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好奇心

いつも漫画ばかり読んでいて、真面目に勉強しているところなど見たこともない中1の息子が、珍しく机に向かい、真剣な眼差しでノートを取っていました。「やっと心を入れ替えたか」とちょっと安心しましたが、息子が勉強していたのは野球の勉強だった事が今朝になって判明した次第です。

息子の学習ノートには、天理高校の戸井零士選手のスイングの連続写真のコピーが綺麗に貼り付けてあり、その分析が細かい字でノートに書き込まれていました。几帳面なA型ならではの仕事です。

私の中学時代と言えばPL学園全盛期で、桑田選手や清原選手が活躍していましたが、私は1番バッターだった黒木選手が大好きで、PL学園の試合はすべてビデオに録画し、黒木選手のバッティングを何度も見ていました。未だに当時の黒木選手のスイングの美しさは覚えているのですが、我が子の成長の過程を見ていると要所要所が自分とよく似ていてびっくりする時があります。

「好奇心が原動力」という言葉をよく聞きます。
好奇心がないものに取り組んだとしても結局はうまくいかず、反対に好奇心が湧くものに真剣に取り組めば、それなりに結果が生まれ、それが自信となって、次に繋がってゆくわけです。知的学習などは高校生になってからでも決して遅くはなく、中学生のうちは子供のような好奇心を失わずに、漫画と野球に打ち込んで欲しいと思います。


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