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何だか今日も隅々まで張り詰めている。

2022.2.7(月曜日) a certain day

飽きずに歯医者に行く。

別に医師とおしゃべりしたいわけではないが、前回で治療中の歯は終了したのだが、おしゃべり好きな医師の口車に乗せられて必要不可欠ではないが、今後のことを考えて予防していきましょうということでまた通い始めた。テレビコマーシャルなどで最近よく聞く『予防歯科』というやつだ。
今日は全体の噛み合わせで不具合がないかをチェックしてもらった。右下の歯の1本が変に上の歯に当たっている箇所があり、そこを少し削って調整してもらう。「肩こりとかないですか?」と聞かれたので「あります」と言うと、「これが原因かもしれませんね」と言っていた。「たかが歯1本でも侮れませんよ〜」と脅かされる。これで肩こりが治るかどうかだ。治ったら儲けもん。またいろいろおしゃべりして帰ってきた。

歯医者の帰り、近くにあるカフェに入る。5組のお客さんがいたが、その内4組がご老人たちで、ひとりの若い男性が漫画本を読んでいた。私はこの中ではいわゆる中間の年齢で可もなく不可もなしなのだが、私が入って行った時に若い男性が「おやっ!」とした顔で私を見たが、私を確認すると残念そうにまた漫画本に目を落とした。
『悪かったねぇ、若者じゃなくて』と心の中で言う。
若い男性の顔が見える席に座った。ご老人たちの話はまるで外国語を聞いているみたいで話の内容が掴めない。主語があやふやで動詞が笑い声で消えていく。でも本人たちはよく理解しているようで不思議だ(理解してなくても相槌をうつというテクニックがあるのかもしれないが)若い男性はずっと漫画本を読んでいるが、今時珍しい若者だと思って私は見ていた。この年代の人はカフェではほとんどがスマホかノートパソコンを開いている。見た目は今風の若者に変わりはないが、漫画本を読む姿は昭和の小学生のようだなと思いながら見ていた。
何組かのご老人が出て行きまた何組かのご老人が入ってきた。
老人社交クラブみたいだなと思った。

帰宅してテレビを見ながらお昼ごはんを食べる。
テレビで見る雪景色はとても綺麗ではあるけれど、きっと雪国を知らない私のような者にはわからない苦労がたくさんあるんだろうなと思う。
しかし、そこで生きると決めたのには悪いことばかりではないという何か理由があるのだろうから、一概に「大変ですね」と言うのは憚られる。きっと季節が巡れば素晴らしい土地に様変わりするのだろう。早くそういう季節になりますようにと思う。
私の住む大阪は雪は降らない。どんなに寒くても降らない。その代わり夏は暑い。「熱い」という漢字の方が適切なくらいだ。夏に東京から大阪に遊びに来た友人が「新大阪に降りた途端亜熱帯地域に行ったような異様な暑さを感じた」と言っていた。私も夏だけは大阪から逃げ出したい気持ちになる。
いろいろだ。日本列島いろいろある。


本を読もうと思ったら、読みかけの本が見当たらない。カフェに忘れてきたのかもと思って電話で聞いてみたら、あった。
これから取りに行く。
あぁ、うすのろ。


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イトカズ
読んでいただきありがとうございます。 書くこと、読むこと、考えること... これからも精進します。