明るい人だった
俺ってどんな人だった?と中学までの知り合いに尋ねると大体の人はお調子者や元気だったと答えるだろう。高校以降の知り合いに尋ねると隠キャやよくわからないという答えが多くなると思う。
中学までは明るい人だったと思う。自分で言うのも恥ずかしいが間違いなくクラスの中心だった。行事にもマイケルジャクソンのあれくらい前のめりで参加していた。
高校に入学してからは少し暗くなった。クラスでは中心だった。サッカー部だからね。行事には何も参加しなかったし、なんなら足を引っ張っていたと思う。ダルいスタンスがカッコいいと思ってたんだろう。
そして大学では完全無欠のぼっちちゃんとなるのだ。サークルは面白くない奴が入る物という尖りのせいだ。大学で一言も発さず家に帰るのが基本だった。たまに声が出るか怖くなって「あっ」とつぶやいて安心するそんな毎日だった。
人は変わるのだ。良い方にも悪い方にも。時間と経験によって変わる事を強制される。仕方がないのだ。だから、昔の友人がSNSで自分語りする劇キモ君なってても仕方ないのだ。許してくれ。
べべべ