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ビヤを飲みにビールホールへ行こう!?
現存する日本最古のビヤホール(銀座七丁目)⇧
このタイトルに「違和感」を覚えた人!
おそらく、多くの人は…なにかスッキリしない感じですよね…
通常であれば
ビールを飲みにビヤホールに行こう!
または…ビアホールとも言いますね…
では
ビヤを飲みにビールホール に行こう!
が違和感なのか?
ビールジョッキ / ビヤジョッキ
ビール樽 / ビヤ樽
ビール も ビヤどちらでも 使いますよね
でも ビールホールとは 通常呼びません
これを紐解くには明治32(1899)年にまで遡ります…
日本初のビヤホール「恵比寿ビヤホール」が開店
恵比寿ビヤホールを企画し、命名したのが
馬越恭平
※エビスビール記念館(東京恵比寿)の入り口前にある銅像
東洋のビール王と呼ばれています
なぜそう呼ばれているのかは…別の機会に…(笑)
馬越は、当時日本麦酒の社長を務めており
日本麦酒から発売されていたビールの銘柄が
エビスビールです。
この当時、サッポロビールとエビスビールの発売会社は「別」でした。
エビスビールの販売戦略として「大型飲食店」を開業しようと考えた馬越はその店名を、ある人物に相談します
青山学院大学の基礎を築いた米国人宣教師のジュリアス・ソーパーや、
法講習所(現・一橋大学)の初代所長であり米国帰りの矢野二郎です。
当初は「ビヤサロン」」に決定しかけたのですが
当時「○○サロン」と、すこしイカガワシイ業種に使用されていたため…
「ビヤホール」と命名されたのです
ここで重要なのが、米国(アメリカ)の宣教師、アメリカ英語です。
アメリカでは、
BEERを ビヤ(ビア)と発音します
一方、ドイツでは BEER ビールと発音します。
つまり、アメリカ人に相談したので
「ビヤホール」なのです
これが、ドイツ人宣教師に相談していればしていれば
「ビールホール」
になっていたかもしれませんね……
さあ、ビヤを飲みにビールホールに出かけましょう!