【日本で見つける英国】|保存版
日本にいながらも、イギリスの文化・食・ファッション・雰囲気を感じることできる場所やイベントをご紹介いたします。
*訪問時の情報のため、実際の情報と異なる場合がございます。
最新情報は公式サイトやSNS等をご確認いただきますようお願いいたします*
*記載されているお店の一覧をGoogle Mapでご覧いただけます*
【観光施設・文化財|Tourist Attractions, Cultural property】
|British Hills
「パスポートのいらない英国」でお馴染み、英国文化に浸れる宿泊&教育施設
福島県は天栄村、標高約1,000mに位置する羽鳥湖高原内にBritish Hillsがあります。ここは神田外語大学などを運営する神田外語グループが運営しており、国際教育・研修施設としても利用されているようです。もちろん一般の方も宿泊でき、一つの観光地として多くの英国ファンに認知されています。
広大な敷地内には「マナーハウス」と呼ばれる貴族の豪邸を再現した施設から、宿泊できるゲストハウス、パブ、ティールーム、庭園など、イギリスを満喫できる空間になっています。宿泊しなくても、マナーハウスの見学や、敷地内にあるティールームやパブは誰でも利用できるのが嬉しいですね。
残念ながら予約が一杯で宿泊ができなかった為、アスコットティールームでケーキと紅茶のみ楽しみました。日本人スタッフもいますが、ぜひ外国人スタッフと英語でコミュニケーションを取り、海外にいるような感覚を味わってみてください。
|旧岩崎邸庭園
西洋建築を日本に教えた建築家、ジョサイア・コンドル氏の傑作
旧岩崎邸庭園は三菱第三代社長の岩崎久彌の本邸として造られました。敷地全体が「旧岩崎家住宅」の名称で国の重要文化財に指定されています。
洋館と撞球室(ビリヤード場)を設計したのは英国ロンドン生まれの建築家、ジョサイア・コンドル。彼は、現在の東京大学工学部建築学科の初代教師として、日本で初めて本格的な西欧式建築教育を行いました。
ベランダの床に使われたミントン社製のヴィクトリアンタイル、金唐革紙が装飾された客室の豪華さ、イスラム風のモチーフと配色が素敵な婦人客室、大きなベイウインドウからたっぷり光が降り注ぐサンルーム、併置された和館との巧みなバランス、そして広大な芝庭。全てが圧巻です。
|函館市旧イギリス領事館
国際貿易港として繁栄した”箱館”の歴史と、イギリス領事の暮らしに触れる
北海道函館市には、横浜、長崎と並び日本で初めて開港した函館港があります。アメリカに次いで、イギリスも日本との貿易を開始することが決まったことからイギリス領事館が建てられ、幾度の火災と再建を経て、現在は函館市の有形文化財に指定されています。
リチャード・ユースデン領事の執務室や家族居室を再現した「展示室」と、開港の歴史や函館に浸透した西洋文化(ハイカラ文化)について学べる「開港ミュージアム」の2つのテーマで構成されています。また、バラやブロンズの噴水が英国の雰囲気を醸し出す小さな洋式庭園もあります。
穏やかな時間が流れる函館元町の雰囲気も相まって、当時にタイムスリップしたかのような感覚を楽しめる空間でした。
【英国料理・菓子|British Food/ Pastries】
|WORLD BREAKFAST ALLDAY
イギリスの伝統的朝ごはん「フル・イングリッシュ・ブレックファスト」
『朝ごはんを通して世界を知る』がコンセプトのこちらのお店は、名前から想像できるように、世界の朝食を終日いただくことができるお店です。
2ヶ月ごとに国を変え、世界各国の朝食を提供していることで多くのお客さんを魅了していますが、なんとレギュラーメニューとしてイギリス伝統の朝食「フル・イングリッシュ・ブレックファスト」があります。
トースト、マッシュルーム、グリルドトマト、目玉焼き(またはスクランブルエッグ)、ソーセージ、ハッシュドポテト、そしてハインツのベイクドビーンズがたっぷりと盛られたワンプレートは、お腹も心も満たしてくれます。本場イギリスではこの他、ベーコンやブラックプディングも伝統的に盛り付けられます。
外苑前店の店内には、奥に伸びる長いテーブルがひとつだけ。オープンキッチンで料理を作るスタッフの方々、お客さんが隣同士に並ぶその光景は、まさにひとつ屋根の下で家族が揃って朝食を食べているかのようで、本当に素敵な空間です。
|マリン Malins
英国お墨付きの’Chippy’ フィッシュ・アンド・チップス専門店
マリンとは What is Malins?
