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\濃かったお盆休み!/

こんにちは。
あるいはこんばんは。
べべと言います。

画像は、先日参加した、アロマスプレーを作っていただけるアロマバーなる催しで撮ったエモい写真を加工したものです。
その時の気分で好き・いまいちを嗅ぎ分けていく体験はとても楽しく、
また、出来上がった香りも今の季節にピッタリの、爽やかで、ちょっとご自愛みたいな感じのする、今の私に必要な香りになりました。
面白かったので、また別の季節に受けてみたいと思います。

さて・・・
お盆休みの期間、なんだか少し人生がじんわりと進んでいくような、そんな体験をしました。
いや違うな。進んでいくではない、自分が進めるんだ。
そんな感覚です。

先日書いたnoteで、ウィッシュリストの生卵の話をしました。

見つけたウィッシュはヤワヤワ過ぎて、持っているのも怖くて、でも割ってしまうのは惜しすぎて、ひとまずここに陳列しておくことにしました。
すぐ忘れるので、私は。
どんなに大切なこともすぐ忘れるので!!!

このお盆休みでの体験も、ちゃんとしたためとこうと思いました。
いつでも見返せるように。


体験その1 古本市のお手伝い

お盆休み中、ご縁あって、古本市のお手伝いをしました。
私は現在、とあるシェア本棚で本棚オーナーをしています。
そのシェア本棚を提供してくださっている本体の本屋さんが、古本市に出店することになったのです。
本棚オーナーが古本を持ち寄り、それを販売します。
私自身は、今すぐ手放したい本はなかったので出品はしなかったのですが、店頭でのお手伝いはしてみたいと思い、お店番に立候補しました。
全部で3日間の日程のうち、2日間、お手伝いに入りました。

これが本当にいい体験でした・・・
今思い出してもニヤニヤしちゃうくらいです。

良かったこと その1

私が選んだお気に入りの制服、アップデートしたヘアメイクで店頭に立って接客したことが楽しかった

接客は大学時代のコンビニアルバイト以来です。
不安はありましたが、自分が選んだお気に入りの制服が、アップデートしたヘアメイクが、私に自信をくれました。
スポットでの出店ですので、実際の店舗をアピールする必要がありました。
当たり前ですが、皆さん本好き。
その安心感もあって、積極的に話しかけてチラシを手渡したり、その結果「え?!あそこに本屋があるの?!」と喜んでもらえたり、
色んな交流ができて本当に楽しい時間でした。
単純に、接客がとっても楽しかったのが、私には意外でした。
学生時代のバイトも嫌いではありませんでしたが、楽しかったか、と言われると「?」です。
今回は「古本市」とコンセプトがはっきりしているイベントの店頭だったということもあり、趣味の合う人が同じ空間で売ったり買ったりしている、というのがコミケのようで、
ちょっと前まで参加していたコミケのことを思い出していました。
そして「好き」を表明していれば、おなじ「好き」を持つ人が、自然に集まるんだな〜と、淡い希望を持ったりしました。
そういう場所、憧れるな〜


良かったこと その2

目の前で、必要な方に必要な本が渡っていくのを見れたことが楽しかった

元々、大型の古本屋が苦手です。
いわゆる、ブック◯フとか、そういうお店ですね。
自分が古本(それも手に入れてしばらく手元に置いておくような、ある程度思い入れのある本)を持ち込んでも、二束三文で買い取られ、
でもそんな値段ではお店には並んでいないわけで…
「私が手放したものでどこかの企業が得をする」
のがなんだか嫌でした。
古本は著者に利益が入りませんしね…

ですが、店頭に立った2日間、「これを探していたの!」と大事そうに本を抱えていく人がなんと多かったことか…
街なかの本屋には並んでいないタイトルを探して、一縷の望みをかけて、古本市を巡っているんだろうなぁ、と想像できました。
あるいは、久しぶりに本を買う、という人も居ました。
「昔よく読んだやつだ、これ」と懐かしい目をした方に買われていく本もたくさんありました。(デパートの入口すぐ近くでの開催でしたので、ふらっと立ち寄られる方も居たのでしょう)

ありがたいことに、1日目が終わる頃には結構な在庫が捌けていき、
臨時で本棚オーナーへ本の追加を呼びかける事態になりました。

私は今回初めて知ったのですが、世の中にはいわゆる「古本ガチ勢」と呼ばれる方たちがいて、古本市の初日のオープンに合わせてやってきて、自分が探し求めているナントカ大全とかを買っていくのです。
おかげで、オープンの10:00から14:00くらいまで、2人で店番していましたが、全く座る余裕がありませんでした…(一部のお店の設営も並行していたのもありますが)
去年も同じ古本市に参加したらしいのですが、やはり去年はまだコロナも5類になっておらず、ここまでの客足はなかったとのこと。今年は本当にヤバかったとの店長談でした。

