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キャラの名前登場

メインキャラの名前を出すタイミングを考えたりします。インパクトのある名前の出し方のほうが、印象を残しやすいからです。スーパーヒーローだったったら、〇〇登場!とか、ミステリーだったら、「ふふふ、じつは私は〇〇だったのよ」みたいな感じです

風は動きを見て憧れてしまった、サクラさんに名前を問われ「音坂 風です」緊張しながらも、勢いをもった演技をさせて言わせています。

ここは主人公が冒険の入り口に立つシーンです。決意をさせるという感じで、名前を呼ばせました。

音坂とは私の田舎上越市にある地名です。僕は言ったことがないのですが、昔瞽女と呼ばれる盲目の旅芸人がここを通ったというのが本に書いてあり、いい地名だと思って苗字にしました。風とは、キャラに目が見えなくなっても風を感じて生きてほしいという作者の願いからつけました。

名前って結構難しくって、昔僕が描いた作品には、名前がなかったりつけ忘れていたり、名前を重視しなかったんですね。どこで名前を出したらいいのかっていうのもいつも悩んでしまい、どちらかというと苦手でした。でもいつからかキャラの名前って、キャラを立たせるのに必要だなと思い、色々考えるようになりました。

いい名前を付けると愛着がわいて、いつの間にかキャラを○○君とか○○ちゃんとか○○さんとか呼んでいたりしています。

そうすると、キャラの声みたいなものが聞こえたりしてくるんです。そうなってくるとしめたもので、楽しみながらお話を作れます。

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