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友達なんて全く要らない
⚠️当記事には下記に当てはまる方に大変不愉快な内容となっていますので、絶対読まぬようお願いします。
読んでの苦情や人格否定は一切受け付けません。
・友達や親友を大切に思っている
・子供と赤ん坊が好き
・世界と人類の平和を願っている
この世で最も要らないものは何?と聞かれたら、自分は「友達」と即答する。
自分は友達が一人もいない。
それを他人に知られても、恥だとは全くもって思わない。
こうなるまでの人生を簡単に書いてみる。
幼稚園
基本一人遊びが好きだったが、仲良しの子もいて先生も穏やかで優しい人しかおらず、楽しく通えた。
ある日何を思ったか突然遊具頂上から飛び降り、顔面強打して舌を噛みちぎり掛ける。
慌てた先生に促されて水道で口をゆすいだら、大量の血と丸まったアリの死体が出て来た。
そんな事はあったが、自分の人生の幸せ期間はここで終わった。
小学校
入学直前に突然の引っ越し決定。
都会の鉄筋コンクリート小学校から、ド田舎のボロボロ1学年1クラス木造過疎小学校へ通う事に。
「猫型幼稚園から来た」と謎理由のいじめが初日より始まり、小学1年生にして胃痛持ちの円形脱毛症。
児童が少ないので、運動部全員強制加入。
運動が全くできなかったので、それもいじめを助長した。
歴代担任は運動の得意ないじめっ子を優しくて良い子と褒め、運動のできない自分には一切関心が無かった。
6年間いじめられる。
中学校
クラスメイト全員が同じ中学校へ進学。
そこで他小学校出身の友達が出来た。
常に一緒。休日も二人で町へ遊びに行ったりと、大変仲良くしていた。
しかしある日、小学校時代のいじめっ子の「みんなで無視しろ」指令により、あっけなく裏切られる。
結局は保身。
自分もいじめられて良いから、味方になってくれる。
そんな人間は架空の物語の中にしか存在しないのだと、絶望した。
「友情」?「絆」?
何て薄っぺらい。反吐が出る。
今もそんなものが実在するなんて、全く思っていない。
ほぼ3年間ぼっち。
クラスメイトからはカースト最底辺認定され、王様ゲームで「自分に話し掛けて来る」が命令なんて事もあった。
ぼっちは何をしても許されるオモチャ。
剥き出しの嘲笑と優越感。
ここが子供時代一番の暗黒期。
高校
数名しか進学者が行かない不人気高校をあえて選んだ。
友達作りはせず、9年耐えたんだから3年なんてあっという間だと思っていた所、自分のようなぼっちをコレクションのように手当たり次第自分のグループに引き入れて放置する、「とっても親切な子」に声を掛けられた。
知らない漫画やアニメ・ゲームについて語り合う中心人物の輪の外れで、愛想笑いをするだけの日々を過ごす。
「とっても親切な子」は常に、他高へ進学した親友に貰った小さなぬいぐるみを持ち歩き、名前を付けて可愛がっていた。
毎度同じ親友トークを聞き続けて3年生の卒業間際、ある日何を思ったか話の終わりに「●●も親友だよ!」と言って来た。
嘘つけ。
その瞬間から、「親友」と言う言葉のあまりの薄っぺらさくだらなさに、愛想笑いができなくなった。
「親友」と言うものは、架空の物語の中にのみ存在するのだ。
世の中「親友」と言う言葉を軽く使う人間が大量にいるが、その「親友」はもしも自分が絶体絶命で、助けるには危険で大きなリスクを伴う時、果たして逃げないで助けてくれるのだろうか。
大学
友達がいなくても全く困らない事を悟る。
ただ大学と自宅の往復をするだけ。卒業式は面倒なので行かなかった。
通っていた当時の記憶が殆ど無い。担任とクラスメイトの名前も顔も分からない。
卒業式で表彰される事になっていたのを後で知った。
知らない人しかいない場所で表彰されても何が何だかなので、行かなくて良かった。
