アメリカ(カリフォルニア州)で運転免許を取得した話 -実技試験編- #007
先人たちのブログを拝読したところ, 1回で合格しないことはザラにある(そして試験官ガチャもある)という内容もあったので非常に不安ではあったのですが, もうこればっかりは運だ! と腹を括っていざ出陣しました.
無事, 運転免許取得できました!!
書類準備・筆記試験編の記事はこちら↓
実技試験を受けるにあたって準備, 実施したことをまとめました.
1. 実技試験日程予約
9月末に筆記試験を受けて合格した翌朝, オンラインで実技試験を予約しました.
オンラインでの予約方法は
DMV公式サイトの"Schedule My Behind-the-Wheel Drive Test"を選択
→"Automobile"を選択
→Permit Number(仮免許ナンバー)と誕生日を入力
→場所と日時の選択して完了!
私は住んでいるエリアからそこそこ近そうなSan Diego Clairemont DMVを実技試験受験会場として選択しました.
DMVや時期にもよると思うのですが, 最短で空いていたのが10月中旬の火曜日の午後いちの1枠. 早く免許を取りたいという気持ちから迷わずこの枠を選択.
筆記試験合格~実技試験までは約3週間の準備期間でした.
(予約後に知ったことでしたが, DMVによって合格率はまちまちで, 高いところは枠が人気で予約が取りづらい…等もあるらしい. またラッシュの時間帯は道も混雑 & スクールバスも多いので避けた方が良い, 試験官も人間なので週末は早く帰りたいから木曜or金曜の方が良い, といった情報もありました.)
2. ドライビングスクールで練習
選んだドライビングスクールとレッスン内容
アパートの掲示板に貼ってあった広告を見て, 実技試験日程予約後にすぐさまドライビングスクール(おそらく個人経営?)に連絡しました.
1回あたり2時間のレッスンで, お値段は$160/回(現金only).
ベトナム人おじさん先生に鍛えてもらいました. お互い英語が母語ではないので発音の聞き取りに四苦八苦した場面もあったのも今となっては良い思い出.
レッスン初回:
すぐに路上に出て, 合流・車線変更・右左折時の注意や標識毎の対応を教えてもらう. ワイパーとウィンカーの位置は逆という左ハンドルの洗礼を早速受ける.
アメリカは速いスピードを出す方が多いのでだいぶ緊張した. また日本は左側通行だがアメリカは右側通行のため, 左折時に反対車線に行ってしまわないように意識した.
レッスン2回目:
フリーウェイも少し走行. 日系スーパーの場所も教えてもらい連れて行ってもらった. 納豆を購入し, 久しぶりの納豆の味に旦那と感動.
レッスン3回目:
実技試験で走るであろうDMV周辺のテストコースを何周か走った.
もう1レッスン追加だどん, 現金が底をつきそうだどん☺️
3回目のレッスン終了時に「You should practice more!」とアドバイスされたが残念ながらこの時点ではもちろん自家用車はなく, またアメリカで車を持っているような知人もいない. 命と安全には代えられないので, 1レッスン追加.
日本でもイギリスでも運転はしていたし, 運転にそこそこ自信はあったが変な癖はついていたので一から叩き直してもらういい機会となった. また4回目のレッスンでDMV周辺のテストコースを5, 6回運転させてくれて, 回を重ねる毎に自信につながったので良い勉強代になりました.
ドライビングスクールで合計$640が飛んだので, 手持ちの紙幣はほとんどない. 出国前に成田空港でもっと換金してくるべきだった…
3. 実技試験で使う車の予約
アメリカは試験場に教習車はなく, 自家用車(orレンタカーや友人の車)を自分で運転して試験場へ行くのが一般的.
ベトナム人おじさん先生は, ちょうどその日時に別の予約があるということだったので都合がつかず. ネットで調べ, 日系のドライビングスクールに連絡して教習車レンタル&同行プランを予約させていただいた($170(現金only)).
4. 試験前日
San Diego Clairemont DMVのテストコースがこちらに4つほどアップされていたので, 各5回ずつ程度見ました.
一部情報は古い部分もあるが, 道路毎の制限速度や, どのタイミングで合流や曲がる指示をもらいそうな道になるか等を大まかに把握できました.
