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『2択より3択』〜びあ検勉強〜作品編〜


こんばんは。
8食連続でうどんを食べたせいかそろそろ見て見ぬふりができないほど腹が出てきたビアマイスター林です。
#ヤバい
 
さて、本日は『2択より3択』〜びあ検勉強〜作品編〜をテーマに書いていきます。


まずは〈お知らせ〉から。
ビアマイスターチャンネルの新作YouTube「ビールホース実験」を投稿しました。
ビールに携わっている方や、そうでなくてもビールサーバーの裏側を本気で取り組んでいる動画になってます。
ぜひお知り合い様やご自身の行きつけのお店のスタッフにも紹介してみて下さいませ。
https://youtu.be/Qj70pbibrwM


それでは恒例の過去問の出題をしていきます。

・問題

ビールについて「其味至て苦けれど、胸膈を開く為に妙なり」と記されている片山淳之助著『西洋衣食住』を実際に書いたとされている人物を次の選択肢より選んで下さい。


(a)新渡戸 稲造
(b)夏目 漱石
(c)正岡 子規
(d)福澤 諭吉

昔の書でビールが記されているものは数多くあり、有名な人物がビールを取り上げている物にいたっては出題されることがあります。
全てを読む必要はないですが、誰がどのような内容を記したのかは把握しておくと良いでしょう。

それでは。

・答え

(d)福澤 諭吉

「胸郭を開く」とは腹を割って話すという意味で、ビールはコミュニケーションの活性化に役立つと書いてあります。ちなみに日本人で最初にビールを飲んだのは、仙台藩士・玉虫左太夫で、米国へ向けた幕府の軍艦・咸臨丸上で飲用した記録が残っています。この船には、勝海舟や福澤諭吉も乗っていたことから、一緒に飲んでいたのかもしれませんね。

今回の出題は2級レベルでした。


ここからは『2択より3択』をテーマに書いていきます。
#極端の回避効果
#一緒に勉強会

人は2択より3択のほうが選びやすい!という傾向にあります。

例えば、「激辛」「ふつう」「激甘」の3種類のカレーがあった場合、多くの人が「ふつう」を選ぶそうです。

2択だとどちらにするか迷いがちですが、3択になると真ん中が選ばれやすくなります。
人間には、極端なものを回避する傾向があるからだといいます。
#たしかに
これは「極端の回避効果」によって起こります。

これを商売に活用することもできて、例えば鰻重にはよく、松・竹・梅がありますが、松は贅沢すぎるし、梅だと寂しすぎると感じて多くの人が無難な竹を選びます。
松を置くことで、安価な梅の注文が減り、梅より高額な竹の注文が増えるのです。

竹 4000円 注文率50%
梅 3000円 注文率50%
       ↓
松 5000円 注文率2%
竹 4000円 注文率70%
梅 3000円 注文率28%
《売り上げUP!!》


この「3択」のような文脈で選んでほしい選択肢が魅力的に見えることを「おとり効果」といいます。

梅と竹だったメニューに高価な松が追加されたことで、梅が極端に安く、松は極端に高く感じられるようになり、結果的に竹を選択する人が増えたということですね。

選択が2択だと究極の選択になってしまいますが、程よく選択肢があることでストレスなく選択する事ができるのですね。
また、選択肢が多過ぎても人は選択することを放置してしまうので、加減がとても大切です。

銀座の店も、飲み方が3種類あるのに対して2種類しか飲めないのも、選択肢が適量なのとオススメの飲み方を飲んだ上での2杯目ならば、飲み方が3種類は適量だと言えますね。
#4つにしたら不満感と選択肢が増え過ぎる

ビールをみんなに楽しんでもらうためにビール以外の勉強もとても大切ですね。

お付き合いありがとうございました。
オススメの教材などがあったら教えて下さい。



ビアマイスター林は毎日ビールを通しての発見や考えを投稿し、ビール注ぎの達人を目指す挑戦や活動の報告をさせて頂きます。
ビールを「注ぐ」の立場で皆様を笑顔にします。
会ったことがある人もない人も、会えるのを楽しみにしています。

それではまた明日乾杯しましょう。


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