BEETSOFT 副社長インタビュー
こんにちは!今日は副社長のインタビューをお届けします。ウェブチームのリーダーでPMや社内のウェブの設定、BrSEなどとにかくなんでもするGia Linhさん。副社長というとすごく接しにくいイメージですが、仕事が終わると全力でみんなと全力で子供みたいにゲームしているスカイプ名がなぜかキングコングな副社長です。
そんなユーモアたっぷりの副社長のインタビューです!
まず恒例の質問から。
質問
・出身地: HAI DUONG, (Ha Noiから東方に60キロ)
・趣味:サッカー見る、友達とサッカーゲームをプレーする、ランニング
・好きな日本語:休日
・休日にすること:家族と旅行する
やっぱりベトナム人にはサッカーは外せませんね。サッカー以外の趣味はどうですか?
ーサッカー以外にも、高校と大学の時はバスケをしていました。ゲームは小学校の頃から好きでPS2からやってきてPS4まで持ってる。PSでは主にサッカーゲームをします。
旅行は国内もいきますが、海外にもたくさん行った方がいいので海外にも行きます。去年はタイに行きました。ただ、最近は子供がいるので暇な時が少なくて子供と公園に散歩に行って遊ぶことが多いです。子供は4歳の娘で娘はブランコが大好きなので、ブランコで遊びます。
ブランコは日本の子供も大好きです!あと、ベトナムにも昔から日本のゲームがあったことにびっくりしました。会社を作った経緯はどんなことがあったのですか?
ー大学卒業後ベトナムの会社で3年を働きました。リン社長とは大学も一緒で同じクラス。最初の会社もリン社長と同じで同じチームでした。最初の会社も日本向けのITの会社でした。リン社長は途中でやめて日本に行きましたが、私はその間もその会社で働き続けました。その後、リン社長から一緒に会社を作りたいといわれたので、ビートソフトを立ち上げました。なのでリン社長とは長すぎる付き合いです(笑)
確かにすごく長いですね!ずっと一緒(笑)
仕事する上で気をつけていることって何かありますか?
ーお客様はほとんど日本人ですので、使いやすさと、品質は一番大切です。
例えば日本の商品はテキストもボタンも色も多い。色をわかりやすくするために日本では大事なところは赤を使ったりする。
また、日本に行った時に感じたことは日本の商品は品質が高いだけでなく、いつも手だけで開けられますよね。たとえばおにぎり。日本の商品は手だけで開けれる。でもベトナムの商品は開けるのにもハサミが必要なものも多いです。日本はそうじゃダメ。そういう使いやすくするための細かな気遣いが日本と仕事するときには必要だと思います。日本のお客さんとは長いこと仕事をしているので日本の習慣は自分はすごく理解しているつもりです。
おにぎりが開けやすいとかは日本人なのでそれが当たり前になってしまっていたので、逆に気づかなかったです。確かにベトナムに来てお菓子の袋が開けにくいのは地味にううってってました(笑)仕事のやりがいや面白いところはどういうところがありますか?
ー日本語と日本文化の壁は一番高いと思います。
メンバーはほとんど若いし、日本語がわからない、日本の仕事の文化がわからないので、品質と締め切り守るためにもいろいろ教えないといけない。
さらに、みんな別の性格をしているので教え方にも工夫しないといけない。
1度教えただけで覚える人もいるけれど覚えれない人もいるので何度も教える。毎日教える。
また文化の違いとして、例えばこれ何時に終わりますか?と聞かれた時、ベトナム人は理由が前で回答が後。例えば今プロジェクトが多くて、ちょっと大変なので、など最後まで理由を言って、うーん今日は終われなそうです。っていうけれども、日本は回答が先で理由が後。今日中は無理そうです。理由は3つあります1つ目は、、、2つ目は、、、、というふうに答える。もしくは今、回答できないです。あとで回答します。というように言います。日本のきちんととベトナムのきちんとは違う。性格も違うので。そういう文化も違うので教えないといけないけれども、難しいことはやりがいでもあります。また、面白いところはベトナムのメンバーはほとんどが若いので、家族の話や周りの話をしてくれるので一緒に仕事していて楽しいです。日本人はあまり会社の人に家族の話はしないですよね?
