ぐるっと日本を旅してみた Vol.46
2023年8月9日(水) 46日目
45日かけてようやく関西に入った。
東日本から西日本へと入ったのだ。
46日目の今日、日本三景の一つ天橋立へ行く。
この旅で楽しみにしていた場所の一つだ。
今日は、ゆっくりと天橋立を楽しむことにした。
赤れんが博物館 赤レンガパーク
キャンプ場から山越えをして再び海岸線へ出てくる。
舞鶴市は、かつて軍港のあった場所でその名残が残っている町だ。
舞鶴港には自衛隊の艦艇が停泊し、物々しい雰囲気が漂う。
その一方、かつての軍施設が観光施設として整備されていて、観光客で溢れている。
僕らは、車を停めると早速赤れんがパークを散策してみる。
赤れんが造りの旧日本軍の備品庫が並ぶ道を歩く。
その先には、赤れんが倉庫を改装したショップや、レストラン、資料館などが並ぶ。
レンガ倉庫の奥には舞鶴港が広がっている。
港内を周遊する遊覧船もあるらしい。
散策しながら赤れんが博物館に入ってみる。
赤れんがを作る工程やその歴史などが展示されている。
元々魚雷の倉庫だったらしく、その説明も書いてある。
ここが軍港だった事を伝えています。
ショップも見て回って楽しんだ最後は、海軍カレーを食べようと言うことでレトルトの「海軍さんのカレー」を買ってみた。
今夜の夕飯だな。
楽しみ、楽しみ。
明太サーモン丼 道の駅舞鶴港とれとれセンター
レトルトのカレーは買ったが、海軍カレーを食べられればランチで食べてみよう。
と、赤れんがパークの近くで探してみた。
すると、良さそうなところが見つかったので行ってみた。
けれども、お昼時ということもあり大行列。
駐車場も満車らしく、停めることができなかった。
しかたがない、海軍カレーは、レトルトで食べることにして先に進むことにした。
20分ほど走って道の駅に着いた。
ここなら何か食べられるだろう。
道の駅舞鶴港とれとれセンターは、混んでいた。
駐車場もほぼ満車、観光バスも立ち寄る大きな道の駅だった。
中はさながら魚市場のようで、新鮮な魚が並んでいる。
その魚を煮たり、焼いたり、刺身にしたりと様々な調理で食べることができる。
僕らは、その中の海鮮丼とと屋に入ることにした。
券売機で食券を買って中に入ると、席には大勢人で埋まっている。
カウンター席を見つけて座ったが、次から次へとお客が出入りしていた。
明太サーモン丼と、しらす丼を頼む。
明太サーモン丼は、ご飯にサーモンの刺身が乗ったその上に一本の明太子がドーンと乗っていた。
ほぐしたものが乗っていると思った僕はびっくりした。
その明太子をほぐしながらご飯、サーモンと一緒に口に放り込む。
醤油なんていらない。
明太子の味で美味しくいただきました。
しらす丼もふわふわのしらすがご飯にたっぷりと乗せてある。
それを口の中に頬張る幸せ。
美味しかったぁ!
