半端と私
私は恥ずかしい話非常に半端な人間だ。
私を隠陽で分類するなら間違いなく隠の側だろう。しかし、めちゃくちゃ隠かと言われるとそうでもない。人見知りもするが、ある程度覚悟を決めれば初対面でも上手くやれたりする。顔面もそうだ、決してカッコよくはない。が、ブサイクと舞台で言えるほどでもない。
このように私は半端なのだ。そしてこの半端こそが普通というものだと思う。
私は普通が嫌いだ。代替品があるから。将来を考えた時絶望した。大学卒業してまぁ、就職して、同年代の平均ちょい下くらい稼いで、タイミングが合った人と結婚して、、、そんな生活だろうなと思うとロンくらいナメクジ吐きそうになった。お前それ他人でいいじゃんとなったからだ。私は私の人生をこれ他人でも良かったなと思わない為に芸人になったのだ。そう存在証明のために。
初めに書いたように私は普通だ。芸人になっても普通のままである。肩書きで人が変わる訳じゃないから当たり前だ。面白くもないけどつまらなくもないネタをする普通の芸人。それでも非凡な芸人になる為に、毎日力んで生きていこうと思う。
べべべ