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真夜中の不毛な戯言

【うすのろ日記】2024.9.22 (日) Self-monitoring


今朝は猫より私の方が早起きであった。
午前2時半ごろ、風の音で目が覚めて二度寝しようと試みたがだめだった。
眠れない時に無理に寝ようとするから辛いのであって、眠れない時は起きて好きなことをすればいい...とよく言われている。それを実践しようとベッドの横になったまま「さて、何をしようか」と考えるがしたいことも見つからず、暗い寝室のエアコンの吹き出し口の横にある、『運転中』を示す青と赤の光を見つめていた。
その光を見ているうちに眠くなってくれればこれ幸いと思っていたが、そう簡単にはいかず、仕方なく起き上がってキッチンに行き冷蔵庫から冷たい水を出してごくごくと飲む。余計に目が覚めてしまった。
私に残されている道は本を読むことしかない。
こういう時、何か静かに行える趣味でも持っておくべきだったと思う。
しかしそんなものは都合よく持ち合わせてはおらず、本を開いた。

ここ数日考えていることなのだが、いや、正確にはもう何年も前から疑問に思っていたことだが、『人は自分のことが一番よくわかっていない』ということ。『わかっている』ではなく『わかっていない』のではないかと…
よくドラマなどのセリフで「何も知らないあなたに何がわかるっていうの?自分のことは自分が一番よくわかっているのよ、」的なセリフがよく出てくるが、それを聞くたびにこの脚本家は人間の本質をわかってないのだなと思うのだ。
そのことをうまく説明できなくて自分の中でちょっとモヤモヤしていて、それに対するヒントがもらえないかなと思いながら本を読んでいた。
最近、私の周りに精力的に自分の考えを述べる方が数人いらして、自分の考えを述べるのは別に悪いことではないのだけど、その言ってる内容は他者に対しての批判がほとんどなのだけど、ご本人がやってることと言ってることが違っていて私は「はっ?」となっているのだ。
それは意図的に裏と表を使い分けて計算高くやっているというのではない。
本当に心の底から自分のことは完璧&正しいと思い込んでいて、そうじゃない人を批判するような感じなんだよなぁ。
先日、その中の一人の方に「イトカズさんのそういうところダメだと思うわ」と面と向かって言われた。その言われたことに関しては、私は自分の欠点としての自覚があったので、別にショックを受けるということはない。でも冷静に考えてみると、その方と私ってすごく似てるのだ。そこが問題。
私は返答に困って「う〜ん、それはあなたも同じよね。それがダメなら、私達二人ともダメってことよ」って言ったら、相手の方が困惑してた。この方は自分のことがよくわかってないのだなと思ったけどそれは言わなかった。
やはり誰かに何か忠告するときは、「はて?自分は大丈夫だろうか」って冷静に考えてから口に出したほうがいいのかもしれない。
まぁ冷静に考えても「自分は完璧!」と思う人もいるけど.…

何か、ヒントを…
と思いながら本を読んでいたけど見つからなかった。
『人は自分のことが一番よくわかっていない』
ということにしておこう。
もちろん私も含めて。

5時36分になった。
うっすらと外が明るくなった。
このまま日曜日が始まりそうだ。
相変わらず風が強い。


早朝日記となりました。





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イトカズ
読んでいただきありがとうございます。 書くこと、読むこと、考えること... これからも精進します。