みつばち先生
私は、昔からのナワバリややり方、徒弟制など全てをすっ飛ばして、みつばちとお付き合いをしているハニーさんという養蜂家に縁あって弟子入りしました。
みつばちは、たくさんのことを教えてくれる「先生」だということが一番最初にハニーさんに教えられたことでした。それが「みつばち目線の暮らし方」です。
ある日、弘法水と呼ばれる湧き水の場所に連れていってもらいました。
そこで、「水はどうやってできるか知ってる?」と聞かれました。
え?何を聞かれているのかわかりませんでした。
すかさずハニーさんは言います。
「水は水道局で作られるって思っている子がいる。学校で話をすると、そういう子がたくさんいる」
森の栄養が土から川に流れ出て、海の豊かさに繋がります。その海から水が雲になり、森に戻る循環の話は理科で習っています。でも、その原点にみつばちという発想はありますか!?
地球環境のファーストランナー!
みつばちの受粉が森を作るからです。
水はどこからくるのか、
畑の作物はなぜ実るのか、
魚はなぜ育つのか、
全部、みつばちが教えてくれるのです。
私はみつばちを助けたくて、子供たちにみつばちのいる未来を残したくて、養蜂の世界に飛び込みました。
でも、そんな存在だとみつばちのことを知らずに、「救いたい!」なんておこがましいことを言っていたな、と今は思っています。
みつばちが減っている、みつばちにとって暮らしにくい環境になってきていることは最近ニュースでも取り上げられるほどです。みつばちにとって暮らしにくい環境は、私たちにとっても暮らしにくいという環境生物指標と言われています。
だから、養蜂家がいると、みつばちが蜜をたくさん撮れるように木や花を植えたり、自然環境をまもることになります。
毎日太陽と共に飛び立ち、夕暮れと共に家族のもとへ帰ってくるみつばちの側で暮らすことで、多くのことを学んでいます。
養蜂家になって知ったこと、もっと人に伝えたいな、って思っています。
そして、そのみつばちの幸せの先に、人の幸せがあると思います。はちみつをいただく幸せ、みつばちから学ばせていただく幸せ、毎日自分がご飯を食べられる幸せ、自然を感じることができる幸せ、心地よく暮らせる環境があります。もっと、もっとあるでしょう。
だから、みんなで「みつばちありがとうプロジェクト」!
12/5~3/5まで受付いたします!