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ChatGPTの日常利用:この花の名前知ってる?~日常の解像度をちょっとだけ上げてみる~

このブログでは、私が日常でChatGPTを使った事例を紹介していきます。

最先端の情報よりも、基本的な使い方が主になります。「今さらChatGPTを触るのは遅いかも…」と思っている人にぜひ読んでいただきたいです。一緒に日常で活用していきましょう。

今回は、ChatGPTを使って日常の解像度を上げる方法について、お話していきます。


1. 脳はエネルギーを消費したくない

皆さんは日々の生活の中で、周りの風景をどれだけ意識していますか?

通勤や買い物の途中、何気なく目にする花や木、雲の形。これらは普段、花は花であり、木は木である、という「背景」として脳は処理します。生活をする上で、絶対に必要な情報ではないからです。

日々、ニュースやSNSなど、様々な情報を処理するのに精一杯。生活に必要のない情報はフィルタリングして、あまり考えないようにすることは、ごく普通のことです。

では、日常の解像度を上げることにメリットはないのでしょうか?

2. ある日、花の名前を知りたくなった

私は4年前に、家族と共に今の土地へ引っ越してきました。それまで生活していた場所と比べれば、自然が多い土地です。

「自然が多いな」と感じたものの、土地になじみのない私にとってはそれはまだ「背景」でした。

ある日、一つの花が目に留まりました。

自分の背を超えるくらいの高さまで茎が真っすぐに伸び、大ぶりな花がたくさん咲いているその花は、アサガオのように何かに巻き付いているわけでもないのに、強い風が吹いても、雨が降っても、倒れる様子がありません。

4年前、花の名前を調べるというのは意外と大変でした。まだ生成AIが身近ではなく、画像検索ができなかったからです。

その花は「タチアオイ(和名)」という花でした。

この花の名前を知ってから、前よりも花を目にするようになりました。私にとってタチアオイはただの「背景」ではなくなったのです。見かけるたびに親近感が湧いて、今では、なじみの無い土地にできた、友達のような感覚です。(今考えると、ちょっと寂しい気もしますけど…笑)

このように、解像度を上げると、その対象に対してちょっと距離感が近づく、その対象に対する感情が豊かになる、そんな効果があります。

3. ChatGPTで調べてみよう

生成AIが普及したおかげで、花の名前を知ることは以前より簡単になりました。使い方は、花の写真を撮り、ChatGPTに聞いてみるだけです。花だけではなく、草や雲の名前でもOK。ChatGPTは、気になることは、何でも答えてくれます。

出てきた結果をGoogle検索で調べるのもおススメです。検索結果が、目の前の花や草、雲と一致すると、何だかとても嬉しくなるのです。

もちろん、ハルシネーション対策(生成AIは嘘を答えることがある)という意味でも、別の手段で調べてみることはとても重要です。

子どもにこの使い方を教えたところ、とても気に入って、花や草木を見かけるたびに写真を撮り、生成AIに質問をしていました。今まで、知りようが無かったことを知れる、ということは、子どもや大人に関わらず、楽しい経験なんだ、と感じられました。

また、一つのことについて深く知ると、他のことももっと知りたくなります。例えば、一つの花について学ぶことで、その花がいつ咲くのか、花言葉は何か、その花を好む昆虫についても知りたくなるかもしれません。

脳はエネルギーの消費を嫌いますが、好奇心がわいたことにエネルギーを使うことはとても好きです。好奇心の赴くままに調べてみましょう!

4. 調べた知識を活用してみよう

自分の興味のままに、どんどん生成AIに質問するだけでも、とても楽しいものです。せっかくだから、アウトプットにも活かしてみましょう。

4-1. イラストを作成する

比較のためにプロンプトを少し変えてイラストを作成してみました。

プロンプト①
夏の風景、帽子を被った半袖の女の子が笑っている、青空と大きな雲、水彩画、全体的に懐かしい雰囲気を感じる
#サイズ 1280×670

どちらも悪くはないですが、「夏の風景」が曖昧なため、一つは麦畑、一つはビーチでのイラストを作成してくれました。

プロンプト②
夏の風景、帽子を被った半袖の女の子が笑っている、青空と大きな雲、水彩画、道の端に白いタチアオイが3、4本咲いている、全体的に懐かしい雰囲気を感じる
#サイズ 1280×670

「道の端に白いタチアオイが3、4本咲いている」という一文を追加しました。具体的な描写のため、2枚とも近い描写になっています。(1枚目が今回のブログの見出し画像です)

