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『副原料を使う理由』

こんにちは。
ホワイトボード用のペンを買い求めて1時間消費してしまったビアマイスターYouTubeチームの1人。林です。
#4件回ったよ
#汗だくだよ

さて。本日は『副原料を使う理由』というテーマです。

同じ内容を18時にYouTubeでも公開します。
記事を読んでも動画で読んでも都合の良い方でご覧下さい。
   ↓
【副原料①】副原料を使う理由を楽しく解説!
https://youtu.be/28lZBLpRFzY


ビールは、ビールのことをより深く知ることで、普段飲んでいるビールがより美味しく楽しくなると思います。

副原料の目的や個性を知ることで、原料を見るだけでおおよその味が想像できるようになります。
ビールライフをより充実させてみてはいかがでしょうか?


それでは本題です。

国によってビールの法律は様々なんですけど、日本の酒税法で、「麦その他政令で定められる物品」と表現されるものがあります。
それは、主に麦や米、とうもろこしといった穀物です。

これが、副原料と呼ばれます。副原料を使用することで、ビールの味を調整したり、味に特徴を出したりします。


ドイツで1516年に制定された 「ビール純粋令」 は 「ビールは、 大麦、 ホップ及び水だけを使って醸造せよ」 というものです。 

後に大麦は麦芽に変更され酵母も加えられ、 あらためて法制化された現在、 ドイツ国内向けの下面発酵ビールは、麦芽、ホップ、酵母、水だけでつくることが定められています。
※ ビール純粋令では、 酵母が他の原料と並べられているので、 酵母は原料だと誤解されるかもしれません。 しかし、 酵母は発酵には必要ですが、 酵母自体が原料として消費されるので、酵母は原料扱いではないのです。日本の酒税法でも、酵母は原料に含まれません。


では、話は戻って、ドイツでは麦芽、ホップ、酵母、水だけでビールを造ってね。と定められていますが、
しかし、日本を含むドイツ以外の国々は、麦芽の他にデンプン質の副原料が使われています。

日本の酒税法では、麦芽以外でビールの製造に使用できる原料が決められています。
また、ビールに使用可能な副原料の量は麦芽の重量の半分までとも定められています 。 

もし、この比率以上の副原料を使用するとビールではなく発泡酒に分類されます。

副原料を使用する主な目的は、 ビールの味の調整です。 すっきりとした味をつくり出すことや、 副原料の種類、 比率によって味に特徴を与えることができます。

その他の目的としては、 ビールろ過性の向上、 物理的耐久性の向上、 貯酒期間の短縮などもあげられます。

副原料の種類は何があるかはまた明日更新します。

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