パニック。

パニック障害とはまた違うものみたいだけど。

去年のこの時期って本当に仕事でのストレスが多くて大変だったんですよ、出勤すると高確率で過大な要求をされるもんだから鍔迫り合いがいつ起こるかと常にピリピリしていて。

ついに上司と口論をしてその場に居ることすら耐えられずに定時退社、いつも不眠でお世話になってたメンタルクリニックに駆け込んで状態を話して「休職したいんだけど協力は頼めるか」と相談したということがありましてね。

そのときに「怒りのあまり思考が停止してその瞬間から書類を読めなくなった」と話したら、「あーそれはパニック症状だねー」て言われて。

(ん…これがパニックというものなのか…?)

と疑問に思ったことがあった、パニック障害とまた別物ではあるもののこれもまた医学的には「パニック」の一種ではあるらしい。

そのとき私の状態がどんなだったかというと、何事も無かったかのように仕事に戻りたかったんだけど書類を読んでも内容が頭に入ってこず何が書かれてるのか理解ができなくなったの。

状況を整理できないっていうのかなぁ?

いつもなら(こういうことね)とすんなりと内容を理解できるのに、まるで脳が外部からの情報を遮断してるかのごとく何もわからなくなり。

極端に感情的になって傍から見ても錯乱してるみたいな状態ではなかったの、むしろ虚無だといっていいくらいに自分自身の意識は冷静で。

だから自分でも(なんだこれ?)てなったんだ。

その症状が今日また起きた。

キッカケは他職員が支部職員と口論したこと。

毎年恒例ではあるんだけど…繁忙期になると、月締めの対応まで手が回らなくなって支部から業務の遅れについて指摘をされるんですよね。

支部の職員達もコチラが繁忙期の最中なことは理解してるから、そんなにキツい言い方をしてくることはなくてヤンワリと下手な態度で「実はソチラの対応を待ってるものがありまして」といったような感じで話してくるんだよ。

遅れてる業務の全部について「なんとかしろ」という話をされることは無く、遅れてるなかでも「どうしてもこれだけは優先してくれないか?」と事情があって交渉をしてくるんだけれど。

私の場合は、待たせてるコチラが悪いんだから「配慮してお待ちいただいてること申し訳ない」と謝罪して「特に急ぐものがあるなら連絡してもらえれば個別に対応します」と引受けてて。

だからスンナリと話は終わるんだけどさ。

他の職員はそこで「忙しいのわかってるんなら黙って待ってろよ!」て喧嘩しちゃうのよね、今朝まさにそれが起こって他職員が憤怒して。

支部職員のことをまた散々に言い散らかして、私それを聞いて苛立って「パニック」を起こして途端に書類の内容が頭に入らなくなりまして。

(あ…この感覚…仕事進まないモードきた…)

とゲンナリ、お盆休み前だから追い込みをしているところで可能な限り片付けておきたいことが山盛りあるのにそんなことになってしまい。

(この状態で漫然と仕事してるとミスりそうだ)と仕事のペースをあえて落として落ち着くべくコーヒーを淹れ、さっぱり内容を読み込めない書類に目を通すフリをしつつやりすごす。

(去年この話をしたらメンクリの先生にそれはパニックだと言われたけどそうなのかぁー…)と思い出しつつ、ギャンギャンと仲間内で支部の悪口を繰り広げる他職員の話を聞き流すよう意識を内省に向ける努力をして。

ジッと自分の中にあるものと向き合う…

なんていうか、これって恐らくは動物的な本能とか自律神経の作用な感じがするなと思った。

人間の野生動物的な部分だというのかなぁ?

野生下だと「過大なストレスがかかる瞬間」とは「生命の危機が迫ってるとき」だと思うんだよ、そんなときに他のことについて思考してる場合ではないから「他の情報が入らなくなる」のかなというのが私の推測。

実際にこのとき私の中にあった欲求は「去る」か「黙らせる」かの2択だったのよ、とにかくこのストレスを原因を止めたくて首根っこを掴んで引きずり倒してやりたいという強い衝動。

(たぶん生存本能が働いて生き残るためストレスの原因から意識を反らせない機能が付いてる)というのが私の体感、なんという野生の本能。

とはいえ、この程度でそんな強烈な生存本能を発揮してパニックを起こすようでは人間社会の中で生きていくのはなかなかに過酷である。

アレコレ考えてるうちに落ち着いてきたけど。

幸いなことに、うちの部署はどちらかというと個々人での能力評価に重きを置いてるから無視して自分の仕事に打ち込んだほうが良いのよ。

他部署ではそうもいかない評価基準になってて部内にアホが居ると部署ごと怒られるんだって話を、つい先日に聞いたばかりなんだよねぇ。

個々人ではなく部署としてのノルマ達成率から評価されるから、部内に足を引っ張るような奴がいると周りから爆裂に睨まれて恨まれる傾向が強いということを言っていた。

まあうちも部署ごとの評価が無いわけではないけど、部内での個々人の業務実績がハッキリと出るから現況が誰なのかは一目瞭然ゆえ全員が一緒くたに見られるということは無いのよね。

そう思えば、ここはその逆恨みで騒ぐ輪を避け淡々と自分の仕事に取り組んでくのが最良だ。

そんなことを自分に言い聞かせつつ。

そういう意味では今の職場環境は合っているというか、きちんと個々人で見られるから自分の心持ち次第で今回みたいなパニック状態になるのもコントロールできる余地はあるのかなぁ?

そんなことを考えていた。

「自分は自分だから大丈夫」みたいなさ。

余談だけど、そんなことが朝イチであったから少しゆっくりとお昼休みを過ごしたんだけど他の部署の幹部から声をかけられたんだよねぇ。

担当業務の関係で関わったことは何度もあるが世間話などするような間柄ではなかったから、珍しくて何事かと思ったんだけど。

「そっちの部署…カオスなんだって…?」

とニヤリと笑いながら聞かれたの(笑)

なになになになに他部署にまで悪い噂が回っているほどに今のうちの状態ヤバイんかってさ😂

そんな漠然とした聞き方をされたからどれの話かよくわからなかったんだけど、話の雰囲気を察するに人間関係のほうを言ってるようでね。

「あぁー…上の言うこと聞かない傾向が強くて苦労はしてます」と答えると「古株が居るしね」と返されて、何となく誰のどんな話が回ってるのかそれとなく想像ができた。

以前に、うちの部署の幹部職達が他部署でよくコッソリと愚痴を吐き散らしていくんだって話は聞いていたから今の話題はそれなんだろう。

私に聞いてきたということは、私について何か悪い話が回ってることは無いみたいだな(笑)

このまま私個人としては頑張っていこう…

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