何よりも自分にとって親しみのある「タチアオイ」がイラストに入っているので、親近感のあるイラストになりました。

4-2.ストーリーを作成する

もう一つ、こちらも最近ChatGPTのおかげで知った「ヒメジョオン」という花の名前を使いました。子どもに聞かせるストーリーを作成してもらいました。

プロンプト:
このイラストを元に、子どもに聞かせるほのぼのとしたストーリーを作って。「ヒメジョオン」という花の名前を入れるようにしてください。日本語でお願いします。

ChatGPT:
もちろんです。以下は、子どもに聞かせるためのほのぼのとしたストーリーです。
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にゃんことヒメジョオンのお花畑

ある日、ちいさな猫のにゃんこは、お家の近くのアスファルトの道路をお散歩していました。いつも通りの道でしたが、今日は何か特別なことが起こる予感がしました。

にゃんこは、くんくんと鼻を動かしながら、いろんなにおいを楽しんでいました。すると、にゃんこの目の前に、アスファルトのひび割れから生えている小さな花が見えました。その花は「ヒメジョオン」という名前で、白くて可愛らしい花びらを持っています。

「なんていいにおいだろう」と、にゃんこはヒメジョオンの花に近づいて、優しく匂いをかぎました。ヒメジョオンの花は、にゃんこの鼻にくすぐったい感触を与えました。にゃんこはそれがとても気に入って、もっともっと近づいていきました。

にゃんこはヒメジョオンの周りをくるくると回りながら、「こんにちは、ヒメジョオンさん」と話しかけました。「君はどこから来たの?」

ヒメジョオンの花は優しく揺れながら、「私は風に運ばれてここに来たのよ。太陽の光と雨のおかげで、ここで元気に育っているの」と答えました。

にゃんこは感心して、「すごいね、ヒメジョオンさん。君のおかげで、今日のお散歩がもっと楽しくなったよ」と言いました。

ヒメジョオンはにっこり笑って、「ありがとう、にゃんこさん。これからも毎日元気に咲いて、みんなを幸せにするよ」と答えました。

その後も、にゃんこはヒメジョオンの花のそばでしばらく過ごしました。やがて夕暮れが近づき、にゃんこはお家に帰る時間になりました。

「また会いに来るね、ヒメジョオンさん」と言い残して、にゃんこは帰り道を歩き始めました。心の中には、ヒメジョオンの花の温かさと優しさがずっと残っていました。

こうして、にゃんこは毎日のお散歩で新しい友達を見つけ、もっともっと楽しい冒険を続けていきました。

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このお話を気に入ってもらえると嬉しいです。

どうでしょうか。ただの「花」だけでもストーリーは作れます。でも、「ヒメジョオン」という固有名詞が入るだけで、少し違った印象を作ることができます。もし子どもにお話を聞かせたら、「ヒメジョオン」という花が好きになるかもしれませんね。

5. そのほかの活用方法

解像度を上げる、ということは、今まで距離があった対象物と距離が近くなる効果がある、と書きました。そう考えてみると、花や草木の名前を知る以外にも、様々な活用方法があります。

5-1. 旅行や散歩×ブログ

旅先で見かけた珍しい植物や建築様式について、その場でChatGPTに尋ねてみましょう。その土地ならではの特徴を知ることで、旅がより深い体験になります。更に、自分の感想を付け加えるだけで、1本のブログを作ることができます。

5-2. 苦手な分野の勉強×擬人化

例えば、数学の公式や、英語の単語がどうしても覚えられないとき、その成り立ちや実際の生活にどう繋がっているか聞いてみることで、前よりも親しみを感じられるようになるでしょう。それでも苦手意識が消えなければ、ChatGPTに相談して、擬人化にチャレンジしてみてください。苦手だった公式や単語が、一気に好きになってしまうかもしれません。

Pythonのライブラリを擬人化してみました。


Numpyの擬人化(?)

Pythonライブラリの擬人化は楽しかったので、また別のブログにします!

このように情報を知る×活用するの組み合わせは応用がききます。ぜひ試してみてくださいね。

6. まとめ

日常生活で生成AIを使いながら、景色の解像度を上げる方法をまとめました。ChatGPTは、私たちの「知りたい」という欲求に即座に応えてくれる心強い味方です。

そして「知る」ということは対象に興味が出て、親しみを感じることにも繋がります。色々な形で応用できますので、ぜひ試してみてください。ChatGPTを始めとした生成AIは、ちょっと変わったリクエストでも答えてくれます。

本日のイラストプロンプト

本記事の見出し画像は、ブログの文章中にプロンプトを載せましたので、そちらを参考にしてください。代わりに、ヒメジョオンと猫のイラストのプロンプトを紹介します。ChatGPTを利用して作成しました。全く同じイラストは出てこないため、ご注意ください。

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