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ビールサーバーの歴史
ビールスタンド重富、マスターの重富です。
スイングカランという昭和初期にあった日本オリジナル「ビールサーバー」を復刻し、そのサーバーでビールを注ぎながら令和の時代に「ビール注ぎ」を伝える活動をしています。
エビスビール記念館で見た、昭和8年当時のビールサーバの図面を見たのが事の始まりです。
この氷式冷蔵庫を使用したビールサーバーでどうしても自分でビールを注いでみたい衝動にかられて、制作したのがビールスタンド重富の昭和初期型復刻ビールサーバーです
その当時に実際に使われていたサーバーも見つけました
四国の骨董品屋さんで見つけましたが…価格が80万円だったので購入はあきらめました…キリンビールさん、買ってくれないかな(笑)
それから、旧式のビールサーバーを探す、集める活動?を展開しています。
その当時、ビールは「木樽」でした。その樽から直接ビールを注ぎだすタイプ。おそらく、下に突き出たパイプから「炭酸ガス」を吹き込むのだと思います(もしかすると空気の場合もあったかもしれません)
※重富酒店所蔵
錫管を使用していた、戦前・戦後のタイプ ⇩
※重富酒店所蔵
現在も現役で活躍中の旧式ビールサーバ
※ここでいう旧式とは50年以上前に使用されていたものを指します
1968年
電気でビールを急冷するタイプが開発されました。
「日本初電冷式生ビールディスペンサー」
その2年後の大阪万博で実際に使用されたそうです
ネットで見つけたタイプ
珈琲の抽出機と比べると、はるかに種類が少ない感じがします。
少ないということは…
○必要がなかった
○なにかの原因で減って行った
東京台東区にある「かっぱ橋道具街」
飲食店にまつわる、ありとあらゆるものが販売されています。
東京に出かけた時には、時々立ち寄る場所です。
この道具街には「あるもの」を売っていません…
この辺りに、なにか理由がありそうです。