マリンは、英国・国際フィッシュ・アンド・チップス協会(The British National Federation of Fish Friers) から、アジアで初めて正式認証を受けたお店です。
本場イギリスの味を忠実に再現するために、公式レシピを用いるのはもちろん、様々な調理器具も、その多くをイギリスから取り寄せています。
また、一部のスタッフは、同協会でトレーニングするなど、とことん“英国オリジナル”にこだわったフィッシュ・アンド・チップスを提供しています。
つまり、その味はイギリスのお墨付きということですね。
イギリス人の友人に写真を見せた時も、興奮気味に「That fish and chips looks extremely British!」と言っていました。
Malins Fish And Chips 西武池袋屋上店
西武池袋本店の9F「食と緑の空中庭園」にある店舗では、出来立てのフィッシュ・アンド・チップスを開放的な空間で楽しむことができます。もちろん天気のいい日におすすめです。
Malins 西武渋谷店
渋谷にある店舗はボックス席があり、ゆったりと食事やお酒を楽しむことができます。メニューも豊富で、定番のフィッシュ・アンド・チップスの他、サラダやスープ、デザートを提供します。飲み物はCOSTAコーヒーやイギリスのビール、サイダーも楽しめます。
|スワン&ライオン Swan & Lion Cafe & Dining Bar
イギリス人オーナー手作りのデリフード、伝統料理や英国菓子が楽しめる!
イギリス人のイアンさんが2013年に事業立ち上げ、2015年にイギリス人オーナー自らが手作りするミートパイやポークパイ、スイーツタルトなどをテイクアウェイ
できるお店を千代田区九段南(市ケ谷)にオープンしました。
その後、三越伊勢丹の英国展始め、様々な催事やイベントに精力的に出店を続けその知名度と人気を獲得し、2024年にはカフェ&ダイニングバーとして中目黒に移転オープンしました。
ホットクロスバンズやミンスパイなど、季節やイベントに合わせたイギリスの伝統料理、英国菓子も人気です。
【パブ| Pubs】
|ビスポーク BESPOQUE
イギリス、英国菓子好きからフーディまで虜にする、ガストロパブ
まずガストロパブとは「ガストロノミー(gastronomy)」と「パブ(Pub)」を組み合わせた言葉で、堅苦しくなく誰もが受け入れられるパブの居心地の良さを持ちつつ、料理人の本格的な料理を味わうことができる場所です。
フランス料理店やカフェ、大使館等述べ20年以上に渡り料理人の道を歩んできたオーナー兼シェフ、野々下レイさんが腕を振るいます。とても気さくでキレのあるトークとそのすてきな笑顔とは対照的に、淡々と手を動かすその姿はオーディエンス(お客さん)を釘付けにします。
次々に料理が出来上がっていくその過程を目の前で楽しみながら、オーナーや他のお客さんとの交流も含めて一つのエンターテイメントのような感覚を覚えました。
『この時代、おいしいごときでは足りません』と開店当時に受けた取材で語られているとおり、飲食店を経営するということに本気で向き合う姿にも背筋が伸びます。
毎週日曜日限定で、イングリッシュ・ブレックファストがいただけるサンデー・ブランチもやっています。
|ホブゴブリン 渋谷 HOBGOBRIN SHIBUYA
英国人のご馳走、サンデーローストを東京でいただく
ホブゴブリンはサッカーW杯が日本で開催された2002年に六本木にオープンし、その後2004年に渋谷店をオープンしました。家具は全てイギリスから輸入され、店内の施工もヨーロッパの大工さんによって手掛けられたとのこと。広々とした店内は一人、友人や家族と、またはパーティなど様々な機会に利用できそうです。
そしてこちらでは、イギリスの家庭で伝統的に日曜日に食べられている「サンデーロースト」をいただくことができます。ローストしたお肉をメインに、ローストポテト、にんじん、ブロッコリー、グリーンピース、そしてヨークシャープディングがワンプレートに盛られます。
|ジ・オールゲイト The Aldgate British Pub
喧騒から”escape” ー 渋谷で90年代から続く、英国ロックがレコードで流れるブリティッシュ・パブ
