song1789(仮タイトル無し)@2k11

連休のイベントを楽しむフリをし
回転寿司で子供を楽しませて
用意された感動を味わって
本能を海に沈める
それなりの会社に勤め
それなりの給料を貰う
幸せになれると聞いて買った
タワマンに帰って無味無臭なTVを見て
眠りにつく
全てが順調に
全てが用意された人生
抗生物質漬けの豚って何?
夢に見た幸せだと思うんだけどなぁ

学生時代からの付き合った嫁
毎日自転車の後ろに子供を乗せて
ある時間からある時間まで
全て用意された人生
全てが順調に
幸せだと思うんだたまに
確信は無いけど

幸せだと思うんだ
都会のタワマンに住んで
それなりの無味無臭なTVは毒にもならなく
人工的な街
抗生物質漬けの豚を食べて
今日、明日幸せだと思って
用意された幸せを思って
眠りにつくんだ。

この曲は3.11の起きた年2011年の4月くらいに作った曲で歌詞もタイトルもできてないんですが、歌いたかったテーマは明確にありました。それが大阪や東京に立ち並ぶタワーマンションに住む人生は所詮全て海外投資家による用意された人生を歩む人たちを見て悲しさを通り越して虚無すら感じていました。
全てが用意された幸せを享受してそれが本当に幸せなんだろうか?でもきっと今幸せなんだろう、だって格付け会社が審査をしてネットの口コミも信頼できるから。でも何かいつもイチモツの不安が過ぎるなんでだろか?
そんな杞憂をロンドンのテムズ川に見立てて川に流されていく人生の末路は悲惨な結末が待っているにも関わらず、用意された人生をいっ時の幸福を噛み締めている人が歌った歌です。
当時2011年からもう12年経ちました。日銀の利上げによって2024年以降不動産価格は下がりますし、特にタワマンはどうしようもありません。
あなたはちゃんと役割を果たしただけですよ。

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