5. 試験当日
準備する書類
⚫︎Instruction Permit(仮免許証)
⚫︎使用する車の保険証
⚫︎使用する車の登録証
⚫︎同乗者の運転免許証
受付
昼過ぎに日本人の先生が迎えに来てくださり, 私が運転席に乗りDMVまで運転. チェックインカウンター待ち列に並んでいる途中に声をかけられたので振り返ると, そこにはまさかのベトナム人おじさん先生(どうやら別の生徒の筆記試験の付き添い)!! 少し緊張がほぐれた.
指紋採取, 書類確認, 同乗者の免許確認が完了後ドライブテストエリアにて車に乗って約30分ほど待機.
試験開始~合格
やってきた試験官の方は塩顔スマイルなベトナム人お兄さん. ゆっくりはっきりと英語を話してくれたので聞き取りやすかったです.
まずはPre-drive checkから. ライト(ブレーキライト・ウィンカーのライト)の点灯, 手信号, デフロスターやクラクション(実際に鳴らすよう指示)やサイドブレーキはどれか, を確認しました.
試験官が助手席に乗り込み, 路上試験開始! 指示が特になければそのまままっすぐ進むように言われます.
DMVを出て, 途中途中で「Change lane(車線変更して)」「Next turn right(次を右に曲がって)」「Pull over(路肩に車を停めて)」と言われるのでそれに従い, 試験は淡々と進みます.
DMVに戻り, ドライブテスト用の駐車スペースに停車. 試験官から「Conguratulation!」という言葉と共にスコアシートを渡されました!
フリーウェイ走行, 縦列駐車は試験にはありませんでした. エラーは15個までOKです. 私は5点減点で合格!スコアシートをDMVのカウンターで渡し, ペラペラな紙(これがInterim driver license)をもらいます.
こちらは2ヶ月間有効で, これがあれば1人で運転もようやくOK! 本物の免許証実物は2ヶ月程度で届くよ(私はSSNがないため手続きに時間がかかるかもしれないとのこと)と伝えられました.
試験のルートはこちらでした.
(⚠️試験の走行ルートは人それぞれとのことで, 必ずしもこのルートというのは断言できないそうです)
試験中ではこの7つを注意!
⚫︎走行速度が遅すぎても減点になる(最悪の場合は一発アウト). 制限速度±2マイルで走行がよい.
⚫︎右左折時はスピードを出しすぎない.
⚫︎赤信号や4-way Stopの標識では, 停止線の手前で停止する. 越えて停止しない.
⚫︎Pull overの際, 教官が「Stop」と言うまで下がる必要がある. 縁石から18インチ(約40センチ)以内に停車する必要があるのだが, 攻めすぎると縁石にぶつかる(これは一発アウトになる).
ぶつかるくらいなら路肩との距離が広くなっても良いので, 攻めすぎずにバックする方が良いと教えてもらいました.
⚫︎赤信号でも右折はできる. 左を見た時にどの車線にも車がいない & 対向車線から左折してくる車がいない & Uターンする車がいない & 横断歩道を渡る歩行者がいない の4条件が揃って初めて安全に右折ができる. 無理に右折は待っていれば青信号に変わるし.
⚫︎車線変更や合流等で左右確認の際にはまずサイドミラーを見てから, 少しオーバーなくらいに頭を動かして肩越しに振り向いて確認した方が良い. 私は少し高めのポニーテールにして「ほれこんなに頭を動かして確認しとるでよ!」と髪の動きで伝える作戦も取ったが, 想像以上に有効だった(気がする).
⚫︎走行中は30秒に1回程度, またブレーキを踏む前に都度バックミラーを確認する. 試験官も意外とそこも見ているらしい.
実技試験を受けるまでは家の中でも非常~~にそわそわして, 不安な道をYoutubeで何度も繰り返し再生したり, Uberに乗る時もまるで自分が運転しているかのような気持ちで周囲を見てシミュレーションしていました.
旦那が家にいない時はだいぶ引きこもり気味だったので, 行動範囲が広がるのがすごく嬉しいです🥹
今回もお読みいただきありがとうございました.
それではまた次回!
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