このキャラクターなんだっけ？ 画像検索で正解にたどり着く生成AIはどれだ？？
このブログでは、私が日常で生成AIを使った事例を紹介していきます。
今日は、思わぬ形で生成AIの性能比較をすることになった日常の事例をご紹介します。
0.知らないキャラクターをどうやって調べる？
某ショップで定員さんの対応を待つ時間がありました。一緒にいた娘はショップで用意された塗り絵を見つけて塗り始めました。塗り絵を少し塗ってから、娘は私にこう言いました。
娘「本物の色を塗りながら塗りたい。お母さん、調べてよ。」
塗り絵のイラストを見せてもらいましたが、私は知らないキャラクター…。
私「うーん、お母さん知らないキャラクターだなぁ。キャラクターやアニメの名前がわからないと調べられないよ。」
娘「AIで調べてみたら？わかるんじゃない？」
う…娘の方がAIの使いどころを押さえてる…。
私「わかった、じゃあ調べてみるね。」
ということで、塗り絵キャラクターの捜査スタート！
１．ChatGPT-4o
私が最初に使ってみたのはChatGPT。最近4oも出て、画像認識に強くなったし、WEB検索もできるし、これは一発で答えが出るんじゃないか？という見込みで使ってみました。
ChatGPT-4oの回答
お、答えを出してくれた！「アイカツプラネット」って聞いたことあるけど、こんな絵柄なんだ。色を知りたいから、Google検索してみよう。
Google検索の結果
・・・絶対違う！
ChatGPTを使っていて、久しぶりに、明らかなハルシネーションが出ました。アイドルアニメって、どのイラストもみんな似てるし、画像検索は難しいのかな？
ChatGPTがダメならどうしよう？
２．Perplexity
検索に定評があるPerplexityならいけるのでは。画像検索は使ったことなかったけどどうでしょうか？
Perplexityの回答
え？特定のキャラクターではない？
このショップがオリジナルで塗り絵作ってる？
他の塗り絵はポケモンとかだし、それは無さそうだけど…うーん、別の生成AIでも調べてみるか。
３．Claude3.5
最近、出たばかりのClaude3.5だとどうでしょう？ただ、Claudeはweb検索しなかったはず。文章生成の性能はいいけど、今回はあまり期待はしない。
Claude3.5の回答
回答結果はプリキュアシリーズ。プリキュアシリーズは詳しくは無いけど、違う感じ。やっぱりweb検索無しだとさすがに難しいか。でもここまで出ないってことは、もしかして、本当にオリジナルの塗り絵…？
４．Gemini
最後にGeminiも調べてみます。普段、ChatGPTを使うことが多いのであまり使わないけど、画像認識に強いという噂も聞いてるし、いけるかも？？
Gemini回答
アニメタイトルが出た！「ふしぎ姫の⭐︎ふたご姫 Gyu!」って…初めて聞いたけど、本当にあるの？？
Google検索の結果
…これだ！
塗り絵イラストと比較してみよう！
塗り絵イラストと比較
絶対これ！！一緒にいる妖精みたいなキャラクターも含めて間違いない！
…ということで、無事検索結果を娘に伝えて、塗り絵の続きを塗ってもらうことができました。よかったよかった。
思わぬ形で生成AIの性能比較をすることができました。今回の画像認識では、Geminiの勝利！！
これまで使う機会は多くなかったのですが、もう少しGeminiを使う機会を増やしていこう、と思いました。
ただ、生成AIツール自体どんどん進化している一方で、まだまだハルシネーション(生成AIが作り出す嘘の回答)もあります。ハルシネーションが出た時に、一つのツールだけの利用では気付けないので、複数のツールを並行して使うこともまだしばらくは必要だな、と感じました。
なお、今回使用したツールは、いずれも無料版で使用可能です。皆様もぜひいろいろなツールに触ってみてください！
参考になれば嬉しいです！では、また！
本日のイラストプロンプト
本記事の見出し画像は、ChatGPTを利用して作成しました。そのプロンプトを紹介します。参考にしていただければ幸いです。全く同じイラストは出てこないため、ご注意ください。
