まえがき
ネットの普及は私たちの生活を大きく変えました。その中でも映画と音楽は影響を大きく受けたのではないでしょうか?
映画はスマホやタブレットで簡単に鑑賞できるようになってしまい、ディスニーに至っては新作すらDisney+で配信される始末です。
音楽は既に配信のみでしか発売されない新譜もあり、映画のサウンドトラックなどはやはり配信のみのタイトルが増え、アコギな業者がブートレッグでCDを販売しているようです。
DVDやBlu-ray、CDなどのメディアで映画や音楽を所有することは、狭い我が家では家族たちに疎ましがられてしまう、場所を取る贅沢な趣味となってしまいました。
映画は最初から最後まで最低でも90分、字幕作品ともなれば画面にずっと縛り付けられてしまい、家事も捗りませんが、その点、音楽は聴きながら家事もでき、オープニングテーマを聴いたその瞬間に映画の世界に引き戻されます。ブックレットや解説書を見れば、その世界観は大きく広がって、時間や手間を取られずに映画の世界を堪能することもできます。
もちろん、サントラを聴いた後で映画本編を観てしまって余計に時間を取られることにもなりかねませんが……
Bee FLAT Musicでは新旧織り交ぜてサウンドトラックCDをお届けしており、こちらnoteでも不定期ではありますが紹介をさせていただいておりました。しかし、店主も生い先短くなって終活を意識するようになってきた昨今、やはり良質なサウンドトラックを皆様に厳選してご紹介して死んでいきたいと考えるに至り、マガジン形式で101タイトルをレビューさせていただくことに致しました。
「無人島に持っていきたい」という陳腐な「もしも」ではなく、「死ぬまでに聴きたい」というド直球なタイトルにしました。1タイトル約1時間として101時間、人生の貴重な時間を店主と一緒に共有していただけましたら、これ以上の幸せはありません。
不定期ではありますが、一ヶ月に1タイトルでも10年弱。寿命尽きるまでには完成するのではないかと勝手に思っています。
こんな稚拙な文章ではありますが、101遍の映画音楽のご紹介にお付き合いいただければ幸いです。
Bee FLAT Music 店主
なお、半年以上更新がなかった場合は、あいつ死んだな、と思ってください。