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16・人生の指針! 指針(独自の判断基準)をもつことは人生で成功するための絶対必須条件
パーソナリティガイドの横山です♪
どんどん、内容は濃くなっていきます。
これからは、3番目のワーク「指針」に入っていきます。
あなたは、自分の「指針」をきちんと定めていますか?
何をするにしても、基礎となる大切なあなたにとっての譲れない価値観。
それは自分の人生を強固にするために非常に大切なものです。
それがあって、あなたの存在価値は確立します。
それでは、どうぞ、じっくり何回も読み書きしてください。
必ず、あなたの人生をより豊かにしてくれる大切なことです。
指針
人間は、自分の人生を自分自身の手によってコントロールしていると感じられるときに大きな幸福感を味わうことができます。
他人に自分の人生を左右させてはいけません。それは自分の幸福感を放棄することです。
それでは、あなたが自分の人生をできるだけ正確にコントロールするには何が必要なのでしょうか?
人間はそれを長い間、求め続けてきました。現代までに、数多くの哲学者や指導者が、それを見出そうと努力してきました。しかし、過去の賢人た
ちによる長い長い思索にも関わらず、人生をコントロールする鍵が人々に広くいきわたっているとはいえません。
それをこれからお伝えしたいと思います。
これはたとえ話です。
深い森のなかを、どんどんと進んで行く男がいるとします。でもそれでは森のなかをぐるぐる回っているだけです。
もうひとりは、この森を抜け出すことはできないと思い、食べ物もあるしここで暮らそうとしました。しかし、食べ物は底をつきていきました。
また、もうひとりは深い森から抜け出しました。この男は特別な何かをしたわけでも、知っていたわけでもありません。ただ、方位磁石をもってい
ただけです。
大勢の人が、方位磁石を持たずに「人生の森」のなかで行方を見失っています。自分がどこに向かっているのかさえ分からず、不安を持ちながら暮
らしています。
あなたが自分の人生をはっきりと方向づけ、自分の行先に確信と希望を持たせるには、あなた自身の方位磁石である「指針」(行くべき方向を指し
示すもの)を持つ必要があります。これは人生で成功するための絶対必須条件です。
○あなたの指針
あなたの思考や行動を支配し方向付けているもの、それは価値観です。
あなたはすでに自己分析によって、あなたの思考や行動の背後にある「物差し」つまり、価値観を見つけています。
価値観をもっと簡単に表現すれば、「わたしにとって、そうすることが当然だと信じている基準」といえます。
たとえば、あなたが「優れたリーダーはすべての責任を負うものだ」と口では言っていたのに、しばしば部下に責任転嫁をしていたとします。その
場合、あなたの価値観は何だったと思いますか?
そうです。「なるべく責任を負いたくない」というのが、あなたの価値観だったのです。行動は正直です。
では、あなたが友人に「タバコをやめる」と宣言しました。しかし、やっぱり吸ってしまいました。この場合はどうですか?
そうです。「そうはいってもタバコはやめられない」というのがあなたの価値観です。
「仕事で成功する!」と言いながら、朝、目覚まし時計が鳴った次の瞬間には、「あぁ、また一日が始まるのか」と思いがよぎった場合はどうでしょうか。
あなたの価値観は無意識にあなたをコントロールしています。
あなたの価値観を発見する簡単な方法があります。
それは、「感情の裏には価値観がある」ということです。
あなたが、最近、喜んだのはいつですか?
怒ったのはいつですか?
悲しんだのはいつですか?
