映画学生:海外大学の中間試験ってどんな感じ?
お久しぶりです。先週の中間試験をなんとか乗り切り、現在は1週間の春休み中のむぎちゃです。今回も大学のことについて書いていこうと思う。
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自分はパリの芸術系大学で映画学生をしている。パリといっても授業は全て英語で行われるが、教授陣はヨーロッパにルーツを持つ人がほとんどで、実際のアーティストでもある。
今学期にとっているクラスは以下の通り。90分のフランス語以外は全て3時間授業。
学部関連の授業の中間試験はこんな感じ。
映像制作:Experimental Filmを作る。
脚本:Pitchを書く(ログラインとあらすじのみ2ページ分)。
秋学期では中間試験の1、2週間前から課題の準備を始めるという流れだった(秋学期について詳しくは↓↓)のに対し、今学期は授業開始1週目から少しずつ取り組んでいく形だった。そのため、一つの作品により多くの時間を注ぐことができた点は良かった。
また、どちらの授業でも前半は中間試験に向けたアイディア発表→教授からフィードバック、後半はレクチャーという形式が取られていた。前半では、自分たちは10人以下の少数授業なので、他の生徒の前で教授と一対一で話しているようだった。
映像制作の授業
課題はExperimental film制作で、映像であれば「なんでも良い」というなんとも自由なものだった。Experimental filmは映像制作の原点であるという理由から、1年生のはじめの課題になっている。ちなみに授業の流れはこんな感じ。
自分はどちらかというとハリウッド系の「産業的」な映画制作よりも芸術としての映画を学びに来ているので、この課題で色々と羽を伸ばせた点はとてもありがたかった。
自分のアイディアは規模が大きすぎることがしばしばで、今回もBlenderというソフトウェアを使い一からアニメーション制作に挑戦することに…。3週目の時点では教授に、「3Dモデルである必要は?誰かの顔を撮るか、像を作った方がいいのでは?」と咎められたりもしたが、結局自分の声に従った。後日インスタグラムにアップしようと思う。
また、教授はインスピレーションの大切さについても触れていた。何かにインスパイアされた作品は良い作品になると、課題の説明文にも何から影響を受けたかについて必ず含めるようにという指示もあった。
あと、補足。美術系の大学はレポートがほとんどないかな。たとえば作品の説明文とかは必ず書くし、今学期は脚本もあったのであれだけど。
大学に入って理系の授業がなくなってから、飛躍的に成績が良くなっているのも事実です。笑 努力せずに普通にできてしまうのが自分の得意なことだというけれど、むぎちゃにとって芸術は天性的なものなような気がします。
少し長くなってしまいそうなので今回はここら辺で。
脚本の授業と、春休みの旅行記については楽しみに待っていてください。
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