ごちそうさまでした。
股のぞき 天橋立ビューランド
お立ち台に乗って、
海を背にして、
前に身体を倒して、
股の間から景色を眺めて、
血が頭にのぼって
クラクラするまで
そのままでいる。
これが股のぞきの作法らしい。
人混みで混雑する踏切を渡り、狭い駐車場に空きを見つけて車を停めた。
すかさず集金のおじさんがやってきて駐車場代を徴収する。
これで観光をする許可をもらった気がした。
ケーブルカー乗り場も混雑していて長蛇の列だった。
15分おきに出発するケーブルカーに乗るまでに随分待つようだ。
その隣にガラガラの通路がありリフト乗り場になっている。
こちらは随時運行。
「リフトで行こう」
天気も良いので気持ちが良い。
ケーブルカーが脇を通り過ぎていくがこれに乗れていたかは分からない。 リフトで充分。
リフトを降りた所が天橋立ビューランド。
有名な股のぞきもここにあり、早速やってみる。
クラクラはしないけど、キレイな眺めです。
ここには、遊園地もあり賑やかな場所です。
そして、飛龍観回廊というグネグネ、うねうねした展望塔へ。
ここからの眺めも良くて写真を撮る人でだいぎょうれつだった。
後で調べたらジェットコースターのコース跡を歩けるようにした物らしく、どうりでうねうねしているんだと納得した。
とにかく人が多い。
海外からの観光客と思われる人が多いのがわかる。
見様見真似で股のぞきをしたり、飛龍観回廊の最上部でポーズをとりながら写真を撮っている。
ショップや喫茶も人で溢れていて中で休めそうもない。
歩き疲れて木陰のベンチを見つけて一息つく。
まだまだ見所はある。
少し休んだらもう少し見て回ることにしよう。
日本三景と特急はしだて 天橋立
リフトで降りてきてから天橋立へ行ってみる。
相変わらず人混みの中を歩く。
橋を渡り、砂州へ入る。
遊歩道の両脇は砂地で松が生えている。
北海道の野付半島の砂嘴とは全く違う。
福島県の松川浦の砂州とも全く違う。
とにかく観光客で埋め尽くされている。
日本三景となればこうも違う物か。
全部歩くのは大変そうなので、雰囲気だけ味わって戻ることに。
何しに来たの?
砂州の入口が知恩寺の門前町になっていてウロウロするのも楽しい。
知恩寺は、日本三文殊第一の霊場となっている。
立派な山門をくぐると文殊堂や多宝塔が見える。
参拝してから門前町を散策していく。
駐車場の方へ戻ってくると、天橋立駅に到着した「特急はしだて」が入替をしていた。
踏切がなり、特急はしだて が駅から踏切まで来て停止する。
到着ホームから発車ホームへの入替の為に再び駅へ向かって行く。
日本三景よりもこっちの方が楽しく感じる父と娘でした。
天橋立 一字観 大内峠一字観公園
天橋立には四大観といわれる4つの景色がある。
南:股のぞきをした天橋立ビューランドの「飛龍観」
東:雪舟が描いた天橋立図と同じ構図の「雪舟観」
北:天橋立股のぞき發祥之地 傘松公園「昇龍観」
そして、西:大内峠の「一字観」
もうひとつ、丹後国分寺跡からの眺め「天平観」を含めて五大観とも言うらしい。
そのうちの一つ、大内峠へやってきた。
ここからは、天橋立を横一文字に見ることができる。
そして、キャンプ場もある。
と、言うことで今夜のキャンプ地とする。
キャンプサイトは、斜面に沿って段々になっていた。
1段が横長のサイトで3区画並んでいる。
それが2段と通路を挟んでもう1段、全部で9区画のキャンプ場だ。
区画は2、3人用のテントが張れるくらいの大きさで、ツーリングドームは問題ないがタープを立てるのが大変だった。
僕らが使っているのは大型のタープだったのでそれだけで区画が埋まってしまう。
今日は誰もいないから良いが、3区画埋まったら真ん中の人はどうやって通路へ出るんだろう?
隣の区画に入らないと外へ出られないのだ。
キャンプサイトの上は、バンガローが並んでいて家族連れとカップルがそれぞれ入っていて夕食にバーベキューでもやっているのだろうか、賑やかだった。
キャンプ場からの景色は、文句ない。
天橋立が横一文字に見える。
天橋立を横から見ることができるなんて知らなかった。
近くの日帰り温泉で汗を流すと、絶景を見ながら舞鶴で購入した「海軍さんのカレー」を食べる。
レトルトカレーなんて久しぶり。
美味しい!
夕食後は天橋立の夜景を見ながらノンビリとした夜を過ごした。
46日目のDATA
2023/08/09(水)
天候:晴れ 最低 26.7℃/最高 35.1℃
京都府綾部市〜京都府京丹後市
走行距離:83.7km
総走行距離:6900.2km