本の追加を募集しているとのことで、私も考えました。
今手元にある本で、今すぐ手放したい本はない、と上述したのですが、
このように、必要な人に渡っていくのであれば、
そしてあわよくば、その瞬間を見れたり、自らの手でお会計をできたりするのであれば。
それはとても素敵な体験だなと思ったのです。

帰宅して、すぐに本棚に向き合いました。
自分の元では役目を終えているものの、なんとなくチェーンの古本屋には持ち込みたくなかったタイトルを10冊程度選ぶことができました。
翌日、それを店頭に並べると…
売れるんだよなぁ…(しみじみ)
価格も自分が自由に設定できます。
だいぶ安い価格を付けましたが、納得して自分がつけた価格です。
そして、手にしてくださる方も、それだけの価値を見出して、お金を払って下さる。

私はたぶん、「誰かの顔が見える」のが重要で、
今回出品した古本市では、「買ってくれる誰かの顔」が見えるのがとても良かったし、
そしてもちろんシェア本棚の大元が売り上げから手数料を取りますが、店長も知り合いですし、今回一緒に店頭に立った仲間です。
その人に多少利益が渡るのは、全然嫌じゃないのです。
そういえば、ストレングスファインダーのセッションを受けたときにも、「顔も知らない、不特定多数の誰かのために何かをやるのは苦手なはず」と言われました。
確かに。心底どうでもいい。


体験その2 昨年会社をやめた後輩と飲んだ

昨年、会社をやめた後輩から、新しい事業を立ち上げたとの連絡を受け、
おめでとうを兼ねて飲みに行きました。
(開業届を出すのは本当に簡単、書いて出すだけ、との後輩談でした)

辞めた当時の話も聞いたのですが、
その後輩は、「辞めた時は、別にやりたいことがあったわけではなかった」と言いました。
私は、「え?!そうなの?!」とわりと大声で返してしまいました。
だって、後輩は別に心身を病んでいたわけでもなく、本当に、急に軽やかに辞めてしまったので、てっきり、なにかやりたいことがあって会社を辞めて、今回事業を立ち上げたのだと思い込んでいたのです。

「不安じゃなかった?」
「いや〜それより辞めたいって気持ちが大きくなりすぎてたから続けるのは無理だったな〜ハハハ」

ハハハじゃないよ。
すげぇな君。

「確かに貯金とかは目減りしてってるけど、まぁいざとなればバイトでも何でもすれば良いかなって」

私はその軽やかな考え方にがぁんと頭を殴られたような気がして、でも同時に「それは確かに」と返していました。

働いている人は、一度は考えたことがあるでしょう。
「定年したら、自分の好きなことをして暮らしたい」
私は、入社した時に、選択定年制度の説明を受け、その時に「45歳くらいで辞めたいな」と漠然と思いました。
大卒で入った会社で、45歳なら、23年働くことになります。
23年も働いたら、老後までなんとかなるくらいのお金は貯まるんじゃないの?と若い私は考えました。
実際はとんでもないけど。働けど働けど、ですな。
最近は、定年が5年伸び、そのうち10年伸びるんじゃないかと言われていて、
「そんな年まで働きたくねぇよ〜どうしたら良いんだよ〜」と思っていました。
今現在の私の仕事は、技術系のサポートです。
好きかと言われれば、別に、好きでも嫌いでもなく。あ〜どっちかといえば嫌いかも。面倒くさいし。
じゃあお給金は、と言われれば、まぁ、普通です。
普通に平均給料くらいです。
それくらいの普通の給料で、ちょっと嫌いな仕事を、定年までやるのかぁ…
せめてお金は何とかならんかな、と思ったら、出世するしかないですが、別に出世したいわけじゃないし。(これ以上仕事に時間を取られるのはごめんだ!)
部署異動?うーん。これといってやりたい仕事はないし、希望出しにくいな…
八方塞がりだぁ。

みたいな話を、後輩としていたら、
「45歳まで我慢できなさそう」
と言われました。
私は思わず笑って「そうかもね」と返していて、「そうかも」なのかぁ…と自分でも驚いていました。

でもこのままだったら、ずっとこのままだし。
定年後なんて概念がなくなるかもしれない。
定年後を少し先取りする方法がないかな〜?と、帰り道は少し考え込んでしまいました。
(酔いは吹っ飛んだよね)

あ〜宝くじ当たんねぇかな!


