し、うた、そしてことば

僕は詩というものが嫌いだ。

だって、何が言いたいのかうまく分からないんだもの。

分かりやすくうたってほしいな。
君たちが誰に、何を、どうして伝えたいのか知りたいから。

いや、やっぱりそのままでいいよ。
君たちのことばの行き先なんて、生まれた訳なんて、知らなくたっていいから。

だってほら、そんなもの知らなくても、こんなに綺麗なんだから。

君の言葉が、拙く、そして丁寧に紡がれて詩になって、詞になるといいな。

そしたらさ、僕に歌わせてくれないかな。

こんなに綺麗な言葉だから。

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