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文庫本片手に、いい昼酒を...

2021.6.17(木曜日) beautiful day

カラカラだ。

絵に描いたような青空と、歌の歌詞に出てきそうな爽やかな風が吹き渡っている。こんなに心地いい天気は年に数えるほどしかないだろう。昨日までの湿気がなくなり、空気はからっからに乾いている。気象予報士のおじさんは言う『今日のこの良い天気を有効に使いましょう』それはどうかな。無駄に使ったっていいと思う。この青空の下で一日中昼寝してたっていいじゃないか。一日中ゲームしてたっていい。部屋を暗くして映画を見るのもいいよ。一般的な有効とは違うかもしれないが、雨だろうと晴れだろうと好きに過ごせばいいのだ。

さて、私は何をしよう。

『パン、ヨーグルト、キャベツ半分、ゴミ袋』とメモする。

買い物に行く。

冷蔵庫の中の消費期限切れの調味料を破棄する。ついでに冷蔵庫掃除。

お昼は冷やしうどんを作る。

肩が凝ったのでストレッチポールでゴロゴロする。

本を読む。

今度の本はお酒に関する小説なので、お酒が飲みたくなるが我慢する。

が、やっぱりビールひと缶飲んでしまう。

キッチンにバナナがぶら下げてあるのを見て、落ちそうだなと心配する。

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さて、これから晩ごはんの支度。

『いいお天気だ、シーツを洗おう!窓拭きをしよう!よしウォーキングだ!』気象予報士のおじさんには悪いが、そんな有効なことは何もしなかった。日常ってそんなもんだ。平凡なことで成り立っている。

私は、その価値を信じている。



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イトカズ
読んでいただきありがとうございます。 書くこと、読むこと、考えること... これからも精進します。

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