ただこのせいか、卒業したはずなのに講義も受けず永遠に大学へ通い続ける悪夢を度々見るようになる。
就職後
ただただ、「悲惨」としか言えない。酷過ぎて詳細は書きたくない。
大人になっても糞な奴は山ほどいるのだと知る。
精神と体がぶっ壊れる。
気付かなかった自分の真実を知る。
死生観がおかしくなり、死への恐怖心が無くなる。
「体に乗った歩く脳みそ」になる。
壊れてただただ自分を苦しませるだけの不要な部品を、喜んで腹を掻っ捌いて貰いリストラする。
フルタイムで会社勤めをしているが、毎日一日中続く酷い眠気に悩まされる。
精神科先生曰く、人はストレスが溜まり過ぎると寝て強制シャットダウンしてしまうとか何とか。
それから
自分は職場で一切雑談をしない。
下手すれば「おはようございます」「お疲れ様です」「お先に失礼します」しか喋らない日もある。
喋らないから、職場の人々とは人間味あるやりとりなど無い。
氷の彫像に囲まれて、黙々と自分の仕事をするだけだ。
万が一話し掛けられた場合は、全力愛想笑いで明るく対応。
昔は目が笑っていなかったが、今はそこも演技できるようになった。
帰宅後・休日は創作活動でスケジュールがみっちりだから、友達と遊ぶ暇なんて無い。
よって友達全く必要なし。不要。
数えきれない程の嫌な経験が、どれだけ年月が経ってもドラマを見るように鮮明に突如脳内再生される。
思い出した内容によっては、全身に殺気を纏い烈火のごとく怒り狂ってしまい、それが数日は収まらない。
もし目の前に偶然張本人が現れたら、何をするか分からない。
自分は明らかに頭が普通じゃない。おかしい。
一人でいるととても楽しい。
一人で自分の好きなペースで好きな事をするのが好きだ。
一人でいるとワクワクする。
そこに友達の存在は全くもって不要。
邪魔な存在。
昔仕事で夕方自転車に乗っていた時、妙に気になって誰もいない夏の神社に立ち寄った。
心地良くて不思議な空間に、生まれて初めて心が満たされた。
長年積み重ねた分厚くてどす黒い澱が、少し浄化された気がした。
たまに思い出して、また行ってみたくなる。
上に書いたのとは別の精神科先生に言われた事がある。
「●●さんはいつもニコニコして大丈夫って言うけど、本当は大丈夫じゃ無いよね。それが●●さんが身に付けた処世術なんだね」
バレたか。
自分は今日も、外(敵地)では常に愛想笑いをして「良い人」のフリをし、人間関係トラブル回避に全振りしている。
迷惑を掛けられて謝られても、決して怒らない。相手に興味も期待も全く無いから。
自分は自分を、人間に対して冷酷非情な「体に乗った歩く脳みそ」だと思う。
凄惨な出来事で人間が悲しんでいても、全く共感できない。
怒ったり喜んだりしていても、全く共感できない。
知人が死んでも何とも思わない。
自分は小さい子供が苦手だ。
目が合ったら話し掛けたり、親に「可愛いですね」とか言わねばならないのかと悩む。やらないが。
特に赤ん坊は、映像や写真を見るだけで吐き気を催す。
なお、ネット上で自分の作品を気に入ってくれる人達は、別次元の存在だ。
この人達にだけは、常々心の底から本心でありがたいと思っている。
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そんなこんなで、今の自分がある。
上記に書き綴った人生が無かったら、今の漫画や絵は描けなかっただろう。
拙作「にろふぇん」の主人公・ネクに言わせれば、「良かった」なのかも知れない。
余談だが、いじめっ子は何があったか中学生の途中から最後まで不登校になった。因果応報。
しかし元友達とは、二度と言葉を交わす事は無かった。
人間なんて、そんなもの。
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