3分だけ、5分だけ
こんにちは!
今年は秋があるのかないのかよくわからない気候が続きますねぇ…
今日はやっと庭の草取りをしました。
夏の間体調を崩していて全く手入れができず、荒れ放題のジャングルだった庭を横目に日々外出したり犬の散歩に行ったりしておりましたが…今日こそは!と思って取り掛かりました。
しかしね、いっぺんに完璧に終わらそうと思うと、なかなか始められないんです。
ズボラな私にとってはすごい大仕事。
なので、私がよく使うのは、
5分だけ
のタイマー。
タイマーがなるまでの5分間だけ、抜けるだけ草を抜こう。
たった5分、されど5分。
結構進むんですよ。
タイマーがなったらその日はおしまい。
え?これだけ?って思うけど、それ以上やろうとすると「ああつかれた」「ああ大変だった!」っていう記憶しか残らないので。
案外あっさりだったな、で終わるくらいがちょうど良い、ということを40年以上生きてきてようやく理解しました笑
実はこれ、レッスンにもよく使うんです。
指がうまく動かない時、ボウイングがなかなか書いてある通りにできない時に、その箇所だけを繰り返し練習。
「お家でしてね〜」って言ってやる子はほとんどいません笑
なのでレッスンでやって、その練習ですぐに弾けるようになることを実感してもらいます。
そうすると、あら不思議。
家でもやってこれるんですよね。
この時に必要なのは、「できるようになるまで繰り返し」という終わりの見えない指示ではなく、「3回だけやってみようか」とマグネットを3つ並べること。
言葉で3回、と聞くと
「3回も!?」ってなる子もいますが、マグネットが3個並んでて、1回弾いた時にそれを1個外すと、「なぁんだ、あとたった2回か〜」ってなりやすいんです。
慣れてきたら5回でもいけます。
大事なことは、3回やった時にできるようになったことを褒めること。
完璧には弾けてなくても、「ここの3の音が綺麗に出るようになったね!」とか、「大きい音で弾けるようになったね!」など。
で、本人の反応が良ければ「あと3回やったらもっとうまくなっちゃうかも?」と声をかけてもいいし、「また一緒に練習しようね!」でもいいと思っています。
大切なことは、「練習」というのが嫌な宿題、1週間の重荷ではなく、たったこれだけでできるようになることがある、と本人に気づいてもらうこと。
それを一緒に体験して、自信をつけていってもらうのがレッスンの意味なのかなと感じています。