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人間観察という下世話観察

2023.7.10(月曜日) Human observation

プチ人間ドックに行く。
三ヶ月に一度の人間ドック。プチなので人間ドックというほのどのことはなく、いたって簡単なもの。それでも朝食抜きなので、朝から「あぁ、お腹空いた〜」と言いながら検査を受ける。
いつもは一食ぐらい抜いても全然平気なのに『食べちゃいけません』と言われると一食抜くことが苦痛になる。人間の(私の)食い意地っていうのは不思議だ。
担当医はいつもの同じ医師で早口で捲し立てる先生。
早口先生は甲状腺の役割などを早口で説明してくれるのだけど、あまりに早口すぎて半分くらいしか理解できなかった。
特に専門用語はほぼ理解不可能。
私の歯科担当医は世間話好きで、この内科医は早口、消化器内科医はひとりツッコミがお得意で…担当医は個性的な方ばかり。

結果は特に注意すべきことはなく放免。
病院の周りを救急車が行き交っている。まるで観光地に観光バスが行き交うような頻度でびっくりする。熱中症だろうか…
病院の帰り、お腹が空きすぎて力が出なかったので病院の近くにあるカフェに入ってハム玉子セットを食べる。
私の目の前の席に、会社の上司と部下らしき関係の男性ふたりが座ってらした。上司は60歳台くらいで部下は20歳台後半くらいだろうか、上司が仕事の理論みたいなことを延々と部下に向かってお喋りになっている。
話の内容は大したことは言ってないので何の興味も湧かなかったが、それを聞いてるようで聞いてない部下の動作がおもしろくてずっと観察していた。
意味もなく床を見る、天井を見る、腕を掻く、時計のリューズを触る、もう氷しか残っていないアイスコーヒーをズルズルとすする、私の方をチラッと見る、外をうかがう、「はい」「そうですね」と息が多い声で返事をする、壁にかかっている写真をじっと見る…
このような動作をしながら時間が過ぎるのを待っている。
私は早く帰りたいのだなと思うが、上司はそんなことには気付かず喋り続けている。きっとこの上司は自分の理論に酔ってらっしゃるのだ。だから相手が聞いているのか聞いてないのかさえわかっていない。
このふたりの構図が作り物みたいですごくおもしろい。
ドラマだったらここに構図を崩す誰かが割り込んでくるのだけど、これはドラマじゃないからそんな人は現れない。
私が「あんたさ、さっきからうるさいんだよ〜、もう解放してやりなよ」と、私が割り込むわけにもいかない。
私が帰る時もまだふたりの構図は最初のままだった。
私ならこんな構図10分ももたない。この部下はかなり我慢強いなと思った。


さて、
先日、threadsに登録した。
どんな感じかと思ってお試しでやり始めたのだけど、今のところ居心地がいい。Twitterはハッシュタグで凝り固まっている感じがずっとあって、ハッシュタグごとに徒党を組んでる感じが嫌だった。違う考えの人を入れないし、何か意見を持って入ると一斉に攻撃を受ける…みたいな。
threadsは今のところハッシュタグ制度はない。好きなように投稿している感じがいいなと思う。
まぁ慣れてくるとグループを作りたがるのが日本人の常ではあるからthreadsもどうなるかわからないけど、その時はその時にまた考えよう。

晴れていたのに急に暗くなった。
急いで洗濯物を取り入れる。

ほら、降り出した。
ついでに雷も。



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イトカズ
読んでいただきありがとうございます。 書くこと、読むこと、考えること... これからも精進します。