その場面を思い出してください。その感情の裏に、あなたの価値観がみえるはずです。
あなたは、あなたの価値基準で、感じ、行動しているのです。
どんなに素晴らしい目標を持っていたとしても、あなたの目標があなたの価値観とズレていれば、あなたは目標に到達することはできない。
それは狂った方位磁石を持って旅に出るのと同じことです。
あなたの指針、つまり価値観をあなたの望む方向へセットすることは、あなたが人生を旅するうえで絶対に必要な基本です。
あなたの人生をコントロールするとは、とりもなおさず、あなたの価値観をコントロールすることに他なりません。
○自助の精神
現代は社会共通の価値観が極めて希薄になっています。
1980年代ぐらいまでは、国(日本)がひとつの目標へ向かって邁進していく時代で、良し悪しは別として人々も共通の目標をもっていました。
大部分の人々は、政治家や教師、会社、親から押し付けられた価値観を受け入れ、それに影響を受けて生きていました。
「一億総なんとか」「寄らば大樹の陰」「終身雇用」「年功序列」「学歴社会」「経済至上主義」な
どの言葉はその時代を象徴するものでした。
しかし、国の発展も一段落して社会が成熟してくると、個人個人がそれぞれの主張をはじめるようになりました。いわゆる「個の時代」です。
それにより、多種多様な価値観が、世の中に氾濫するようになりました。
そして過去の価値観は、音を立てて崩れていきました。
共通・不動と思われていた古い価値観は、もはや、跡形もなく消え去っていきました。それにもかかわらず、「これこそ正しい価値観だ」と確信で
きるものが、世の中に示されていません。
いったい、どのような価値観が正しいのか?
それは誰も教えてくれません。
これまで、他の誰かが決めた価値観に従って生きてきた人たちにとっては、途方に暮れてしまう時代になったのです。
このような時代では、自分で自分の価値観を確立する以外、あなたの生きる方向を決定する方法はありません。
そういう状況下では特に、自助の精神がこれから非常に強く求められるわけです。
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もし、あなたが自分自身の明確な価値観を確立していないとしたら、間違いなく他人の価値観に振り回されることになります。
言葉をかえれば、「他人に自分の人生をコントロールされてしまう」のです。
それはちょうど、あなたの方位磁石を無数の他人が手にとってクルクルと回され、いじられることと同様です。
そうなると、あなたは自分の指針(方位磁石)に対する信頼も失い「わたしは、いったい、どんな人生を送ればいいのだろうか」と頭を抱える場面に数多く出くわすことになります。
しかも、あなたの指針を狂わすのは、必ず人とは限りません。インターネット、ソーシャルメディア、テレビなどに溢れる情報もあなたの指針を
変えようと働きかけてきます。
あなたは、正確な方位磁石を持たずに深い森のなかに放り込まれたいと思いますか?
あなたは、あなたの指針である「自分の価値観」を決定することが必要です。そうすれば、あなたは絶望と妥協に屈することなく、自分の人生を、
大いなる確信と希望をもって突き進むことができるようになります。
そのときこそ、あなたが「自助の精神」で人生を切り開く人間になった瞬間です。
前述している、「天は自ら助くる者を助く」です。
人間は目に見えない無数のものによって形づくられています。古今の格言や先祖の英知、自分の体験や書籍、友人や隣人などから大きな影響を受け
ています。
しかし、もうひとつ明らかなことがあります。それは自分の幸福や成功については、あくまでも自分自身に責任があるということです。
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○価値観と自尊心
成功した人が実体験で身に付けたひとつの事実があります。
それは、
「自尊心が高まれば高まるほど、成功する確率は飛躍的に高くなる」
ということです。
ここでの自尊心とは、「自分を信じ、肯定的に受け入れて、愛し、誇りに思う気持ち」ということです。
自らの生き方に自信を持ち、自分のすべてを受け入れ、尊重し、一歩一歩、自分の人生を切り開く姿を誇りに思う気持ちです。
「うぬぼれ」や「自信過剰」とは意味が違います。
一般的に成功しているから自尊心が高い。と考えがちですが事実は違います。
気球は高く上がるから空気があたたかくなるのでしょうか?
そうではありません。気球内の空気をあたためるから舞い上がっていくわけです。
自尊心と成功の関係もそれに似ています。
多くの人は、長い間、低い自尊心に甘んじています。そのために自己を改善し向上させようとする覇気さえ失っています。
さまざまな問題の多くは、自尊心のレベルが高ければ、やすやすと越えられるハードルのはずです。それなのに多くの人が必要以上にそれにとらわれ、貴重な時間を浪費してしまいます。
自尊心レベルが低いことのデメリットは計り知れません。それによってある人は、他人の目標のために自分の時間とエネルギーを捧げて人生を終えます。またある人は、獲得できたはずの財産と幸福のほとんどを失い、人生を苦渋と失望で満ちたものにしてしまいます。
では、自尊心を高める方法はあるのでしょうか?
