SAHAJi:新たな日本のロックンロールスター誕生
それは本当に突然のことでした。
朝の情報番組を見ていた時、他のニュースとは一線を画す異質な話題が飛び込んできました。
音楽好きのスタッフさんがねじ込んだとしか思えない、日本人兄弟バンドが全英チャート8位にランクインしたというニュースでした。
名を連ねるのはビートルズやアリアナ・グランデなどの名だたるアーティストたち。
その中で輝く名前、SAHAJi(サハジ)。
彼らの楽曲を耳にした瞬間、私は一瞬でその音楽に引き込まれてしまいました。
後に知ったことですが、彼らはoasisの大ファンであり、楽曲にもoasisの影響が色濃く感じられました。
それは、まだoasisの再結成発表のずっと前のことでした。
それから私は夢中になって彼らの既発曲を配信で聴き、さらに年内にリリースされた2曲もすかさずチェックしました。
4thシングル発売時には、浅草の老舗プロマイド店「マルベル堂スタジオ」で行われたイベントに参加しました。
このイベントは本当に貴重で、古くからのファンも新参者も温かく迎え入れてくれるものでした。
その後、SAHAJiは1か月にわたるUKツアーを成功させ、帰国後はイギリスアーティストや日本人アーティストのオープニングアクトを務めました。
そして、12月23日に盛大なツアーファイナルが開催されました。
このライブで私は確信しました、凄いバンドが現れたと。
彼らは兄弟バンドであり、結成20年の長い下積みを経てようやく日の目を見たバンドです。
敬愛するoasisに似た楽曲が既発されていたため、私は勝手に彼らがoasisのコピーに過ぎないと誤解していました。
しかし、ライブを一度観ればそんな誤解は一掃されました。彼らのオリジナル曲は、ロックからバラードまで幅広いジャンルをカバーしており、ポップだと思っていた曲もライブでは力強いロックチューンに変貌しました。
さらに、カバー曲ではエリック・クラプトンやトム・ペティなど、多岐にわたるアーティストの楽曲を披露し、その懐の深さを感じさせました。
まさに、変幻自在なバンドです。
「俺達グラミーとるから」という彼らの自信満々なMCも、私にはどうでもいいことでした。
それよりも、彼らが日本発の世界的なバンドになって欲しいという願いの方が強かったのです。
欧米から南米、アフリカから中東、そしてアジア、オセアニアまで、SAHAJiの音楽をすべての人々に聴いて欲しいと思ったのです。
実際、最近のビルボードチャートでは、200アルバムの中でロックアルバムはたったの29枚しかチャートインしておらず、それも既発アルバムばかりです。
だからこそ、SAHAJiには新たな道を切り開いて欲しいと願っています。
ライブ終了後には、X(旧Twitter)で繋がっていた先輩方とも初対面を果たし、ご挨拶することができました。
さらに、お土産としてDVDまで頂き、感謝の気持ちでいっぱいです。
一晩明けても熱気は冷めることなく、素晴らしい新たな繋がりも生まれました。本当にありがとう、SAHAJi!
来年は待望のアルバムが発売される予定です。
今からとても楽しみにしています。
SAHAJiをまだ知らない方も、ぜひ一度聴いてみてください。その素晴らしさに触れたら、きっと虜になることでしょう。
以上で、SAHAJiのレポートを終わります。
SAHAJi
Future in the Sky tour final @東京 高田馬場 jetrobot