ブリティッシュ・ロック好きの店主、花香裕之さんが1995年にオープンしたブリティッシュ・パブで、店内に入ると外の喧騒とは一変、チューダー様式の内装で落ち着いた雰囲気の空間になっています。
チャージ料なし、キャッシュ・オン・デリバリー、禁煙、フットボール・ラグビー中継と基本的なパブの特徴をしっかり押さえつつ、キャッシュレス支払いにも対応。クラフトビールを中心とした幅広いドリンクメニューのほか、パブ料理にも力を入れているのが個人的に嬉しいポイント。
「私は、パブは目的地じゃなく、ルーティンであるべきだと思っている。うちの店はそうありたい。」上の対談記事の中で花香さんがそう話すように、一杯でも長居しても、一人でも、友人や恋人同士でも、それぞれの日常のルーティンとして心地よく過ごせるパブです。
|ザ・ホール・イン・ザ・ウォール The Hole in The Wall
https://www.instagram.com/holeinthewall.nishiogi/
イギリスの「おふくろの味」を求めて
西荻窪の商店街から一本路地を入った先に、静かに佇むブリティッシュ・パブ、The Hole in The Wall があります。イギリス育ちでアイルランド人であるデイヴィットさんと、その妻の真紀さんの二人で営むこちらのお店のコンセプトは「イギリスのお母さんが普段作るような料理が食べられるお店」とのこと。
イギリス定番の家庭料理であるパイ料理を中心に、日替わりのスープや自家製のパンなどの豊富なメニューに釘付けになってしまいます。
イギリス料理とお酒が楽しめるパブとしてだけでなく、ランチやカフェとしても人気のようで、女性のお客さんも珍しくありません。カウンターに並べられたケーキやタルトは英国菓子好きをも魅了します。
特記すべきこととして、ブリティッシュ・パブとしては珍しく、会計がキャッシュ・オン・デリバリーではありません。そのため、席に腰を据えて思い思いにそれぞれの時間を過ごせるという雰囲気のお店です。
客同士のコニュニケーションが自然と生まれるような、社交場としてのパブを期待する人にはあまり向いていないかもしれませんが、一人、または友人と落ち着いて食事を楽しみたいという方に特におすすめです。
|Valve daikanyama(※2024年8月15日閉店)
ー 人々、文化、価値をつなぐ”バルブ” ー 『スコットランド ✕ 信州』をテーマにした自然派パブ。
スコットランドや信州産のこだわりのビールやウイスキーなどが日中から楽しめるだけではなく、サンドイッチやパスタなどのランチ、コーヒーやスイーツなども提供されています。
本場スコットランドにあるパブのように、開かれたコミュニティの場としての空間作りにこだわっています。
『お店のコンセプトにしても本当に全て伝えようとすれば最低でも6時間とパイントビール8杯が必要になってくる。』と店主が自身のブログに綴っているように、このお店を簡潔にまとめようとするのはむしろ失礼とも感じてしまいますので、どんなお店なのかについてぜひ事業計画書に目を通してみていただきたいです。
とある1月25日(バーンズ・ナイト)に伺ったときのことです。
ロバート・バーンズの ”Address to a Haggis” の朗読を流していただき、ハギスとスコッチウイスキーを嗜みながら、店主とじっくりお話をさせていただくことができた貴重な夜でした。
|FULL MONTY British Pub and Cider House
西洋の風を感じる異国感あふれる街、横浜で最高のサイダーとパブ料理
サイダー好きがこうじ、サイダーのインポーターとしても活動されている道心 華衣(カエ)さんと、イギリス人の旦那さん(クライヴさん)の2人で切り盛りされているブリティッシュ・パブです。
正規輸入代理店にもなっている「Oliver’s」のサイダーを中心に、クラフトビール、イギリスで親しまれているPub grub(パブ料理)が楽しめます。華衣さんの手作りおつまみ、創作料理も人気です。
まだサイダー(Cider)に馴染みのない方こそ、ぜひ華衣さんとクライヴさんに相談してみてください。それぞれのサイダーの特徴を説明しながら、あなたの好みに合わせておすすめの一杯を提案してくれます。
一度立ち寄ったら最後、素晴らしいお酒と料理、フレンドリーなオーナーのお二人、そして個性豊かな客層にすっかり虜になってしまうでしょう。
フルモンティの魅力については以下記事でも紹介させていただいております。
