ムラサキカガミ2020/06/24
アニメの話
・神之塔 13話
最終話。完璧な引きだった。13話単体で見るとえ?これで終わりかよ!?みたいな感じだけど1クールの締めとして13話を見ると新規情報がほとんどないのにいい締め方だったな…になるのほんとアニメが上手い。
最終的に自分の夢を追って塔を上るためにヨルという仲間・友達を捨てられるか、という2択の問いかけがラヘルだけじゃなく各キャラクターに対してされ続けていたみたいなラヘルと各キャラ構図の対比があるわけなのだけれど、ここで各キャラクター登場時と最終話でのスタンスに差が出て来てるのがいいな。エンドロシとか絶対初期だったらこんなこと言わないもんな。というか各キャラたちがヨルに惹かれれば惹かれるほどに、ラヘルの性格の悪さではなく「ヨルは輝くことができるが自分は輝けない」という人間くさい嫉妬のリアルさが共感できるようになっていくの良かったな。ラヘル…お前は自分のことを星になれない人間だと思っているかもしれないが既にヨルの中では一番に輝く星なんやで…。
・精霊使いの剣舞 3話~9話
だんだん癖になってきた。このアニメ、とにかくえっちなシーン目当てで見てる視聴者を飽きさせないようにしようという意識が見えるのが良くて、シリアスなシーンになってきたら即えっちなアングルで太ももを見せてきたりするのが作り手の温かみみたいなのが見えてよい。
その意識の最たるものが、普通のアニメなら1話の最後に重要な情報を明かして次回への期待を煽るっていう構成が全然ないところで、ラストはめっちゃ半端なところで切ってED入りして、重要な情報開示を1話のアバンでやるんですよね。エロ目当てで見てる視聴者が1週間前のこと覚えてられるわけないだろ!みたいな意識を感じてめちゃくちゃ面白い。前話のラストと次の話のアバンで両方やればいいじゃんって思うかもしれないけど、このアニメめちゃくちゃ原作消化ペースが速いのでそんな尺の余裕がないんだよな、たぶん。