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【民泊トラブル回避】ゲスト向けエチケット動画で日本の文化とルールを楽しく伝える
「ゲストがハウスルールを守ってくれない!」「トラブルが頻出する!」そんなときは、【ゲスト向けエチケット動画】を活用してみませんか?
映像でルールを分かりやすく伝えることで、文化の違いや言語の壁を超えて、民泊運営でありがちなトラブルを予防することにつながります。
今回は、エチケット動画の効果や具体的な活用方法をご紹介します!
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紙のハウスルールだけでは限界!?外国人ゲストによるトラブルが頻出
世界中から様々なゲストが訪れる民泊では、文化や習慣の違いによるトラブルも後を絶ちません。深夜の騒音やゴミ出しルールの無視、室内で靴を脱がずに床を汚す…など。
ハウスルールを読んでほしいとお願いしても、言語が違えば十分に目を通してくれない場合も少なくありません。また、目を通してくれていたとしても文化的な背景が違えば、その意味がわからず、結果としてルールを守ってもらえないケースもあります。
そこで今注目されているのが「ゲスト向けエチケット動画」です。施設で守ってほしいことやルール、日本の文化などを動画にして、ゲストに見て学んでもらおうという取り組みです。
紙のハウスルールだけでは伝わりづらいものも、視覚や音声を通じて説明されると直感的に理解でき、「なぜそのルールが必要なのか」という文化的な背景まで含めて伝わりやすいというメリットがあります。
エチケット動画が有効な場面
エチケット動画は、次のようなルール・文化を伝えるときに特に有効です。
①夜間の騒音を防ぐ
深夜のパーティーや大声での会話は、周辺住民とのトラブルにもなりやすいものです。「夜は静かにすべき時間帯」を時計のアニメーションなどとともに伝え、実際にどの程度の音量までならセーフなのかを例示するだけでも、ゲストの意識が変わります。
②ゴミ出しの方法
可燃ゴミ・不燃ゴミ・資源ゴミをどのように仕分けるのか、実際のゴミ箱や曜日表を映しながらわかりやすく具体的に示します。「ラベルを剥がす」といった細かい指示も動画であれば簡単に伝えられます。
③靴を脱ぐ・履き替える
玄関で靴を脱ぐという行為は、日本文化を象徴するものの1つです。「靴を履いたまま入った場合のNGシーン」と「正しく脱いでスリッパに履き替えるOKシーン」の対比を入れてみるのはいかがでしょうか。
④共有スペースの使い方
マンションの共用スペースなどを行き来する際のマナーは意外と見落とされがちです。廊下やエントランスで大きな声を出さないというルールや、エレベーターでのマナーなどを、具体的なシーンを交えて説明すると分かりやすいです。
⑤室内設備の正しい利用法
エアコンや洗濯機、キッチン設備なども、機能性が高いものほど操作が複雑で、外国人旅行者には難しいと感じられている可能性があります。実際に操作しているところを撮影し、解説を入れましょう。
こうした細かいルールやマニュアルは、パワーポイントで1つ1つ写真を入れながらつくるよりも、むしろ動画のほうが制作も楽になることがあります。
エチケット動画をより効果的にするためには?
より効果的な動画を作成し、ゲストにしっかり見てもらうために次の3つのポイントを重視してみましょう。
1. イメージ重視で見やすく、分かりやすく
文字だけの説明ではゲストがイメージしにくい部分を、映像やイラストで具体的に示すことが大切です。実際の状況を撮影し、テロップは端的に大きな文字で表示をすることで、直感的に理解できる動画に仕上げます。
2. NG例とOK例を交互に見せる
騒音やゴミ出しなど、トラブルになりやすい場面は「やってはいけないパターン(NG例)」と「正解となる行動(OK例)」を対比させると、ゲストにとって記憶に残りやすくなります。
3. 多言語対応でハードルを下げる
英語や中国語、韓国語などの字幕を追加すれば、海外からのゲストでも内容を理解しやすくなります。とはいえ文字量は少なめにして、ゲストが字幕を読む負担を最小限にするのがポイントです。
<参考動画>
下記は、YouTubeで日本を旅行する外国人観光客向けに日本のマナーや文化を紹介している動画です。動画制作時の参考にしてみてください。
動画で日本文化を“体感”してもらう
エチケット動画を活用するメリットの1つは、ゲストが“体感”しながら学習できることです。
ほとんどのゲストは、悪意があってトラブルを引き起こしているわけではありません。
・そもそもルールを知らない
・日本の文化や習慣に慣れていない
・背景が分からず、意味が理解できない
といった理由で、トラブルに発展しているケースがほとんどです。
ハウスルールもゲストが納得しやすい形で分かりやすく伝えることができれば、きっと従っていただけるはずです。
ルールを強要するというよりは、「日本の文化を体験し、楽しんでもらう」という気持ちで動画の構成を考えてみると、ゲストとホスト双方にとって良い結果につながるのではないでしょうか。
ゲストが気軽に見られる状態でシェアをする
エチケット動画が完成したら、予約してくれているゲストに送付をしましょう。
Youtubeの「限定公開動画」としてアップロードすれば、URLを送付するだけでゲストがワンクリックで動画を視聴できます。さらに、何の動画か一目でわかるサムネイルをつけることで、視聴率を上げることも可能です。
また、実際に宿泊していただく部屋にも動画のQRコードを掲示しておけば、滞在中に何か疑問が生じたタイミングで簡単に動画を見直してもらうことができます。
ほんの少しの工夫で、ゲストに「日本の生活スタイル」を理解してもらい、互いに快適で満足度の高い滞在体験が提供できるようになります。
紙のハウスルールだけで補えない部分は、ぜひエチケット動画の導入でクリアにし、トラブルゼロを目指しましょう!
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(文:伹馬 薫)