キャラの演出 風のファイト作成日記
今回の作業ライブ配信は風のファイトの4ページ目、表紙にあたるところを作成しています。
表紙なのですが、3ページ目の終わりで風が失明してしまう病気を持っているということを光太郎にカミングアウトして、それで、ブルースリーみたいに強くなって、みんなのヒーローになりたかったのにと告白するのですが、それを受けた光太郎が「ブラインドボクシング」でチャンピオンになればヒーローになれるよというセリフを吐きます
この時最初のネームだと、びっくりするように後ろの光太郎のほうへ風が向くという演技をつけていたいのですが、作画する段階になって、風は失明する病気ですごく気分が沈んでいる。それが続いているわけですから、勢いよく向ける元気もないだろうな、でも光太郎の言葉にはドキッとするものがあるから、ほんの少し肩を光太郎のほうにむけるといった演技を押さえた感じにしました。
そして風は、よく目が見えないので、光太郎のほうに勢いよく向くのはうそになってしまいます。視線を上に向けて、でも声の聞こえるほうは気になるという演技をさせたのです。
その前のコマはふかんにして、光太郎が風を見ているという感じの視点にしました。光太郎から風の気持ちを少し推し量ろうとしたのです。そこからの希望の光を放つ光太郎の言葉が生きてくるかなと思ったのです。
キャラに演技をさせる時、大げさにするのが面白いので、ついついやりすぎてしまうのですが、描いていくうちに、このキャラの感情は今こんな感じだからわざとらしいのは変だろう。押さえてみようとか思ったりすることもあり、それがをかんがえるのがとても面白いです。
こちらが表紙のライブ配信その2です
ライブ配信はこちらのライブ配信サイト00:00studioから配信しています。
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