ほんものの魔法使 感想
先日、宝塚歌劇団雪組の「ミュージカル CITY HUNTER -盗まれたXYZ-」「ショーオルケスタ Fire Fever !」を観劇しまして。
New Fire ! の場面で、縣千さんという男役さんに惹かれ、オススメされた「ほんものの魔法使」のブルーレイを衝動買い。
感想をざっくり述べます!!!!
朝美さんのアダムの無垢な感じが素敵!
幕開きスモークの中のお歌が、既にファンタジーでこれから何が始まるんだろう、アダムは何を求めて旅をして行くんだろうってワクワク。
モプシー!!!!!!
縣さん大型犬すぎて、可愛すぎて困惑!
海坊主とも新人公演の冴羽獠ともぜんぜん違うお声で可愛らしいお声で、え、なに、可愛いし鳴き声と動きがほんものの犬。
マジェイアに入って、魔術師たちがとにかく色鮮で眩しい!思わず目をとじちゃった!って、暗転からの明るくなったら火の魔術?花火出ててビックリで、いろんな魔術披露してくれて楽しい!!!ってアダムとモプシーの気持ちになれて、物語の始まりにワクワクドキドキが止まらない!かなり楽しい!こういうの大好き!
というか、本当に魔術(手品)すごいな?
でも楽しいだけなのはありえないと、意味深なアダム……。
野々花さんのジェイン、愛らしくてまだ垢抜けない(良くも悪くも)箱入り娘。ある意味で両親から守られて育ってきたのかなと感じる、プラトニックな女の子感。
話が進むにつれて、アダムの魔法とマジェイアの魔法の違いに気づいて、アダムとジェインの二人のすれ違い。どうなっていくんだろうと思って1幕終了。
2幕幕開き、え?Eテレ?と思うくらい
可愛くてポップでキャッチーで、え?モプシー可愛すぎる……え?
縣千さんの幅広さに困惑。
女の子たちに撫でられて嬉しそうなの可愛すぎる……。
アダムがモテモテで拗ねてるモプシー可愛すぎる……。
ピクニックでの教授のお話、刺さるものがあって、排他的な世界ってマジェイアだけじゃなくて現実の世界でもあることで、ちょっと考えさせられた。
急に重い話になるけど、透真さん演じるアレキサンダー教授の演技で、すっとその問題提起が入ってきて、違和感なく雰囲気が変わっていく。
アダムの独白にジェインが寄り添う。わからなくて怖いけど、わかってほしい、わかりたい。
互いを認めあって、尊重する。
ストーリーとしては風刺的な、ちょっと重めの話ではあったし、ちょっと寂しい、でもいつでも会える!っていう終わり方で、ジェインやニニアンの成長も感じて、あたたかい気持ちになった。
あと何より、キャラクターがみんな可愛くて色鮮やかで華やかで。
見ていて楽しい気持ちと色々考えさせられるストーリーと、奥行きのある作品だなと。
フィナーレで、所謂黒燕尾で踊る男役さんを見てザ・宝塚を味わえる。
さっきまで可愛い犬だった縣さんがザ・男役で凛々しくてかっこよくてまたビックリ!
そして最後の挨拶で集合した時に、モプシー、教授に甘えたり、ジェインに頬キスねだってませんでした?可愛いな。
総括
できるんだ、やるんだ。
これから自分で箱を開けようって励まされました。
モプシーがかわいい。
縣千さんの振り幅どうなってるの?
あと、久城さん演じるロバートが、意地悪お父さんってだけじゃなくて、ジェインのことを想ってるのが感じられてすごいなって思いました。