もちろん、あります。
そのパワフルでインパクトのある手法の前に、厳然と存在する真実にもう少し目を向けてみましょう。そのなかにヒントがあるはずです。
人はみな、自分の自尊心を満たそうとして行動しています。しかし、多くの人が誤った行動をとっています。
誰もが、自分自身を「信じたい」「肯定的に受け入れたい」「愛したい」「誇りたい」と考えています。しかし、どうしたらそうなるのか分からな
いため、場当たり的な行動でそれを実現しようとしているのです。
その結果、逆に自尊心を低下させています。これは、ひとつのパラドックスです。
その実例を見てみましょう。
・他人の評価によって自尊心を満たそうとする人
他人の評価が、自分の自尊心のバロメーターとなっている人は、ある意味、哀れです。他人に合わせるあまり、自分の信条に反する行動を行うようになり、いつの間にか、「自分の人生のコントロール権」を他人に渡してしまうのです。
極端な場合、他人の顔色をうかがいながら行動するようになり、他人の考えや意見に一喜一憂し、大きなストレスを抱きながら自己を喪失していきます。そうなると、自分の目標や願望を追求するどころではなくなります。
・自分ではない「何者」かを演じ続けている人
自分自身に対して正直に、素直になることができず、どこかで与えられた「何者」かのイメージに、自分を合わせることにきゅうきゅうとしているのです。それは丁度、四角い穴に丸い杭を打ち込むようなものです。
遅かれ早かれ、それは巨大なフラストレーションとなって自分を押しつぶしてしまいます。
・自分以外の人に責任をなすりつけようとする人
その人の行動には、自分の自尊心を守ろうとする意図があります。
しかし、それは誤った行為です。そのような行為は、ますます自尊心を低下させる出来事を引き寄せてしまいます。これは自尊心レベルの低い人に見られる特徴のひとつでもあります。
・自分の過去や失敗に、いつまでもとらわれている人。
自尊心レベルが低いため、現実を直視できず、過去の出来事に意識を集中させてしまう。そのほうが楽だからです。
その結果はどうでしょう。
現実に対する勇気や自信をさらに低下させていきます。現実逃避を繰り返すことで、内なる自尊心はエネルギーを失い、しぼんでいきます。
逆に、自尊心レベルを高めた人は、次のような利益を獲得しています。
・ほかの誰でもない自分自身の生き方を持てます。どんなときでも自分が自分らしくいられます。
・日々の生活が充実感に満たされ、何事に対してもパワフルに対処できます。
・自尊心が高まり、自分を肯定的にとらえれば、まわりの人々も自分を肯定的にとらえてくれるようになり、人間関係に自信を持てるようになりま
す。
・問題に対して逃げることなく、自ら進んで問題に立ち向かい、積極的な解決が勝ち取れます。
・自分の目標や願望に対して前向きに取り組むようになります。その過程で、いかなる失敗や挫折が起ころうとも、諦めたり、くじけたりすることなく、そこから何かを学び、成功するまで何度でも挑戦する勇気が身に付きます。
・周囲の意見や価値観に惑わされることなく、自分の心をコントロールすることができるようになります。
○自尊心と生産性
それでは、豊かな人生を築く秘訣である「高いレベルの自尊心」を確立するためにはどうすればいいのか。
自尊心は、自分の「考えていること」と「行っていること」にズレがないときに高まる性質を持っています。
あなたが「正直でありたい」と考えているときに嘘をついたらどんな気持ちになりますか?
自分を裏切ったために、嫌な気持ちになります。嫌な気持ちになれば、自尊心は低下していきます。
では、あなたが「わたしは勇気を持つ!」と考えるとします。
すると、あなたは目の前で女性が男にからかわれている場面に出くわしました。
あなたはどうしますか?
見て見ぬふりをして通り過ごせば、あなたの自尊心は低下します。
しかし、勇気を振り絞って男を追い払うことができれば、あなたの心の中にはどのような変化が訪れるでしょうか?
