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民泊オーナー・Aさんに聴く! 民泊運営のリアル
民泊に興味はあるけれど、自分ができるか、続けられるのか、儲かるのか…。そんな疑問を解消すべく民泊オーナーにインタビュー! 大好評シリーズの第4弾。今回はAさんにお話を聞きました。
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民泊オーナー・Aさん
以前、「副業で!不動産投資で!民泊を始めよう」という記事を書きました。始めてみたいにはみたいけれど、どのくらい自分の時間を割けばいいのか、日々の労力的に実現可能なのかと、まだまだ気になることは多いと思います。
そこで!皆さんの未来の民泊オーナー像の参考になればと、現在、副業で民泊を運営しているオーナー・Aさんを直撃。リアルな声をお届けします。
Aさんプロフィール
本業は主婦。主婦歴30年超の大ベテラン。お子さんの独立後、何か新しいことをやりたいと考え、不動産のセミナーと民泊セミナーを受講し0から勉強。現在、賃貸3軒と民泊1軒(http://airbnb.com/h/villa-seven-numazu)を運営中。
民泊の開業準備
1. 民泊を始めようと思ったきっかけ
2019年以来、不動産賃貸投資をおこなっており、既に3軒経験していましたが、賃貸業はリフォームを仕上げて入居が決まると一旦終了してしまい、ホッとすると同時に物足りなさも感じていました。
コロナが収まってきたタイミングで、また何かワクワクすることをと考えたときに、民泊の存在を知りました。また近年は毎夏暑いので、家族で泊まれる避暑地の別荘、しかも自分が使わないときは人に貸せる貸別荘に興味を持ちました。ご縁あって別荘民泊のセミナーを知り受講、まずは1軒やってみようとトライしたのが民泊運営の始まりです。
2. 最初の物件の調達方法
購入 (2024年5月開業)
3. その物件の民泊開業のおおよその初期費用
購入と諸費用で300万+リフォーム550万+家具家電150万=合計1,000万円
4. 開業までにかかった期間
物件探しから購入(約2ヶ月)+リフォーム(約4~5ヶ月)+役所関係手続、民泊サイト掲載(約1ヶ月)=約7〜8ヶ月
主婦業を続けながら、新たに副業として不動産の世界に足を踏み入れたAさん。セミナーなどを活用し自ら勉強し、賃貸業を経て、今年の5月から民泊を始めたそう。民泊は、年齢問わず、どこであっても、いつからでも始めることができる!まさにその体現者のようなオーナーさんです。
日々の民泊運営
5. 現在運営している民泊施設の数と物件調達のタイプ
購入1軒
6. 1日のうち、民泊運営に割いている平均時間
30分未満 (リスティング写真の差し替えや観光案内等載せる場合)
普段はほとんどなし
7. 毎日の運営以外に発生する大きな作業(ゲストのトラブル、施設のメンテナンスなど)の頻度と所要時間
開業して4ヶ月のうちに2回ほど発生。それぞれ1~2時間ほど
8. 外注している作業(宿の値付け、受付業務、清掃、その他)
代行会社を利用しており、宿の値付け・受付業務・清掃は全てその会社に外注しています。ただし、値付けは管理の方と相談しながら決めることもあります。また、ゲストからの質問などで自分しかわからないことは答えることもあります。
代行会社を活用し、基本全ての作業を外注する形で運営した結果、なんと普段の作業時間はほとんどなし! 遠隔地の物件でも、本業が忙しくても、ごく最小限の労力でビジネスが成り立つ環境が整っているのが民泊の強みといえます。代行会社ってどんなところがあるの?という方は「2024年版 民泊代行会社 社員数トップ5」もご参照ください。
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民泊の魅力とは
わりと手間なくできそうだけど、そもそも楽しいの?シニア世代の自分もできるの?という方へ。民泊の魅力も聞きました。
9. 実際にやってみて感じる副業としての民泊の魅力
怖ろしいほどの荒れた古民家を、どうやったらゲストに選んでもらえるよう魅力的にリフォームできるか、費用との兼ね合いも考えながら作りこんでいきました。出来上がった民泊(貸別荘)をゲストに評価して喜んで泊まってもらえた時が、とても嬉しいです。レビューや星の数で評価されることは怖くもあり、またやりがいにも通じます。
また、受付管理は依頼していますが、ゲストの方(外国の方が多い)と多少なりとも交流できるのも楽しみの一つです。その他、自分でも家族やサークルの友人たちと別荘として使えるのがよいですし、自分の別荘を持っているという満足感も得られます。
10. 実際にやってみて感じる不動産投資としての民泊の魅力
まだ開業して4ヶ月ですが、仮に賃貸として貸し出した場合の1年分の利益をもう既に得られたことに純粋に驚き、不動産投資としての民泊の魅力を感じています。
ゲストに対するこちらの気遣いが、ゲストからの良い評価につながった時はうれしい気持ちになります。また、良いレビューや星の数が貯まると、それを見て新しい予約が入っていくというプラスの連鎖によって売り上げも増え、〈宿が大きく育っていく〉と聞くので、その点でも今後が楽しみです。
11. 60代で民泊を始めてみた所感
民泊というと、流行に敏感な若い方がするイメージがありますが、私のように子育てや仕事をリタイアされた世代にこそ向いているのではないかと思います。いろいろな雑事に縛られることが少なく、自分のペースで出来る範囲で進めていくことができるからです。
また自身も開業に関連して、その地域の観光やおいしいもの巡りをして、その体験をリスティングに紹介したり、ガイドブックに載せるなどの楽しみ方もできます。地域の特性を知ることで、その地域をより一層好きになることも良い点だと思います。
12. 民泊開業前後の自身の生活や考え方の変化
生活は特に変わらないですが、自分には難しいと思うこともやってみると何とかなるものだと思えるようになりました。
はじめの一歩を踏み出すには
最後にAさんより、未来の民泊オーナーへメッセージをいただきました!
13. これから民泊をやってみたい人へ一言
始めるにあたってネットや書籍、セミナーなど色々な角度から調べることが重要だと思います。こんなはずではなかったと思うことが大なり小なりあるので。
また、最初の民泊はできれば自宅から近く(1時間程度まで)、無理のない金額から始めるのがお薦めです。仕組みができて軌道にのれば現地に行くことも減りますが、最初のうちはかなりの頻度で通うことになるので遠いと負担になります。気持ち的、体力的、金銭的にも余裕を持って臨むのが良いと思います。家族の理解も不可欠です。
オープンしてゲストに喜んでもらえて、利益も出てくるととても楽しいです。PCをほぼ使わない生活をしていた私でも四苦八苦しながらなんとかできました。是非TRYして楽しんでください!
最後に
いかがでしたか? 具体的に自分が民泊を運営するイメージが湧いてきたら幸いです。本アンケートに協力してくださったAさんに、改めて感謝申しあげます。
もっと別の民泊オーナーの声を聴きたいという方は「民泊運営のリアル」シリーズのマコさん編・ブン太さん編・なみさん編も合わせてご覧ください。
民泊は誰でも副業でできます。一緒に民泊やりましょう!