体験その3 ムーンプランナー✕自問自答ファッション スペース配信を聞く

「自問自答ファッションあきやさんと生卵ゆで卵煮卵問題について考える」

ウィッシュリスト生卵ゆで卵煮卵問題はこちらの、ムーンプランナーさんの有料note2本をご参照ください。
ウィッシュリスト書いてても楽しくない、しんどい、と感じる人は、是非このnoteを読んで欲しいです。

それから、このスペースもオススメです。
40分くらいからの、生卵、ゆで卵、煮卵のそれぞれの役割の話が興味深いです。(noteにも書いてあることですが)

なにはともあれ、このムーンプランナー✕自問自答ファッションのコラボスペースを聞いてね…あきやさんの生卵の話を聞いて、「こんなに自由でいいのか」って思ったんです。

そして、「それだったら、私にもあるよ!!!」とも思いました。
でも、割っちゃいそうで怖くて。
今の生活とはかけ離れすぎてて、どこからどう手を付けていこうか想像がつかなすぎて、でも見失いたくない生卵でした。
そしたら、ムーンプランナーさんがX(Twitter)で返信をくださって。

なんだか泣いちゃったな…
まだ全然あるんだって。
良かった〜!
(あと、全然生卵を粗末にしてた自覚はなかった…だって大人ってそうじゃないの?って思ってた…)

スペースが終わったあと、レポート用紙を取り出して、新しいページをめくって、その一番上に、生卵のウィッシュを書きました。
そしたら、「これも、あれも入れよう」と思い付いて、クソデカ生卵ができていました。
普通の卵のつもりで拾いに行ったら、相当遠くにあったのか、実はダチョウの卵くらいの大きさでした。(遠近法に騙されたな…)

でも、それを見つけたら、今までは「部屋をスッキリさせたい」みたいななんとなくなウィッシュで、「でもやるのダリ〜」だったものが、
急にその生卵と繋がって、「うわ、だから私部屋をスッキリさせたかったんだ!」ってなっていって、「さっさとあの辺片付けよ!」とお盆休みの間に片付けが進んだりしました。

漠然と書いてきた今までのウィッシュリストも、ほとんど生卵に紐づいて、
「あぁ〜うぁ〜」と唸りながら、生卵、ゆで卵、煮卵と選別していったらなんだか楽しげなウィッシュリストが出来上がっていました。

その一番上には燦然とダチョウの卵が光り輝いていて、でも眩しくて見れないとかではなくて、ただ、「そうだよね、そうしたかったよね、ずっと本当は思っていたよね」と抱きしめるような気持ちになっています。

定年後にやれるものなら、と思っていた生卵を、ゆで卵や煮卵としてもっと手前に持ってくることも出来るかもしれない。
(それは夢のシュリンクでしょうか?いやでも生卵はずっと見えているから…ゴニョゴニョ)


体験その4 パンを焼く

お盆休みの最後の方で、私はパンを焼くチャレンジをしていたのですが、
これは「せっかくオーブン機能のついてる電子レンジを買ったのだし、パンを焼いてみたい」から始まった「やってみたいこと」でした。
ゴールデンウィークに1回チャレンジして、あんまり上手にできなくて、その時に買ったミックス粉が残っていたので取り掛かってみたのですが、結果は大失敗で。
でも、普段ならそこで終わっていたと思います。
パンを焼くという経験ができたので。
その後どうなりたいとかないから。
「私には向いてなかったな〜」で終わっていたかも。

でも今回は無性に悔しくて、
「私はただパンを焼く経験がしたかっただけじゃなくて、ふわふわで焼き立ての美味しいパンを焼いて食べたい」
というのが本当のウィッシュだったということに気が付きました。
だったらちゃんと書け、過去の自分。
「パンを焼きたい」じゃなくて、
「美味しくてフワフワのパンを焼きたい」と書け!

そして、「美味しくてフワフワのパンを焼きたい」は、ちゃんと生卵に繋がるウィッシュでした。
「正しく願う」ってこういうことか…
と、今までのウィッシュリストの作り方を反省しました。

◯◯が欲しいとか、そういうのばっかり出てきて、でも手に入れたあとのことを考えていないから、いまいち満足できていなかったり。
◯◯へ行きたい、もそう。
そこで何が見たかったの?何を経験したかったの?だからそこへ行ったら、はい終わり。なんだよ。

なんだか急激にウィッシュリストへの解像度が上がりました。


まとめ

結局、お盆休みでの体験をつらつらと書いた感じになりましたが、私の中では全部繋がっているんですよね…(笑)

古本市は、やっぱり人と繋がりたいな〜とか、直接モノのやりとりがしたいな〜とか、そういう気付きがありました。

後輩と飲んだ時には、「定年っていつになるんだろう」「ちょっとだけ嫌な仕事をずっとやるのってどうなんだろう」という疑問が生まれました。

ムーンプランナー✕自問自答ファッションのスペースを聞いた時には、「こんなに自由な発想で良いんだ!」という応援をもらいました。

パンを焼いた時には、「パンを焼きたい」じゃなく「美味しくてフワフワのパンを焼きたい」と正しく願うことの大切さが分かりました。

そして見つかった生卵は、
古本市での経験と後輩との飲みでのお話と、ムーンプランナーさんとあきやさんのスペースと、パンを焼いたのと、
色々なものが影響し合って、
素敵な生卵(ダチョウサイズ)になりました。

ゆで卵も続々です。
これは中々に人生が忙しい。
いじけてる時間がもったいないや。

すごく、すごく濃いお盆休みでした。

たