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世界が歪んだら目の中に水たまりができた③〜病気で気づいた人間関係~
前回の続き。黄斑円孔治療の手術の説明を受けたとき、気がかりなことがほかにあった。まさに生活に関わる3点のこと。
①入院時期
②仕事開始時期
③運転開始時期
入院期間/経過により1日から3日
仕事開始時期/事務であれば3日以降可能
運転開始時期/見え方が大きく変わるので、退院時の運転は難しい
正直、リスクのことよりも普通の生活にいつ戻れるかが気になった。術後、左目の穴が塞がりやすいように、、うつ伏せ姿勢で3日ほど過ごし、しばらく夜はうつ伏せ寝。そして意識して下向き生活を必要がある。
頭に浮かんだのは、不便そう、で、しんどそう。。。
先生の説明を終えて、入院前の検査を受けて、入院に関する説明や書類などを受け取り、その日は終了。
いざ手術となると、今までスマホを使ってきたが、なんだか触るのが怖くなった。
とはいえ、術後2日目にイベントを計画していて、準備をすすめていた。今回のイベントは産後夫婦に向けたコミュニケーション講座だった。産後のご夫婦向けに、ベビーマッサージの先生とのコラボ講座を計画。私が誘ったイベントだったので落ち込む⤵⤵
こればかりは、謝るしかない。イベント関係のかたに連絡したり、中止のお知らせをしたり。バタバタと日が過ぎる。平日行っている、派遣の仕事でも休みをいただくことを伝えた。みなさん、温かく声をかけていただき、固くなった気持ちが少し緩んだ。今は、治療をすることが先だと改めて感じた。
入院中や休む期間のために前準備をするつもりだった。でも、ふと思った。「任せる」=「信頼する」だから、お願いしたらできるだけ、口出さない!
それは、お互いにプラスになるのではないか、と思った。
そうは思っていても、気づいたら口が先に動いていることも。おまけに、口出したこともすっかり忘れていることもある私。
仕事であれば、そこまで無意識の言葉や行動になることはない。でも、家族は近く、ときどき距離間を見誤る。近いとつい口出しや手出しをしてしまう。なのに肝心なことを言葉にしない。「自分をが伝えなくても、きっとわかってくれる」そんな風に甘えて思ってしまう。
おまけにきちんと伝えず、自分は伝えたつもりになっている。そんなことがあるのに。。。とはいえ、信頼関係の蓄積が必要なのだ。そんな風にふと思っていた。
そして、今までは、普段の生活で歪んだ世界を意識したことがなかったが、急に歪んだ世界が日常のあちこち顔を出す。それまでは、脳が上手く修正をかけてくれたのだろう。
自分の見えてる世界は、みんなと同じだと思っていた。でも違った。ある意味思い込みの世界でできていた。そう、私の頭の中は私の思い込みの世界が広がっていたのだ。
人は自分の思い込みの世界で生きていて、意識せずそこにいる。無意識の領域にいるのだ。
この話のつづきはまた次回で。