確かにあまりしないかもしれないです。ましてや副社長には話さないかもですね。仕事の大変なところはどんなところがありますか?またそのストレスってどうやって発散してますか?
ーいろいろプロジェクトを同時に管理してさらにメンバーも管理して、やることが多すぎて時々ストレスがあります。ストレスの発散は高い目的を立てます。そうすれば今の問題は小さく見えてきます(笑)
2つ目はポジティブな動画を見ます。例えば、どうやって成功できるかという動画をユーチューブで見たりしてポジティブになろうとします。
あと最後にランニングは一番大切です。心身の健康のために。体が強くなれば疲れにくくなりますし。成功の秘訣のような動画にも成功する人は朝早く起きてランニングするというような、いい習慣があるとよく言います。ランニングは2年くらい前からはじめました。ハノイは空気が悪いのでジムに行って走っています。
遠くを見ることによって近くの問題で疲弊しないようにするのは目から鱗ですがとてもいいですね。失敗などから学んで気をつけていることってなんかあったりしますか?
ー失敗はたくさんしました。お客様からの最初のイメージ通りに納品しても最後のイメージが違い修正もいっぱいという失敗が一番多いです。だから分けるようにしています。大きいプロジェクトの場合必ず、分けて、小さいパートを開発して確認してもらって問題発生すれば、すぐ解決して、次に進んでを繰り返すことによって、最終イメージがずれすぎないようにしています。
言われた通りの開発方法だけではなくて、失敗しない工夫を自分でされているのがすごいですね。自分の得意なところとか長所ってどんなところだと自覚してますか?
ー管理能力ですね。これは私にとって簡単です。仕事とリソースを見て、依頼を細かく分けて小さいタスクに分けます。そして、人の能力を判断して、どんなタスクがある?どれくらい時間が必要?どれが誰に向いている?としっかり決めれればあとは管理するだけ、毎日それをチェックするのを繰り返すだけです。
ただもっとも必要な能力はリーダーシップです。私もとても難しいのでまだまだ本を読んで勉強しています。どうして私にフォローしてもらうか、フォローしてよくなるかなどが難しい。私も今はまだ全然よくないので。
リンさんにとって簡単でもタスクを見極めたり能力を見極めるのが大変だと思います。今後の仕事の目標やどうなりたいかはありますか?
ー良いリーダーになりたいです。そのために、毎日前向きに勉強する事、健康のためランニングする事を努力しています。
そして、メンバーにとって管理者ではなく友達のようになりたいと思っています。
最終的な目標は幸せです。幸せのためにはお互いに助け合うことです。もし私に問題があればみんなが手伝うし、問題があれば私が手伝うこともある。そうすればみんな幸せになりますよね。ともだちみたいな関係が私の理想のリーダー像です。
では最後に副社長としてどんな会社にしたいですか?
ーこれも目標を分ける必要があります。1年後は実はお金です。5年後はいいアウトソーシングをしたいと思っています。新しい技術とか、開発した商品がいい意味があるものを作っていきたいです。ベトナムの経済はまだまだなので海外からのお金を取得することに意味があります。またITは自然に影響しません。オフィスだけ。パソコンと頭だけでできる仕事だからとてもいいです。
そしてもっと先は第二の家族みたいになりたいですね。お金になったら、グーグルみたいに社内の環境も良くしたいと思っています。
ありがとうございました。副社長として決して気取りすぎずに、休み時間にはみんなと同じようにはしゃいで、でもお仕事の時は部下にリンさんがまだ仕事してるから残業しないといけませんと言わせてしまうくらいメリハリの付いているかたで本当に人に慕われている人柄が出ている方でまさに友達のような上司という理想にしっかりコミットしている方だなあということが伝わるインタビューとなりました。日本とベトナムの違いとして細かいところにも気がつくところもさすがもう何年もプロとして日本と仕事している方だなあと思いました。