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熱狂の先にあるもの
「今年は政治が面白い」
「今回は選挙に行った。なぜなら投票したい人がいるから」
といった熱のこもった声を、このnoteで見つけます。
昨日投開票のあった、兵庫県知事選挙。
今年3月から色々報道され、選挙となり、その結果がでました。
その間、兵庫県だけでなく、全国レベルの注目を浴び、
直近1週間は、「既得権益と戦うさいとうさん」に対する熱狂。
その影響で、投票率は55.6%と、前回知事選より14.5%も上昇しました。
兵庫県有権者数の14.5%は、約65万人に相当します。
斎藤氏の得票が111万でしたので、今回の知事選は、
「これまで投票をしてこなかった人々が、熱狂した結果、斎藤氏が再選」
したことになります。
「国民が政治に主体的に関われば、政治が変わる。」
それが証明できた点においては、
日本の民主主義に大きな影響を与えた選挙と言えると思います。
しかし、
正直言って、私は怖かった。
あそこまで熱狂する必要があるのかと。
YouTubeとSNSは、人々から冷静さを奪うのでしょうか。
自殺された職員のプライベートな噂が広まり、
自殺された職員の方が問題だったという風潮になっていたようですが、
仮にそれが真実であったとしても、
斎藤氏は組織のトップとして、冷静に対処する必要があったと思います。
「自分が攻撃されたら、権力を使って潰す」
そんな方は、政治家だけでなく、民間の会社にも沢山います。
私の元の会社も、そんな人が大勢いて、
権力によって潰された人も沢山います。
なので、私は、そのような人は権力を握ってはいけないと思っています。
たとえ、どんなに会社の業績を伸ばした人であっても。
今回の兵庫県知事選の結果を見て、
私の考えが、マイノリティと分かりました。
これからは、静かに、この熱狂の先にあるものを見守っていきます。
それと、
最近の選挙は「推し」への熱狂によって投票率が上がっていますが、
「推し」がいなくても、投票率は上がって欲しいものです。
そもそも、民主主義における選挙は、
最悪を避ける選択をする意味もあります。
「推し」がいなくても、最悪を避けるには誰に投票すべきか、
その観点で、選挙には必ず参加して欲しいものです。
都知事選の石丸さん、
国民民主党の玉木さん、
兵庫県知事の斎藤さん、
皆さん、YouTubeとSNSによる熱狂によって注目されました。
そして、来年の参議院選でも同様の「熱狂」が起きるでしょう。
その熱狂の先にあるものは何でしょうか。
不安を感じる私は、やはりマイノリティなのでしょうか。