス」(講談社タイガ刊)がTVアニメーション化。吸血鬼、人狼、怪盗ルパン、シャーロック・ホームズ、切り裂きジャックなど二次元キャラクター達が、異能力バトルを繰り広げながら、主人公の奪われた体を取り戻すためにヨーロッパを巡る、謎に満ちたロードムービー。

公式HPより

 首だけの不死の女性とそれを鳥籠に入れて運ぶ男女2人。絵面も強いしキャラクターもクセつよですが、話はゴリゴリの王道ミステリー。まあ出てくる方々が人間では無いのでそういう意味では謎解きも一風変わった様子になる。ミステリーに飢えている人にはお腹を満たせそうな作品……って原作青崎有吾かよ、面白いはずだわ。


刻刻

2018年公開のアニメ12話。

佑河家に代々伝わる止界術
止界術を使うと、森羅万象が止まった“止界”に入る事が出来る。
ある日、主人公樹里の甥と兄が、誘拐犯にさらわれてしまう。
救出の為にやむを得ず“止界術”を使うが、
そこにいるはずのない自分以外の“動く”人間たちに急襲される。
彼らは、止界術を崇める「真純実愛会」。
止界術を使用する際に必要な“石”をめぐり、
止界の謎、佑河家の謎が徐々に解明されてゆく…

公式HPより

 めっちゃ良かった。一家を中心にしたファンタジーだけど、こういうのって呪術廻戦的なディストピアになって世界滅亡しそうなんですが、非常に綺麗に収まる。最悪なキャラとかが無い世界観が良かった。一家のキャラクターの作り方もそれぞれ素敵。ラストの収め方も想像できないハッピーエンドで良かった。すげぇなぁこういう話が組み立てられるのは羨ましい。個人的には家長ヅラする親父さんが好きです。


鋼の錬金術師 シャンバラを征く者

2005年の日本映画。アニメ放映の翌年の映画化ですね。

2003年~04年に放送された荒川弘の人気コミックが原作のアニメーション「鋼の錬金術師」の劇場版。ふたつの世界に引き離されてしまったエルリック兄弟は、それぞれ再会を願って元に戻る手段を探し求めていた。1923年ドイツ・ミュンヘンに飛ばされてしまった兄エドワードは、弟と似た面影をもつ若者アルフォンス・ハイデリヒの力を借り、科学技術の粋を集めたロケット工学の力で故郷への帰還を目指していが、そんな時、理想郷「シャンバラ」を追い求め暗躍する者たちが現れ……。監督はTVシリーズに続き水島精二。ゲスト声優で俳優の小栗旬が参加。

映画.comより

 なんとなくの設定は把握していたので、特に考えずにみてみた映画版。いやぁ、やっぱり見たことないアニメの映画版は予備知識無しでみるものではない。わからん。2割くらいしかわからん。最後で見てみたけどわからん。多分これは私が悪い。パラレル要素が入るからますます複雑なのよね。ごめんなさい、ファンの方。荒川先生。


湯道

2023年の日本映画。生田斗真、濱田岳、橋本環奈。その他のサブキャラも豪華です。

「おくりびと」などの脚本家で放送作家の小山薫堂が、自身の提唱する「湯道(ゆどう)」をもとにオリジナル脚本を手がけ、お風呂を通じて交差する人間模様を描いた群像ドラマ。
亡き父が遺した銭湯「まるきん温泉」に戻ってきた建築家の三浦史朗は、店を切り盛りする弟・悟朗に、銭湯をたたんでマンションに建て替えることを伝える。一方、郵便局員の横山は「入浴、お風呂について深く顧みる」という「湯道」に魅せられ、湯道会館で家元から湯を学んでいる。定年後は退職金で自宅に檜風呂を導入したいと考えているが、家族には言い出せずにいた。そんなある日、まるきん温泉のボイラー室でボヤ騒ぎが発生し、悟朗が入院。店の看板娘・いづみの助言もあり、史朗が弟に代わって数日間だけ店主を務めることになる。
生田斗真が主演を務め、弟・悟朗を濱田岳、銭湯で働くいづみを橋本環奈が演じる。監督は「マスカレード」シリーズの鈴木雅之。

映画.comより

 非常に気になっていた映画。人間ドラマの作り方とコミカルな演出が良い。コメディ要素の混ぜ込み方がちょうど良いのですよ。これくらいの塩梅がスキ。あと大きい風呂に入りたくなる。お湯が柔らかそうでいいなぁ。五右衛門風呂もすごいし。無性にどこか温泉地でゆっくり湯船につかりたくなる。
 そういえば、数十年前なら間違った日本文化としてハラハラするような湯道の教えでしたが、最近はこういうのを素直に笑って受け取れるようになりましたね。日本人の監督だからかしら。


変な家

2024年公開の日本映画。映画館にて鑑賞。

違和感だらけの“変”な間取りの裏に隠された驚きの真実に迫る展開で話題を集めたYouTube動画をもとに、動画制作者・雨穴が自ら物語の続きを加筆して書籍化したベストセラー小説「変な家」を映画化。
オカルト専門の動画クリエイター・雨宮はマネージャーから、購入予定の一軒家の間取りについて不可解な点があると相談される。そこで雨宮は、自身のオカルトネタの提供者であるミステリー愛好家の設計士・栗原に意見を聞いてみることに。間取り図から次々と浮かび上がる奇妙な違和感に、栗原はある恐ろしい仮説を導き出す。そんな中、その家のすぐ近くで死体遺棄事件が発生。事件と家との関連を疑う雨宮が一連の疑惑を動画にして投稿すると、その家に心当たりがあるという人物・宮江柚希から連絡が来る。

映画.comより

 本屋さんで平置きされていたので最初に出てくる家の間取りは良く見ていました。他2つ(+1つ)の家の間取りが出てくる。話としては刺激的な要素が多くホラー映画をスクリーンで見るのもひさしぶりだからドキドキできましたが、色々ツメが甘いのが気になる。家の外観と間取りがあっていないとか法的な問題とか。売り家になっているならまず不動産屋が出てくるのではという疑問もあるし、呪いについても設定が途中でズレたりしていていろんな面で甘い。もしかしたら本はそんなこともないのかもしれませんが。あ、佐藤二朗さんは好きです。エンタメとしては面白いです。
 その後、本を読んでみました。話が4割くらい違いました。と同時に、映像化する際に絵的に面白い演出にするためだろうと思う変更もあり納得。そして呪いについての設定のズレは本では起こらなくて、一長一短でした。家の間取りのおかしさ(建築上の)はほとんど解決しなかったけど、読んで良かった。作者がどう思っているのかは、若干気になります。まあ本人が書き足してるんだったら納得済みですかね。


ザ・ロストシティ

2022年公開のアメリカ映画。サンドラ・ブロックにブラット・ピットにダニエル・ラドクリフ。

サンドラ・ブロックが主演とプロデュースを手がけ、チャニング・テイタム、ダニエル・ラドクリフ、ブラッド・ピットら豪華キャストが集結したアクションアドベンチャー。恋愛小説家のロレッタは、新作であるロマンティックな冒険小説の宣伝ツアーに強引に駆り出される。作品の主人公を演じるセクシーなモデル、アランの軽薄な態度にいら立ちを募らせるロレッタの前に、謎の大富豪フェアファックスが出現。フェアファックスはロレッタの小説を読んで彼女が伝説の古代都市の場所を知っていると確信し、彼女を南の島へと連れ去ってしまう。ロレッタを救うべく島へ向かったアランは彼女を発見し、ともに脱出を目指すが、大自然の過酷な環境の中で思わぬトラブルに次々と見舞われる。

映画.comより

 トレジャーハンターもののコメディ。古代遺跡を発掘したいラドクリフがブロックを誘拐して大西洋の島へ連れて行きサバイバルするコメディ。コメディ具合がとても好きでした。サンドラ・ブロックってこういうコミカルな役も上手にこなしますよね。というかふと気になって調べたら彼女は今年還暦。どう見ても60歳には見えない。あんなピカピカなスーツが似合う60歳、いないよ。60歳であんなスタイルを維持できてることが異常だよ。というか私の人生ではあんなスタイルだったことがnever,everです。ブラット・ピットのもったいない使い方といい、気楽に楽しめる良いコメディでした。


お前の罪を自白しろ

2023年の日本映画。主役が中島健人。政治家っぽいのもいけるのか。

政治家一族の宇田家の次男・宇田晄司(中島健人)は建築会社を設立するも倒産し、やむなく政治スキャンダルの渦中にいる国会議員の父・宇田清治郎(堤 真一)の秘書を務め、煮え切らない日々を送っていた。そんなある日、一家の長女・麻由美(池田エライザ)の幼い娘が誘拐された。犯人からの要求は身代金ではなく、「明日午後5時までに記者会見を開き、おまえの罪を自白しろ」という清治郎への脅迫。それは決して明かすことが許されない国家を揺るがす”罪”だった。権力に固執し口を閉ざす清治郎―。晄司はタイムリミットまでに罪に隠された真相を暴き、家族の命を救うことができるのか !?

