オプティミズムな喪失と解放
2021.5.25(火曜日) bag it
まつ毛に白いもやもや...発見。
本来の5月が復活したようだ。爽やかな光と風が降り注いでいる。期間限定の晴れ間ではあるけれど、何かしようと躍起になる。とりあえず夫の寝室の毛布とシーツを洗濯した。あとは...お化粧をしよう。
マスカラを塗っているときに、右のまつ毛の上に白い糸くずみたいなものが乗っかっているのを発見した。細くて短くて...何だろうと思って鏡に近づいて指で触ってみる。取ろうと思っても取れない。数秒見つめた後に気が付いた。まつ毛の白髪だ。時の流れを感じるなぁ。膝が痛いとか腰が痛いとか皺が増えるとか歯茎が弱ってくるとか、老化現象は目立つところに出てくるとは限らない。まつ毛に出た。出たよ。美容意識の高い人だったらかなりショックを受けるのだろうが、私はそういうの何とも思わなくて、ただ、普段は気がつかない小さなところにも時間が流れているのだなぁと感心するだけだ。マスカラを塗れば見えなくなる。誤魔化しの効く老化現象なら取るに足らないことだ。
次は眉毛かなと想像する。
眉毛に塗るマスカラみたいなのもあるからこれも平気だな。
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クリーニング屋に大量の衣服を預けっぱなしになっていることを思い出して、意を決してクリーニング屋に出かけた。行く途中で受取用の専用エコバックを忘れたのに気が付いて取りに帰る。(いつも利用しているクリーニング屋は専用エコバックがないと受け取れない)最近忘れ物が多いなと思いながらトボトボ帰る。途中にあるパン屋に吸い寄せられるように入ってパンを買う。そして帰宅してパンを玄関先に置いて、エコバックを持ってまたクリーニング屋に行った。効率悪い。疲れた。
忘れ物が多いのはちょっと困る。夫にも時々「これ昨日言ったよね」と小言を言われることが多くなった。生きる上での大事なことは覚えているつもりだけど、どうでもいい(忘れても取り返しがつくこと)ことをよく忘れる。このnoteで自分の思い出を綴ったマガジン「私小説・霜柱を踏みながら」を書いているが、これは記憶力がすべてだ。1行たりとも作り話を書いてはいけない。私の過去の記憶はどうでもいいことだとは今は思っていないが、いつかどうでもいいことになったらきっとどんどん忘れていくのだろうな...でもそうなったらそうなった時だ。今、考えてもしょうがない。忘れるまで書いていこう。
お昼はとうもろこしを焼いて食べた。
最近のとうもろこしは甘くて柔らかい。
お菓子みたいだなと思った。