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調和する暮らしと頭痛
あぁ、熱はない。
でも、頭が痛いし、何もする気ない。
〇〇ァリンの半分は優しさでできてると言われても、薬を飲む気は全然ない。
という状況で、あなたならどうしますか?
20年前の私なら、即〇〇ァリン飲んでました。
次の日も仕事があるし、
いかに早く頭痛から解放されるか、しか考えなかったからです。
10年前に出産前、整体の先生が、ここが詰まっていて、これの原因が頭痛薬みたいなものを飲んでいたからだと思うんですけど。薬を習慣的に飲んでいたことはありますか。最近じゃなくて、ちょっと前のことで大体10年くらい前。
「はい、よく〇〇ァリン飲んでました。ついでに、長距離運転のために錠剤のカフェインも。」
「あ、それだね。そういう薬って蓄積して、今頃こういうところの痛みになったりするんだよね」
ガーン。頭痛薬が体に蓄積するなんて知らなかった。そして、私は基本的に薬を飲むのをやめました。
というわけで、薬は基本的には飲みません。
基本的に、というのが大事で、絶対拒否ではないところが、「調和する」なんです。
西洋医学が必要なこともあるし、それで助かる命もたくさんある。うちの長女は先天性の内臓疾患があり、薬を飲み続けることで命を長らえています。健康そのものに見える彼女なので、薬を飲んでいれば好きなことをして暮らせるという、薬はありがたいものですらあります。「薬が悪いもの」ということよりは、本当に必要な時に使うもの、であり、いつでも手軽に摂らないようにしているということです。
じゃあ、頭痛どうする?ってことなんですけど、
私は、まず水を飲みます。
お茶でもコーヒーでもジュースでもなく、水。はい、これテストに出る重要ポイントです!
頭痛に効くのは、水です。
偏頭痛持ちだった高校の元カレが教えてくれました。
彼は金髪で頭がぐちゃぐちゃした癖っ毛。おしゃれなんですけど、マッドサイエンティストと同級生には呼ばれていたスウェーデン人でした。彼は賢くて、趣味はスノーボード。ピチカートファイブが好きなロマンチストでした。
いや、まぁそんなことは置いておいて、その彼は時々激しい頭痛で苦しんでいました。ベトナムの湿気や冷房と50度の気温差など色々理由は考えられるとして、苦しくなると、とにかく1.5リットルのペットボトルの水をグビグビ飲んでいたのを覚えています。部屋にもそのからのペットボトルが転がっていて、「これ何?」と聞いたら、とうとうと語ってくれました。
「頭痛のときには、まず水を飲むんだよ。偏頭痛というのは、まず脳の水分不足から起きることがあるからね。お茶でもコーヒーでもなくて、水だよ。必要なのは、水分じゃなくて水!」あ、で、今ついでに思い出しましたが、「それで、効かなかったら、頭にかかる圧力を変えるために机におでこをつけて、後ろから頭を押して圧を掛けるといいよ」と言われました(笑)
と、いうわけで、それからずっと彼が言っていたことを信じています。そのせいで、悲しい思いもしましたが、今は頭痛の話だけにしておきます。
とにかく、〇〇ァリンは飲まない、水は飲みました。
それでも頭痛は止まりません。
あなたならどうしますか。
ちなみに、鼻水もかなり出ています。
ただ、熱はありません。
普段は学校の仕事からみつばちのところに様子を見に行き、そこから帰宅して、ちょっと仕事をして、夕飯の支度をして、ボウヤのお迎えに行くのですが、そんなの全然無理!
うーん。困った。
やりたいことは、一つ。
横になること。
そのために、勇気を持って娘に伝える。
「ご飯が作れないんだけど、麻婆丼作ってくれない?味噌汁はカブで」
二つ返事に小六の娘が答える・
「いーよー!」
「ついでに、布団も敷いてくれない?」
「オッケー!」
なんて優しい娘に育ったんでしょう?
もちろん反抗期なんで、たまたまラッキーだったのかもしれないですが、とにかく今はありがたい、ありがたい!
夫に文句言われたらやだなーと思いながらも、「お迎えお願いしてもいいですか?これから横になりたいので。」とメッセージを送ったところで、力尽きて寝落ちしてました。ハッと目が覚めて確認すると「了解。お大事に」と来ていて安心して、ぐっすり眠れました。
夕食時にはずいぶん回復していました。自分に必要だったのは、多分、自分への優しさなんじゃないかな、って思いました。
体調はいつも絶好調ではなくて、小さな上がったり下がったりを繰り返しています。微調整で元に戻ることもあれば、今回のように頭痛になる時もあります。そういうときに、薬ではなくて、必要なのは自分への優しさがあれば、「休む」ことを選択することができます。でも、若い時はそういう選択、なかったなぁ。子供を産んで、人を頼っても大丈夫ということを学んできて、ようやく自分へも優しくできるようになってきました。
〇〇ァリンの半分は優しさ。だけど、必要なのは自分への優しさだけだったな。