公式HPより

 いわゆる政治もの、というやつなのでしょう。子どもが誘拐されたら普通警察主導でもっと動くのではと思うのだけど、官僚内部で話を進める。どうなのでしょう。実際そういうものなの? 政治とは縁がないからわからないものの、なんか現実味が無いように感じてしまう。時々見える違和感が話に集中させてくれなかった。


悪の波動

2019年公開のドラマ。1時間×5本。私が今どっぷりハマっている「殺人分析班」シリーズのスピンオフです。

2014年に川崎市内で起きた連続殺人事件。しかも被害者はすべて女性であり、遺体には首を吊られて甚振られた跡が残されていた。遺体の特徴から世間では「首くくり殺人」と呼ばれ怖れられていた。捜査が難航する中で捜査員である井口は野木直哉の犯行ではないかという疑いを抱く。野木という名は世間から隔離された生活を送るために八木沼雅人が使っていた偽名であった。野木は隣に住む中学時代の同級生である浅田吉佳とともに捜査の網をかいくぐろうと目論む。

Wikipediaより

 本編の鷹野主任とエース如月が出てこないのでHulu祭りでは後回しにされていたけど、アマプラでもあったので観てみました。これはひとつめ「石の繭」の次に観ていただきたい内容。石の繭で殺人犯となったトレミーが犯罪を犯す前、その最後の一押しとなったお話ですね。そう考えるととても残念だし興味深い。なんだか切ない。


埋もれる殺意26年

2017年のイギリスのドラマ6話。

緻密なストーリーで話題となったイギリスのクライムサスペンスの第2弾。川で発見されたのは26年前に失踪した男性の遺体。未解決事件の真相を警部キャシーが追う。
前シーズンに続いて女性警部キャシーと警部補サニーのコンビを中心とした捜査チームが事件の真相に迫る。
川底から遺体の入ったスーツケースが見つかり、キャシーらが捜査に乗り出す。遺留品から遺体は26年前に失踪した男性のものだと分かり、さらに調べを進めると、ある4人の容疑者が浮上するが……。

WOWOWのを一部抜粋

 今回もなかなか辛い話。前回間違ってシリーズ3つ目をみてしまいましたが、これは2つ目らしい。
 他の人の感想にもあったけど、『同じ経験をしていない人間に私がした事を咎める権利は一切ない』という言葉がすごく沁みる。沁みるのは今までの話の描き方があってこそ。
 トリック自体はよく聞くやつだけどうまく練られてました。そして前回もでしたが人間の心理というか感情表現がよく作られてる。ただの推理もの、ただの刑事ものじゃないのが面白い。日本でいえば東野圭吾みたいな感じ。
 あと、全然メインストーリーじゃないけど主人公のお父さん。前回観た3つ目の話ではある女性といい感じになってましたが、今回の2つ目では別れた妻との話が出てきていて、そっちはそっちで面白い。


最果てのパラディン

2021年公開のアニメ。第二期までで24話。

引きこもりとして無為な人生を過ごし、後悔して亡くなった主人公は記憶を保持したまま異世界に転生する。ウィリアム(通称:ウィル)と名付けられた赤ん坊は、数百年前に人の絶えた廃墟の街で、生前は英雄として知られた3人の不死者ブラッドマリーガスに育てられる。今度こそ悔いのない人生を送ることを決意したウィルは、スケルトンの剣士ブラッドからは武術を、ミイラの神官マリーからは一般常識と信仰を、ゴーストの魔法使いガスからは学問と魔法を学び成長していく。

Wikipediaより

 異世界転生もの、なのですがその要素がほぼゼロ。生まれてから青年になるまでのブースト用でしょうか。なぜその設定にした? と思うレベル。たまに出てくる単語とか過去の引きこもりとか現代っぽさはさしはさむものの、なくてもなんとかなりそう。最近では珍しく、主人公がいい子ちゃんすぎてなんか意外です。


パンドラIV AI戦争

2018年の日本ドラマ。全6話。

IT企業が経営するメディノックス医療センターでは医学者・鈴木哲郎(向井理)が開発したAIによる診断を行なっていた。
IT企業が経営するメディノックス医療センターでは医学者・鈴木哲郎(向井理)が開発したAIによる診断を行なっていた。人間よりも短時間で正確なAI診断は評判に。導入したIT企業代表・蒲生俊平(渡部篤郎)は医療のAI化を主張。一方、医師会会長・有薗直子(黒木瞳)は難色を示す。そのころ、外科医・上野智津夫(原田泰造)がAI診断に基づき手術した患者が死亡。記者の太刀川春夫(山本耕史)はこの情報をつかみ……。

