東京エクストリームウォーク100を第4CPでリタイアした話
何がリタイアの原因になったのか。
ひとつひとつ問題点を振り返っていこうと思います。
■準備不足
・トレーニング
当日の2ヶ月前に全身麻酔を伴う手術をして1ヶ月練習ができなかった。歩行することもできず1ヶ月は自宅安静の日々。歩く練習から始めて本格的に歩けるようになったのはエクストリームウォーク100の1ヶ月半前くらいから。しかし、まだ夏だったこともあり昼夜暑い日々が続き思う様にトレーニングがすることができなかった。
・服装
普段は暑いと言うこともあり半袖半ズボンでトレーニングしていた。しかし大会前日に天気予報を見たときに割と寒いかも??と言うこともありサポートタイツとインナーを着て歩くことに挑む。しかしこれが災いを招くことに...。
・シューズ
マラソンやトライアスロンをしていた頃のマラソン専門のシューズで歩いていた。ひとまず家にある物で歩こう!と。
しかし、トレーニング初期からシューズに関しては違和感を感じていてアウトソールがすり減って使い物にならなくなった段階で新しいシューズを新調する。この新調したタイミングが当日の1週間前だった。試しに山手線一周をしたときは踵に豆ができたので足に合っていなかった事に早めに気づくべきだった。
・体調管理
大会の二日前に体調を崩し、まともに食べられない時を過ごす。頭痛、腹痛が一日中続き、前日まで続いた。余りにも良くならないので前日にロキソニンSを服用して強制的に痛みを止める。
■そして大会当日
・第1チェックポイント(21km地点)まで
日中の温度は、30度近くになり目的地に行くまでに大量の汗をかき熱中症になりかける。インナーとサポートパンツを履いていたこともはり想像以上に暑い格好で挑んでしまった。コンビニとかあったので早い段階でそれらを脱ぐべきだったと思う。
コンビニで休む人も多々見られたが、殆どの人が暑い日差しを浴びながら外で休む事を余儀なくされる。第1チェックポイントに着いた頃には右足の踵には大きな豆が出来上がっていて既に歩くのが辛い状態になっていた。この時点で「ちょっとヤバいかも」と思い始める。
・第2チェックポイント(33km地点)まで
痛い足を庇いながら歩き始める。
目的地までは海岸を眺めながら歩いていたのでモチベに繋がっていた。この辺りから肩周りが辛くなってきてペースも落ち始める。
目的地に着いてからはDJブースやDOLEのリンゴジュースを飲んだりして30分ぐらい休んだ事により体が少し回復した「気」がした。
・第3チェックポイント(54km地点)まで
目的地までは21km歩く事になる。
初めのうちは湘南辺りを歩いていた時は足の痛みはなく順調に歩みを進める事ができた。
しかし、右足の豆を庇いながら歩いた事により左足の踵にも大きな豆ができてしまった。
この時点で一歩一歩前に進むだけで激痛を伴う事になる。
アミノバイタルを飲んだり道中のコンビニで休んだりもしたがあまり回復せずやや足を引きずりながら目的地に到着する。
チェックポイントでは多めに40分近く休み。手持ちの湿布を貼ったりして体を休める。
・第4チェックポイント(66km地点)まで
前のチェックポイントで休みすぎて体の筋肉が硬くなって思う様に歩けない。足も完全に引きずるようになり一歩一歩前に足を出すことが精一杯になる。この辺りから一緒に歩いていた奥さんに「リタイア」宣言をし始める。信号待ちしても立っているのが精一杯で座り込むと立ち上がるのに体力を使ってしまうことに。目的地まであと1kmというところでうずくまってしまい歩けなくなってしまう。周りの参加者達に応援を貰い最後の力を振り絞って第4チェックポイントに到着。ここで冷たい風が吹き始めて一気に気温が下がり始めたので、奥さんに謝りながらリタイアの申告をする。奥さんはまだ体力に余裕があり足の痛みもなかった方なので1人で歩くかどうか考えたけど1人で歩いてもつまらないと言うことで一緒にリタイアすることに。
■今回持っていた物
バックパック
SAROMON CROSS4
https://salomon.jp/products/cross-4-lc21849?variant=47968265371957タオル
東京エクストリームウォークから頂いたタオル五本指ソックス
アミノバイタル
赤2つ、青2つスポーツ羊羹
あずき1つ、カカオ1つモバイルバッテリー
スマートウォッチ
Garmin
https://www.garmin.co.jp/products/wearables/forerunner-955-black/雨合羽
ウィンドブレーカー
シューズ
SUPERNOVA PRIMA RUNNING
■反省点
まずバックパックの容量が小さかったので必要最小限の物しか持ち運ぶことができなかった。肩で背負うタイプなので足よりも先に肩が疲れてしまった。最低でも8Lは欲しいと思いました。
五本指ソックスに関しては、練習で履いていた物とは違い前日に新調した物だったので足に馴染んでいない感じがあった。
日中は暑かった!からコンビニに寄ってインナーとサポートタイツを脱げば良かったのにその手間を惜しんでしまい暑い格好で歩いた事により熱中症になりかけてしまった。第1CPに着いた時には頭痛もあり殆ど体力を使い切ってしまっていた。第3CP(54km地点)に向かう途中も断続的に雨が降っていたのにかかわらず持っている雨合羽を使わずに歩いたので身体が冷え切ってしまった。暑ければ脱ぎ、雨が降れば雨合羽を着る、寒ければ羽織る、持っていたはずなのに手間を惜しんでそれらを行わなかったことは本当に反省すべきだと思いました。
各CPで休みすぎてしまった。歩いている時は身体が温まっていることもあり身体が硬い感じがなかった。しかしCPで30~40分ほど休んで動き始めるとロボットの如く歩くのが辛い!と同時に感じる関節痛とマメの痛み。更に気温低下による寒気。CPでは15分だけ身体を休めてマッサージをしたりする時間に使えば良かった。雨合羽を広げて横になって寝てしまったのは非常に良くなかった。
信号待ちで座り込んでしまう。
第4CP(66km地点)に向かう道中は疲れていたこともあり信号待ちでは毎回の如く座り込んでしまっていました。座ると立ち上がるのも辛く、信号が青に変わっても進もうともしないので体温は落ちるし刻々と時間が過ぎてしまっていました。身体を冷やさない事が大事なので信号待ちでは座り込まずストレッチをしたりして過ごすべきだったと非常に後悔をしました。練習とは異なるペースで歩いてしまった。
大会の高揚感とかありますよね💦
普段の練習では1kmを11分~12分のペースで歩いていました。
しかし当日は、1kmを9分30秒~10分30秒のペースで歩いてしまったことにより後半の体力が残っていませんでした。結果的に山手線一周(40km)したときにも発生しなかった腰回りの痛みと太もも周りの痛み、足裏の痛みが発生してしまい精神的にも追い詰められてしまいました。
おわりに
一緒に参加していた妻に関しては第4CPの時点では身体の痛みは少々で余裕感がありました。1人で行けば完走できたであろうに私に気を遣って一緒に帰宅してくれました。
元々は1人で参加しようとしていた大会を妻も巻き込んでしまったにも関わらず無鉄砲な行動をした結果大迷惑をかけてしまいました。
反省点の塊なので、今回の反省点を活かしてこれからのトレーニングに励んで行きたいと思います。
また来年のエクストリームウォーク100に参加してリベンジを狙います!
ここまで長々と汚い文章にお付き合いいただきありがとうございました!