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調子が良いと調子に乗りがちな話

私は悟られない様にしているが、根が臆病と言うか、ビビりと言うか、優柔不断と言うか、とにかく底の底の部分で自分に自信が無い。

最悪のケースを想定して何もしない。
石橋を叩いて壊すタイプで有る。

行き過ぎた謙虚謙遜は卑屈だと誰かが言ったが、謙虚謙遜慎ましさはあまり無いタイプでまっすぐな隠れ卑屈だ。

そんな私でも物事が上手に出来る事が有る。
そうすると調子に乗る。
普段褒められない分褒めて欲しくて、褒めて褒めてアピールしてしまうのだ。

そういうアピールを、ふとした時に思い出して(例えばシャンプーをしている時)、
「ああ、あの時は凄い調子に乗ってたな。」
と恥ずかしくなるのだ。

調子が良いと調子に乗ってしまいやすい。

なんせ、普段はスーパーマリオブラザーズ2のアスレチック面やトリッキーなトラップビートばりに乗りにくい調子が、スーパーマリオブラザーズ4のイルカや知らざあ言って聞かせやSHOW位に乗りやすくなってるのでそりゃ調子に乗ってみせやSHOWになってしまうもんだ。
こういう時に自己肯定がうまい人は自分を律して調子に乗せられる事は無いのだろう。

無双状態でも調子を乗りこなし、シャンプーの時にもふと恥ずかしくなら無い人生を歩みたいものである。

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