WOWOWより

 向井理主演という理由だけで観ました。
 Ⅳとあるのに後から気づいた。前に3作あるんじゃん。みんな知ってるものとして進むから最初は置いてけぼりをくらいました。最終話でも、「え、ここでぶっ込む?」という感じエピソードがあったけど、ふわっと解決された気がする。細かいところのリアリティを私が求めすぎているのかもしれないけど、話としてはまあまあ。6年前公開らしいので、その時に観ていたらもっと楽しめたと思う。最近はAIのリアルな進化が凄すぎて、なんだか目新しさを感じなくなってしまってる。


ドラマスペシャル クロハ

2015年公開の2時間ドラマ。

クロハ-本名:黒葉佑。神奈川県警本部・機動捜査隊勤務。射撃の名手。機動捜査隊とは、事件発生時、現場へ急行し事件の初動捜査を行う。港湾地区。無機的なレンタル・コンテナから、14人の男女の凍死体が発見される。第一発見者となった機捜所属の女性刑事クロハ(杏)は、集団自殺の捜査本部に派遣される。捜査を進めていくうちに、1通の遺書が見つかる。主任の加我晃太(池内博之)は、この事件を単純な集団自殺と考えるが、クロハは集団自殺を幇助した首謀者を探し出すべきだと主張し、加我と対立する。その夜、クロハは精神科医である姉の諒(小西真奈美)に、不自然な凍死自殺について意見を求める。諒の“他にも人数分の遺書があるはず”というアドバイスをきっかけに、クロハは単独捜査に乗り出す。

アマゾンプライムより

 機捜の話、ですが機捜感は無いような。まあ私の機捜の知識は「MIU404」なのでそちらが事実に反していたらそもそも異なるのですが。
 刑事ものですがストーリー重視系です。警察としてその動きどうなん、というツッコミは若干あるものの、お話のラインとしては面白い。でも本筋が良いしもっと面白くドラマチックにもできたんじゃないかなぁと思ったり。欲張りか。


青の祓魔師

2011年から公開されたアニメ。現在第3弾まで公開されて49話。今年第4弾が秋から公開予定だとか。

主人公・奥村燐とその双子の弟・雪男は、養父・藤本獅郎に育てられ、修道院で暮らしていた。中学卒業から間もないある日、燐は「悪魔」の存在を知る。燐は悪魔の王「魔神(サタン)」が人間に産ませた息子であり、その力を継いでいた。祓魔師(エクソシスト)の獅郎は、この世界には人間の住む「物質界(アッシャー)」と悪魔の棲む「虚無界(ゲヘナ)」があること、悪魔は「物質界」の物質に憑依して人間に干渉してくることを告げる。
サタンは、獅郎に憑依することで燐の前に現れ、彼を「虚無界」へ連れ去ろうとする。燐は、獅郎から渡された、自らの悪魔の力を封印していた降魔剣「倶利伽羅」を抜く。そして、サタンの力である青い炎を解き放ち、かろうじて撃退に成功する。だが、サタンに体を乗っ取られた獅郎は、サタンから燐を守るために戦い、命を落とす。
獅郎の葬儀で、獅郎の友人にして「正十字騎士團」の祓魔師メフィスト・フェレスが、燐を殺しに現れる。そこで燐は、獅郎の仇であるサタンを倒すべく、祓魔師になることを宣言する。メフィストは燐を受け入れ、名門私立「正十字学園」に入学させた。燐は学園内に設けられた祓魔師養成機関「祓魔塾」へ入り、既に祓魔師として活動していた雪男の指導のもと、同じく祓魔師を志す仲間たちと共に学んでいく。

Wikipediaの原作漫画の方のあらすじを拝借しました

 ザ・ジャンプ笑 世界設定も魅力的だしキャラも良いし、そりゃ人気出るよな、と思いながら観てました。ガチツッコミしたら色々ボロはあるのだけど、少年向けのコメディタッチのダークファンタジーなんだからそのあたりは無視するのが大人のふるまいでしょう。悪役か味方側かがぱっと見の見た目で分かるし、勧善懲悪だし、気楽に観れる。世界設定の作り方レベルは呪術廻戦を彷彿とさせるのですが、対象年齢は少し低めかも。古き良きジャンプです。

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ひよこ初心者
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