パナソニックの連載記事by日経新聞【雑記】
悩む幸之助の子どもたち。
今回はパナソニックコネクティッドソリューションズの樋口社長を軸にはびこる大企業病への対処の難しさ、ことの本質の複雑さ、分かりやすく紹介している。
意味のない上司への報告など社内の調整作業ばかりに時間を取られている。
これらの内向き思考を樋口は「門真発想」と呼ぶ。大阪府門真市にある本社ばかりを向いているという皮肉だ。
なかなか根深い問題を解決するための言わば荒療治として、会社ごと機能を大阪から東京に移し、それだけでなく、フリーアドレスや服装自由、男性の育休取得など、分かりやすい変化としての改革を推進していった。
ただ、長年培ってきた企業文化のようなものに、やはり社内からは不満が漏れたという。一大企業グループとなった松下にしてみれば当然かもしれない。
ただ、これは身近な知り合いの話でも聞いたことがあった。改革的な、いわゆる会社のためを思った変化や刺激を部内会議で言ったところ、年配の社員から、黙ってろ、的な声であり、雰囲気が出て、みながそちらに棚引くこともよくあると言う。
必ずしもご本人も今の状態が正解だと言えないまでも、一度脱パナをしてプロ経営者として、苦しんだ経験から、現場の空気を汲み取ること、その姿勢を見せていることで、いずれ社内変革のモデルパターンになることを目指しているのかもしれない。
この企画もおもしろそう。最近、日経の企画ものが面白い。デジタルマーケ、データ、クッキー関係の情報過多はどーなんだろうと思いつつ。
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