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【民泊運営】コスト削減とリスク回避の鍵は「相見積もり」にあり!
「相見積もり」を取らずに、損していませんか?
民泊の運営には、設備や清掃、リネン管理など、さまざまな業者さんとのお付き合いが必要です。「どこにお願いするか」をどのように選んでいますか?
もっと安く、もっと質の良いサービスがあるのに、「なんとなく」選んでいる人が実はとても多いのです。
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なぜ、相見積もりが必要なのか?
「相見積もり」とは、複数の業者から見積もりを取り、料金やサービス内容を比較検討することです。
民泊運営においては、宿泊料金や稼働率などの売上を上げることはもちろん重要ですが、清掃や設備投資などにかかる支出をいかに抑えるかも利益に直結する大切な観点です。
コスト管理を意識せずに、ただ最初の1社の見積もりだけで工事やサービスを依頼してしまうと、相場より高い値段で発注し、質の良し悪しにも気づけない可能性もあります。
相見積もりのメリットは、料金面だけではありません。たとえば、清掃サービスを検討するときに「リネンの交換や消耗品の補充まで含まれているのか」、「エアコンのフィルター清掃や換気扇内部の清掃までは可能か」といった作業範囲の違いも可視化しやすくなります。
同じ金額でも、業者ごとに対応してくれる範囲やオプションが異なるのはよくある話です。
相見積もりをとるべきタイミングとは?
相見積もりをとるべきタイミングは多々ありますが、金額の規模が大きいものほどその重要性が高くなります。代表的なものは次の3つです。
①リフォーム
より快適な空間をつくるためにリフォーム工事が必要な場面は多いですが、内装工事や改築内容によって数十万~数百万円と大きな費用が必要になります。
②消防設備
マンションで1戸あたり8~20万円、一戸建てなら25~50万円ほどと想定外に高額になることがあります。
③家具家電
本体価格だけでなく配送・設置費用、保証やメンテナンスの条件などでも総額が変わりやすいのが特徴です。
こうした大きな支出の際には、必ず複数業者の見積もりを比較し、料金やサービス範囲、追加費用の有無をしっかり確認しましょう。
相見積もりを取る手間はかかりますが、それ以上のコスト削減や品質確保につながるはずです。
見積もりを精査するときのチェックポイント
相見積もりで確認すべきは、「金額」だけではありません。見積もりの中身をしっかりチェックしていないと後々「サービスにこれが含まれていなかった」「納期が曖昧でトラブルになった」という事態もあり得ます。
たとえば「一式」という書き方が多い見積もりは、明細が曖昧なことが少なくありません。あとから「これは別料金です」と追加費用を請求される例は、意外にもよくあるトラブルです。何が含まれていて、何が含まれていないのかをしっかり問合せましょう。
他にも
・納期が明確に書かれているか
・アフターサポートがどれくらい充実しているか
・保証期間はどれくらいか
・解約の条件はどうなっているか
なども細かく確認します。
清掃業務の相見積もりの取り方と発注の仕方
また、継続的にお願いをする業務で「清掃」があります。清掃業務は単に一番安いところに発注するのが正解とは限りません。値段と品質は常にトレードオフ。コストを重視しすぎると品質が下がり、ゲストからクレームが出るリスクも高まります。
まずは3社に単発の仕事を依頼し、同じ条件で実際の作業や対応をチェックします。そのうえで、価格と品質を比べ、次のように発注先を振り分けると効果的です。
■1番品質が良くて、安い会社
→メインに発注する会社にする。継続的に全体の8割の仕事をお願いする。
■2番目に品質が良くて、安い会社
→残りの2割の仕事をお願いし、サブ的に活用し続ける
■3番目の品質で安い会社
→発注しない。
1番良い会社に100%お願いするのではなく、複数社と関係を築いておくことで、リスクヘッジと競争意識を両立させることができます。
メインの業者に何かトラブルがあった際でも、サブの業者にスムーズに切り替えることができますし、さらに業者側も「自社以外へも仕事を発注している」という緊張感を持つため、コストや品質の面で柔軟な提案が出やすくなります。
相見積もりには、手間以上に大きなメリットがある
「見積もりを複数社から取るのは面倒だし、時間もかかる」という声もありますが、相見積もりによって得られるメリットは、その手間を上回る価値があります。
「他社では同じ条件でこの価格でしたが…」と比較材料を提示すれば、値下げやオプション追加など、業者側から柔軟に歩み寄りの提案をもらいやすくなります。また相見積もりを行うプロセス自体が、今の運営体制のムダやリスクを洗い出す機会にもなります。
そうして初期費用を数十万円単位で節約できたり、同じ予算でより高品質なサービスを導入できたりすれば、そのぶん運営資金に余裕が生まれ、ゲストの快適性を高めるためのさらなる設備投資やサービス向上にも回せるようになります。
結果的にゲストからの高評価やリピーター獲得につながり、最終的には施設の売上や利益をより安定させることにつながるのです。
ぜひ、「相見積もり」を活用して、安定した民泊運営を続けてください。
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(文:伹馬 薫)