「ベトナムの中秋祭り」って何をするの?
皆さんこんにちは、営業部のフォンです。
とうとう10月になりましたね。それから、今日は中秋の名月ですね。
秋の涼しい天候が続いておりますが、皆様がいかがお過ごしでしょうか。
ベトナムでは、秋といえば、「中秋祭り」を思い浮かべます。
中秋祭りはベトナム語で「テット・チュン・トゥー(Tết Trung thu)」と呼ばれ、旧暦8月15日に毎年行われるお月見の風習です。もともとは月を愛でる日とされていましたが、現在では子供たちのための日として祝い方も変わったのです。また、経済が発展した現代のベトナムでは、家族と離れて暮らす人が多くなったため、お正月と同様に、家族全員が集まれる貴重なイベントとしても大事にされています。
今回、ベトナムの「中秋祭り」について紹介していきます。
提灯を持って遊びに行く習慣
中秋祭りになると、大人と子供が灯篭を持ちながら、行列を作って村や街を歩き回る習慣があります。
中秋祭りに欠かせない提灯(出所:Beetsoft)
灯篭は、竹と色紙で作られた紙製の灯篭が一般的でしたが、現代ではセロファンで作られた灯りが綺麗に見える灯篭に変わってきました。星、魚、花などの色々な形をしています。ベトナム人にとって、提灯は「幸福」と「充実感」を表す存在になっています。
月見の習慣
長い米文化の歴史で生まれ育ってきたベトナムにとって、月はとても大切な存在です。旧暦の8月15日は一年で最も景色が美しく、最も天候が涼しく、月が最も輝く日だとか。時間の流れがゆったりとし、農人たちは月見をしたり、家族と過ごしたり、自然の美しさを楽しんだりすることができると言われています。現在では、家族全員が集まって、中秋祭りの宴会を行った後、バルコニーか高い場所に移動して、美しい満月を見て過ごします。
( https://blog.btaskee.com/vi-sao-moi-nguoi-cu-bao-trung-thu-la-tet-doan-vien/ )
宴会を行う習慣
中秋祭りには、各家庭で月餅、お菓子、グレープフルーツ、スイカ、料理など用意します。これらは家族によって、異なります。月にお供えした後は、満月の光の下で用意したものを囲みながら宴会を行います。中秋祭りの宴会は、月を崇拝し、天と地に感謝し、家族が良い生活を送れたり、豊作や大事な人たちとの再会を祈るためのものです。
社内にて中秋祭りの宴会
獅子舞い習慣
中秋祭りには、旧暦の8月14日か8月15日の夜、街の周りが獅子舞でとても賑やかです。一般的に男性2人がそれぞれ獅子頭と胴体に分かれて被り物を被り、獅子の動きを表しながら踊ります。獅子舞は、幽霊や悪いものを祓い、幸運をもたらすと信じられており、中秋節には外せない催しです。
( https://lansuronghanoi.com/cho-thue-mua-lan-trung-thu/ )
月餅を食べる習慣
ベトナムでは中秋節になると、伝統的な食べ物「月餅(バイン・チュン・トゥ:Bánh Trung Thu)」を食べる習慣があります。「月餅」は家族の再会と調和を象徴しています。「月餅」といっても、日本人がイメージするようなお餅のお菓子ではなく、小麦粉で作ったアジアン・ケーキのようなものです。中身は緑豆の餡や塩漬けしたうずらの卵などが一般的です。この卵は輝いている月のように見えます。
月餅はお土産様にもされています。(出所:Beetsoft)
月餅ーBánh trung thu (https://www.dienmayxanh.com/kinh-nghiem-hay/bi-quyet-lam-banh-trung-thu-bat-bai-ai-cung-co-the-1114774 )
皆さん、ベトナムの中秋祭りはどうでしょうか。
日本と結構違いますね。
ご機会がございいましたら、是非お越しくださいね。
追記:フォンさんありがとうございました!(ベトきん登場〜〜!)
ベトナムの中秋節は、昔から国民にこんなにも大切にされてる特別な日だったんですね。日本にいると、十五夜にお団子食べたり、うさぎが月で餅つきするやつだよね?とかたまたまテレビを観ていて、マックのCMで「期間限定!月見○ーガー」が流れてきて、、「あ〜そういえば今日は十五夜だね〜」と思い出すくらいの感覚ではないでしょうか。というか私がそうでした(笑)
国によって、やることが違ったり、意味が色々あったり面白いですね!お読みいただいた方へ新たな発見になれば私も嬉しいです。