自分の行為に満足し、自分の気持ちに正直になれたことを誇りに思うことでしょう。
ここでの「正直でありたい」「私は勇気を持つ」が価値観です。
つまり、人は自分の価値観に従った行動をとると自尊心を高めることができるのです。これは基本原則です。
しかし、あなたの価値観がいつも正しいものであるとは限らないのも事実です。しかし、この基本原則は変わりません。
また、自分が決めた価値観に従うことは、「悔いのない行いをする」ということと同じ意味を持っています。
そして、「悔いのない行いをする」ということは、
「悔いのない人生を送る」ことにつながります。
冒頭の自尊心の定義を思い出してください。
自尊心とは「自分を信じ、肯定的に受け入れて、愛し、誇りに思う気持ち」ということです。
自分の考えていることと自分の行いが一致したときに、人は自分を信じ、肯定的に受け入れて、愛し、誇りに思う気持ちが生じるのです。
これは自尊心が高まることを意味しています。
悔いのない行いができる人は、高い自尊心を持つ人であると言い換えてもよいでしょう。
さらに、高い自尊心は潜在的な「やる気」を自然に引き出します。
普通の人と、「やる気」がある人の時間当たりの生産性はどれだけ違うと思いますか?
ある調査によると2.4倍もの差が生じるそうです。つまり、高い自尊心は高い生産性につながるのです。
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○価値観と自尊心の4つの公式と生産性のサイクル
価値観と自尊心の4つの公式
1.人間は、自分の価値観に従った行動をとるときに、心の充足感を得られる。
2.人間は、自分の価値観に反した行動をとるときに、心には虚しさが残る。
3. 心が充足感に満たされると、自尊心は高まり生産性が増す。
4. 心に虚しさが残ると、自尊心は低下し生産性は低下する。
この4つの公式を覚えてください。
「高いレベルの自尊心」を確立するためのポイントは、「価値観確立」にあります。
ここで、人生の生産性を高めるサイクルと、人生の生産性を低下させる2つのサイクルをみてみましょう。このサイクルには「価値観」に深くかか
わっているのがわかるはずです。
1.人生の生産性が高まるサイクル
自分の価値観に従った行動をとる→心の充足感が高まる→自尊心が高まる→生産性が高まる→自分の価値観に自信を持つ
2.人生の生産性を低下させるサイクル
自分の価値観に反した行動をとる→心に虚しさが残る→自尊心が低下する→生産性が低下する→自分の価値観を見失う
1のサイクルが回れば、あなたの人生は上昇し続けます。
2のサイクルが回れば、あなたの人生は下降し続けます。
いずれにせよ、自分の価値観と自分の行うことが一致するとき、人は充足感を得られます。また、何事にも積極的な態度を取れるようになります。
そして、人生の生産性は高まっていきます。
○自分の価値観に合う生き方
多くの人は、はしごの一番上に登りつめてから、はじめてはしごをかけ間違っていることに気付きます。
後悔先に立たずです。
価値観に正解はありません。
あなたの価値観も、どこかにあるものではなく、あなたのなかに既にあるものです。大切なのは、それを見つけることです。あなたの内面にある価値観が、あなたにとっての正解なのです。
仕事での価値観、家庭での価値観、人生での価値観など。
人は自分の様々な役割について価値観をもっているものです。
それに気付いているか、気付いていないかはそれぞれです。普段はあまり考えることもないことでしょう。
「人は、自分の価値観に添って行動するとき、もっとも大きな幸福感を得ることができる」
○注意すべきふたつの原則
価値観には正解というものはありません。しかし、注意してほしいことがふたつあります。
ひとつは、あなたのなかにある価値観は、必ずしも「正しい」ものであるとは限らないということです。
タバコはストレス解消になるので悪いものではない。と思っていても健康には有害です。同じように持っている価値観に問題がある場合、その価値
観を変更しなければなりません。
価値観は、あなたの中から引き出さなければいけませんが、それが完全であるとの保証はどこにもありません。
ですから、自分の価値観が正しいかどうかは、あなたが価値観に従った行動の結果を充分に考察する必要があります。
誤った価値観は、結果的に自尊心を低下させる結果を生み出します。
注意すべき原則・1
あなたの価値観が正しいかどうかは、その価値観に従って行動した結果をみること。もし、変更の必要性が生じた場合、直ちに変更を行うこと。
注意すべき原則・2
もうひとつは、あなたの現状を正当化するために価値観を設定しない。ということです。今の自分を偽らずに価値観を設定することです。
自分を客観視できず、自分に正直になれない場合、自分の現状や現在している行為を正当化するために、価値観を設定してしまうことがあります。
