てんしとあくまの川口さん【黒帯会議】
昨日のなんばグランド花月の楽屋配信で、よしだたちと見取り図が
「そろそろ川口の一回忌やなあ。」
「なんばハッチに集まって酒飲みたいって話してたけど、今年もきつそうやなあ。」
と淡々と話していた。
最近NSC29期の事情を知った自分。
Google検索エンジンに、てんしとあくまの川口 と入力した。
すると、登録している黒帯のチャンネルがおすすめにでてきたので、迷わずクリックし、見ることに。
動画を見ていると記録欲が止まらず、途端にnoteを開いた次第だ。
相方の川口さんが亡くなった報をうけて、
「まずは自分どうしようと考えてしもうたな。」
「式に必要な黒い靴ないやん。」
リアルだ。
私も叔父が亡くなったときと重なった。
死を知らされた時には、理解できないから自分のことばかり考えてしまう。
かんざきさんは、生気を失った彼を見て、
「崩れ落ちた」
と言っていた。
実物と想像では、違う。
「唯一良かったのはネタ合わせがおもろかったねえ」
「コミュニケーションをとっとけば良かったなあ」
「無機質なコンビでしたね。」
「ネタはおもろいと言ってくれる人おったけど、好きって言ってくれる人おらんかったな」
芸人の人間性を好きになってもらうには、コンビの仲良さや、コンビとの関係性を晒す必要あると語っていた。
確かに、故人を自分たちのエンタメに使っている黒帯は不謹慎かもしれない。重い話を、笑い交えて、不謹慎を超えないラインで話を回せるのが、芸人黒帯の良さだと思った。そもそも故人をエンタメに使っても、故人にはお金を渡すことできないのだから、不謹慎もなにもない気がする。みんなで触れないようにして、忘れられていく方が悲しい。黒帯が不謹慎を背負ってでも、かんざきさんの話をきけてよかった。
「とにかく明るく振舞った。自分が自分でかわいそうと思わんというか。」
かわいそうと思われて、笑ってもらわれんようにならんように。
なすがままだからこそ、仕方ないことと切り替える。
つらいことがあっても、好きなことを続けていくために、楽しむ考えに切り替えたかんざきさん。
亡くなった人を楽しく語ったっていいじゃないか、神崎さんの明るさにグッときた。
今読んでいる素敵な選タクシーの原作でも、「運気は上機嫌から」とメッセージを受け取った直後なので、かんざきさんの生き方に、より、人間の強さを感じた。
私は感情に囚われて引きずる人間、SNSでみんなGW遊びに行ってていいなと劣情を浮かべている場合ではない。切り替えて楽しく生きるように努める。人間として強くなりたい。
にしても黒帯の大西さん、ニッポンの社長の辻さんとロングコートダディの堂前さんを操る側の人間と思っているの草。
辻さんとの因縁、いつかニューヨークが狙ってきそう。(楽しみではある。)