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相続登記が義務化されたというけれど・・・

今年4月から相続登記が義務化されましたが、
うちは、今年2件も相続が発生したので、大変でした。

とりあえず、相続登記をやってみた感想は、

やっぱり、面倒すぎ!!!

司法書士さんにお願いすれば楽だったかもしれませんが、
調べると、1件10万円近く手数料がかかるらしく、
「自分でできることを、なんで10万円も払う必要がある???」
ということで、自分でやりました~

必要書類は、ネットで検索すれば分かり、
役所に行けば、必要書類は手に入ります。
法務局に提出する際の綴じ方も、ネットで調べれば分かります。
所管の法務局がどこかも、ネットで調べれば分かります。

お、やっぱ一般人でもできるじゃん(^^♪
いざ、法務局へ!

窓口で、
「相続で不動産登記の申請をしたいのですが」
と言うと、
受付の方は、不審そうな顔つきで、戸惑っていました。
(やっぱり、一般人がいきなり来るケースは少ないのね・・・)

書類を出すと、
一応の体裁が整っていることが確認できたため、受け取ってもらえ、
一安心。

が、すぐにまた呼ばれ、
「不動産の記載が違っています」

「え、この固定資産税評価証明書の記載のとおり記載しましたが」

「謄本の情報を記載してください」

「・・・」

みなさん、知っていました?
固定資産税のデータと、登記簿のデータが一致していないと。

もちろん、一致しているケースもありますよ。
でも、長い期間居住している不動産は一致していないケースが多いかと。
地名が変わったり、増改築しても登記していなかったり。


意気消沈して家に戻り、
登記情報を確認する方法をネットで検索してみると、
ネット上で登記情報を確認することができるようです。

「どれどれ・・・ん? むず!」

さすが、法務局。
システムの使い勝手も悪い・・・
(色々指摘されているみたいで、徐々にシステム改良されています)

でも、なんとか、登記情報を確認し、提出資料を修正し、再提出。
無事に、登記完了しました。


私の場合は、法務局や役所が近いため割と早く登記完了できましたが、
法務局や市役所が遠い人は、大変ですね。
司法書士に依頼した方がいいと思いますが、
その分、手数料を取られるような・・・・。

そもそも、
「義務化するなら、一般人でもできるように登記手続を簡素化しろ!」
と思いました。
「こんなに面倒だから、誰も相続登記なんてしないよ!
 しかも、登録免許税払って、司法書士には手数料払って!」

銀行預金等の相続はこんなに面倒ではありません。
銀行は手数料もとりませんw!



なぜ、不動産だけ、手続きが面倒なのか?
正解は分かりませんが、
個人的には、管轄が法務省だからだと思っています。

法務省が所管する法務局は、
「遺産分割協議書」で、
「他に相続人が発見された場合、別途協議する」
と記載しても、
協議書に記載されていない相続人がいないか探してきます・・・

厳格化な手続きを否定はしませんが、
もっと、効率的な手続き、あるのではないかと思いますね。

CMを流す金があるなら、違うところに使って欲しいです。
DXを連呼するなら、まずは役所からやって欲しいです。


法律を変えるなら、関係省庁への「通達」や「CM」だけでなく、
現場の実務上の対応も十分にやって欲しいものです。
それと、
「人員削減ではない、本当の行政の効率化」=「国民の利便性の向上」
を進めて欲しいと思いました。


みなさんも頑張って!

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