これはただの自己正当化に過ぎず、自分らしい価値観から外れていってしまいます。
○基本的価値観(コア・バリュー)
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価値観のとても重要な要素です。
では、今度はあなたにとって最も大切な価値観である基本的価値観(コア・バリュー)というものを体感してみましょう。
次のシミュレーションをしてみてください。
ある日、あなたの前に妖精が現れました。そして、次のように言いました。
わたしは、あなたに重要なメッセージを届けに来ました。実は、あなたは24時間後に死ぬことになっています。
しかし、助かる方法がひとつだけあります。
それは、次の質問に答えることです。
「あなたが生きている目的は何ですか?」
嘘をついてはいけません。正直に答えてください。
いくつ答えても構いません。嘘をついたり、答えられなければ、あなたは確実に死にます。それでは答えを考えてください。
これはあくまでもシミュレーションですが、馬鹿らしいと思わず、真剣にこのシミュレーションに取り組んでみてください。このシミュレーション
を、真剣に行えば行うほど、あなたの得るものは大きくなります。
なぜなら、成功する人とは、この問いの答えを追い続ける人だからです。
解答例としては、「わたしの人生の目的は、日本中の人々の心を魅了する小説を書きあげること」というものです。
このシミュレーションを済ませないで、次のステップには進まないでください。
(答え) 私の人生の目的は、___________
答えは出ましたか?
納得いく答えが出せなかったとしても気にしないでください。。
まだまだ、これからの人生です。これから決めても充分です。
このプログラムをするのはそのためでもあります。
あなたの頭脳は、このシミュレーションに真剣に取り組めば取り組むほど、活発に動き始め、これまであえて目を向けようとしなかった「人生の目的」を発見するヒントをつかむことができるようになるはずです。
「これさえやれていれば、私の人生に悔いはない」と言い切れるものが、あなたにとって最優先となるものです。
○あなたの人生を決定づける基本的価値観
あなたのなかには、無数の価値観があります。
「和食が体には一番良い」「音楽はロックに限る」「漫画なんて読む価値はない」など、人それぞれで数え上げたらきりがありません。
しかし、あなたの人生を決定づける価値観は、それほど多くはありません。
たとえば、「人間は誠実であるべきだ」という価値観はどうでしょう。また「家族は、自分の命以上に大切だ」という価値観はどうでしょうか。
これらの、あなたの人生にもっとも影響を与えている価値観が、基本的価値観(コア・バリュー)です。
先ほどの、「あなたが生きている目的は何ですか?」に対するあなたの答えは、究極のコア・バリューです。
このコア・バリューは、他のいかなる価値観よりも力を持っています。
あなたのコア・バリューを束ねたものが、あなたの人生の指針となります。
それでは、あなたのコア・バリューを発見し、まとめていきましょう。
○あなたのコア・バリュー
これからあなたの基本的価値観(コア・バリュー)をみつけていくための質問をしていきます。あなたはこの質問に対して正直に答えてください。
また、その前に、すでに行った「自己分析」「自分の歴史」をじっくり見返しておいてください。
すべての質問に答え終ったら、その答えをよく吟味して、あなた自身の表現で、「コア・バリューのリスト」に価値観を自由な表現で記入してください。
堅苦しく考える必要はありません。あくまでも自由に!
ヒントとして価値観に関するキーワードを参照してください。言葉をみつけるヒントになることがあります。
そして、記入するときは、「これはわたしの人生で力となる価値観なのか?」を自分自身に問いかけてください。あなたの決めた価値観はあなたのものです。誰の評価を仰ぐ必要はありません。
価値観を書き出すことの意味についてふれておきます。
わたしたちは、自分で価値ありと「決めた」ものにしか価値を見出しません。決めたことを形に表す唯一の手段は、「紙に書く」ということです。
書くことの重要性はすでに触れましたが、この価値観の設定においても書くことの重要性は変わりません。
あなたが決めた価値観は、紙に書かれない限り、力を発揮しないということを忘れないでください。人は、それを失ったときに、はじめてその価値に気付きます。しかし、価値は最初からあったものなのです。
それでは、指針作りのワークに入ります。
とても重要なことなのでしっかり取り組んでください。
それではワークを始めます。
👇 こちらの画像からスプレッドシート「コア・バリュー/指針」を開いてください。
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