|ザ・ロイヤルスコッツマン The Royal Scotsman
神楽坂で肩肘張らずに、それぞれがそれぞれの時間を楽しむ
スコットランドの伝統楽器「バグパイプ」との出会いをきっかけに、英国のパブ文化に魅了されたオーナーシェフが開いたスコティッシュパブです。地域に根付いたお店にしたいというオーナーの想いの通り、店内は常連と思われるお客さんや、子供連れの夫婦、カフェのような感覚でひとりでフラっと立ち寄って1杯だけ飲んで帰る人など、地域の憩いの場として確立していました。
好きか嫌いかで二極化するスコットランドの伝統料理、ハギス。初めて食べたのはThe Royal Scotsmanでした。個人的には想像していたりよりはるかに美味しい料理と感じました(失礼ですね)。フランスのビストロで料理を学んだというシェフの腕の良さが際立つ一品です。
豊富なウイスキーとクラフトビールを中心に、ハイボールやソフトドリンクまで取り揃え、お酒好きな方からお子さんまで一緒に過ごせる日本では貴重な空間です。
|サイダーシャック CIDER SHACK
人と人を繋ぐ拠点、サイダー&ビールパブ
都内でイギリスのサイダーを飲みたい時におすすめなのが、こちらのCIDER SHACK。サイダーとビールをこよなく愛する夫婦が経営するサイダー&ビールパブです。ドラフト(樽出し)で提供されるイギリスのサイダー「ROSS ON WYE CIDER & PERRY(ロスオンワイ)」を直輸入しているのはなんとCIDER SHACKだけ。いい意味で「りんごのお酒」の常識が変わる、そんな体験ができる一品です。
TAPリスト(常時提供している銘柄)にはありませんが、国内外のクラフトビール、サイダーの缶やボトルの購入も可能です。
生産者、輸入業者、提供者(飲食店)そしてお客さんを繋ぎ、業界を盛り上げていこうという想いが伝わってくるお店です。店主のたいじさんのnoteもご覧になってみてください。お店作りのこと、そしてサイダーとクラフトビールに対する圧倒的な熱量とこだわりを垣間見ることができます。
|イエ モルトハウス Ye Malthouse
本場さながらの店構えと’Cozy’な空間 中目黒のブリティッシュ・パブ
大人な雰囲気が漂う中目黒の目黒銀座商店街に、ブリティッシュ・パブ「イエ モルトハウス」があります。
ドリンクは、イギリスを始めとする海外のサイダーやギネスなどのビール、カクテルを豊富に取り揃えています。フードメニューにはもちろんフィッシュ・アンド・チップスも。Sarson’sのモルトビネガーは鉄板ですが、自家製のタルタルソースがまた絶品。
広すぎない”丁度いい”店内は、1人でちょっとした非日常を味わいたい時や、少人数で楽しむ大人の憩いの場にぴったりです。”Welcoming”な空間をぜひ体感してみてください。
開店から2年半経ったある日、お店が火事に見舞われてしまい、そこからどうお店を立て直してこられたかを記録したnoteもご覧ください。
【イギリス発祥のお店|Established in the UK】
|マーガレット・ハウエル カフェ MARGARET HOWELL CAFE
「MODERN BRITISH」「GOOD FOOD, GOOD SERVICE」
チャリティバザー(a jumble sale)で、とある1枚の、繊細に裁縫されたピンストライプシャツを見つけたことがきっかけで、マーガレット氏はメンズシャツを作り始めました。今や英国を代表するブランドであるMARGARET HOWELL、そのコンセプトを最大限味わうことができるカフェが『MARGARET HOWELL CAFE』です。
訪問した吉祥寺のお店は、隣接する公園が見渡せるガラス張りのつくりとなっており、たっぷりの太陽の光と緑を感じながら、サンドウィッチや洋菓子、紅茶などが楽しめます。
大きめなスコーンがひとつ。レーズンが入ったもっちりとした食感で、シンプルで一切無駄がない味付けだからこそ、バターがよく合います。
「The Conran Shop」のカトラリーがより贅沢感と気分を盛り上げてくれます。そして何より感動したのが、照明です。自然光を最大限活かし調和するように設計されているのでしょうか。自然光が届きにくい店内奥はさらに絶妙な加減で ”cozy” な雰囲気が感じられる空間でした。
