龍が如くファンにおススメしたい、あぶない刑事

えーと…たぶん、ネタバレはないと思われます。
あぶ刑事は、10年くらい前、ドラマ「レディ・ジョーカー」の柴田恭兵さんにはまって、出演作をチェックし始めたのがきっかけで、その頃、発売されたあぶ刑事DVDマガジンを購入したり、TSUTAYAでサントラを借りてきてランニングショットや挿入歌を聞きまくってた。はぁ～、もう10年たったのか。

そんなんなんで、バブルの時代を知らなくても、白のダブルのスーツ着こなす柴田恭兵はすごいな、館ひろしとコートをたなびかせながら港を歩く二人、かっこよかったな～と、もう分かってますよ。平成だろうが令和だろうが、二人のかっこよさ、伝わりますよ。

ただ、カーチェイスや銃でドンパチする刑事ドラマも地上波では無くなったもんね…Vシネでないとアクションができない時代なんかもなぁ。
今の時代にあぶ刑事はどうなんだ、自分は受け入れられるのかって、今回の映画、ちょっと不安もあったんですが…

見てきたら、あぶ刑事ファンはもちろん、龍が如く好きな人におススメしたい映画でした。スタッフの描きたいものが似てるのかも。実家にいるような安心感よ。舞台も横浜だし、あの軽さ、コミカルさ、深刻にならないのがあぶ刑事の良さだよね～。龍が如くファン、あぶ刑事見てくれ。

時代劇のような「お約束」も健在で、タカはバイクに乗ってショットガンぶっぱなせば、ユージは走り出したらランニングショットよ
桐生ちゃんが早脱ぎして背中を見せないと龍が如くじゃないのと同じ。やっぱあぶ刑事はこうでなくっちゃ。

あと、今回、仲村トオルの町田透、良かったなぁ～。口ではぶーぶー文句言って、課長に出世しても、あの二人を、ず～っっと後ろから見てきたから、ちゃんとタカとユージのスピリットが身体に染みついて、認めたくなくても認めてる。この３人一緒のシーンが、一番「あぶ刑事」の時間が詰まってたなぁ。

で、龍が如く大好きだから、いちいち龍が如くをを思いだしちゃうんだけど、町田透は堂島大吾なんだなぁと。桐生ちゃんを見続けてきた大吾が東城会を背負ったように、町田透が港署とあぶ刑事を支えてたんだなぁ。苦労人で貧乏くじひいちゃうけど、先輩を尊敬してるとこ、そっくりよ、とかってに妄想してました。
岸谷五郎は、ラウ・カーロンっぽくてかっこよかったし、早乙女太一の悪役も良かったな。そのうち、龍が如くに出てくれんかな。

「さらばあぶない刑事」のラストで「あぁ、これであぶ刑事は終わりなんだな」と寂しかったけど、今回、伝説の二人が横浜に戻ってきてくれたの良かったなー！

今回が最後かもしれないし、まだつづくかもしれないけど、今の横浜に「タカとユージがいる」安心感と余韻があって、見終わったあとの満たされ感MAXでした。横浜…タカとユージ、春日や八神たちも一緒にいるのか。懐の深い街だ。

●追伸
中村トオルの町田透が好きな方には、ドラマ「刑事定年」がおススメ。1話だけのゲスト出演だけど、刑事を定年退職した柴田恭兵のもとに、かつて部下だった中村トオルが張り込みにやってきて、おまえら、ユージ（というより、はみだし刑事人情派の柴田恭兵かな？）と町田かよ！って、もう最高でした。ドラマもコミカル人情派でおススメです。