|ディーニーズ DEENEY’S TOKYO(WAY by DEENEY'S TOKYO)
ロンドンのストリートマーケットで人気の絶品「トースティ」
Deeney’sは2012年にイーストロンドン - ハックニーのストリートマーケットから始まり、スコットランドの伝統料理、ハギスを使ったトースティが人気のお店です。現地でその味に惚れ込んだ長谷川容子さん(DEENEY’S TOKYOオーナー)が本国イギリスのオーナーに直談判したことをきっかけに、Deeney’s初のフランチャイズ店を東京にオープンするまでに至りました。
2023年から、複数のお店による共同プロジェクト『WAY』を立ち上げ新しい形態となりました。“毎日営業しているストリートマーケット”である「B-Flat COMMUNE」内で、ロンドンのようなストリートマーケットやカルチャーを日本に広めようと活動されています。
|レイバー・アンド・ウェイト LABOUR AND WAIT TOKYO
機能的でデザイン性に優れ、タイムレスな生活雑貨と衣料品が手に入る場所
元々洋服のデザイナーだったサイモンさんとレイチェルさん。小売店からは製品そのものよりシーズントレンドの需要に応えることが求められ、季節ごとに製品デザインや構成を見直さなければいけませんでした。製品が成熟し定番ものになることがない現状にやり切れない思いが募り、2000年にLABOUR AND WAITを立ち上げました。
とある本との出会い - Hoxton Mini Press
店内を見渡していると、とある本が目に留まりました。タイトルは「I’VE LIVED IN EAST LONDON FOR 86 ½ YEARS」。Hoxton Mini Pressというロンドンにあるインディーズの出版会社から出版されている本で、86年と6ヶ月という生涯をイーストロンドンと共に過ごし、文化の変容やテクノロジーの著しい発展を目の当たりにしてきた一人の男性にフィーチャーしたもの。
こちらの本については、別記事で詳しく紹介しておりますので、良ければご覧ください。
スタッフの皆さんも素敵で、お店や商品の丁寧な説明から本当にLABOUR AND WAITの商品を愛し、誇りを持っていらっしゃるのが伝わりました。イギリスのお話も長々とさせていただき、とても居心地の良い時間を過ごさせていただきした。
ちなみにお店の名前の由来は、アメリカ人の詩人、ヘンリー・ワーズワース・ロングフェローが残した名言「Learn to labour and to wait(懸命に働き、あとは待つことを学ぼう)」から着想を得たとのこと。
|ベンズ クッキーズ Ben’s Cookies
1984年にオックスフォードのマーケットで誕生、世界的人気を誇るクッキー店
イングランドはオックスフォード発祥の「クッキー」のお店です。イギリスでは、いわゆるチョコチップクッキーのことを”cookie”と呼びます(普通のクッキーは”biscuit”)。シンプルな材料と焼きたてにこだわるBen’s Cookiesの人気は根強く、世界中に店舗を構えています。
最大の特徴は、そのクッキーの大きさ。手のひら以上のサイズ感で食べ応えがありますが、クッキー自体がとてもソフトなので食べやすいのです。添加物や保存料を一切使っていないため、日持ちは4日間とのこと。
|メルローズ・アンド・モーガン MELROSE AND MORGAN
北ロンドンの高級住宅街に店を構える「モダン食料品店&キッチン」が吉祥寺に
スコーンやヴィクトリアスポンジ、ショートブレッドなどの定番の英国菓子を始め、ペイストリー、デリ、ジャム、ビスケット、紅茶と、幅広く商品を販売されています。
また、お店のオリジナルトートバッグも人気で、雑誌などでも度々取り上げられているので、見かけたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
4人も入ればいっぱいになるくらいの小さなスペースは、自然とスタッフの方とのコミュニケーションを促すような雰囲気があり、地元にあったらついつい寄ってしまいたくなる商店街の惣菜屋さん、八百屋さんのような居心地の良さを持ちつつ、現代的なテイストも取り入れた、まさに「モダン食料品店」を感じました。
|ロダス Rodda’s
先代から引き継がれる、イギリス伝統スコーン
ロダスとは What is Rodda’s?
In 1890 our great-great-grandmother, Eliza Jane Rodda started making Cornish clotted cream in her farmhouse kitchen here in the heart of Cornwall. Now we are in the fifth generation of the family business, and we still craft our Cornish clotted cream in the very same way, making Eliza Jane proud.
1890年にEliza Jane Roddaさんという方が、イギリス南西部はコーンウォールでクロテッドクリームを作り始めたのがロダスの始まりです。クロテッドクリームは、スコーンの付け合わせとして特にデヴォンやコーンウォールで愛されています。今も創業当時から変わらないレシピで、ロダス家がその伝統の味を守り続けています。
そんなトラディショナルなスコーンを日本でも味わうことができます。銀座三越のテイクアウト専門店では、クロテッドクリームのほか、スコーンなどの焼き菓子を販売しています。
クリームティーに対する並々ならぬ情熱
Rodda’sの公式サイトには ”Our Guide to the Perfect Cream Tea” というページがあり、その中の “THE PERFECT SCONE according to research” でイギリスのとある大学との研究で導き出された「一番おいしいクリームティーの食べ方」を紹介しています。もちろん”jam first!”がコーニッシュ流。
【イベント|Events】
|BRITISH MADE British Market
イギリス好きのあなたも、まだのあなたも。イギリスへの好奇心を駆り立てる!
英国の職人による丁寧なものづくり(Craftsmanship)と、そこに込められた想いやストーリーを語り伝えていきたいというコンセプトの英国ブランドショップ「BRITISH MADE」(運営:渡辺産業株式会社)が主催するマーケットです。
イギリスの定番フードやお菓子、お酒、雑貨、ファッション、美容コスメなど英国にルーツをもつ方々が一堂に会し、イギリスを感じることができる。店舗を持たず、普段はWebでのみ商品を販売しているお店が出店するケースも多く、実際に商品を見ることができるのもこうしたマーケットの魅力です。
既にご紹介したDEENEY'S TOKYO。「マクベス」の愛称で有名なトースティも絶品です。
こちらは、南ロンドンのブロックリー(Brockley)という街を拠点にもつティーブランド「Good & Proper Tea」。後に創設者となるエミリーさんがクラウドファンディングで資金を募り "Tea Bar" を実現させたことから生まれました。
各種イベント等の最新情報はBRITISH MADEの公式サイトを覗いてみてください。
|三越伊勢丹 英国展 British Fair
通称『スコーンと紅茶のコミケ』!?
全国の三越と伊勢丹で開催されている「英国展」。イギリス好きから絶対的な支持を集めるこのイベントは、日本橋本店では入場制限がかかるほどの人気で、「スコーンと紅茶のコミケ」と称されている(?)イベントです。
本場イギリスを始め、全国から多数の洋菓子店や紅茶専門店が出店します。ここ数年では飲食ブースも充実しており、会場内のティールームでアフタヌーンティーが楽しめたり、カジュアルにパブフードとお酒を嗜むことができたりと、ファンを魅了する企画が目白押しのようです。
英国展のスケジュールは公式サイトで確認してみてください。
|ヴァルカナイズ・ロンドン青山 The British Market
ラグジュアリーな非日常空間で愉しむ、ブリティッシュ・マーケット
英国王室御用達の老舗ブランドの他、最新のロンドンのラグジュアリーブランド、常時40ブランド以上を取り扱う「ヴァルカナイズ・ロンドン青山」。不定期でブリティッシュ・マーケットが開催されています。
イギリス産のシードルや、最旬の紅茶から、作り立てフィッシュ&チップスやスコーン、新鮮野菜など、イギリスの最旬味覚を発見できるイベントになっています。参加ブランドラインナップは毎回若干異なるようです。もちろんイベント中も服やファッション雑貨、ステーショナリー等、通常通り販売されています。ちなみに、シードルはイギリスではサイダー(Cider)と呼ばれています。
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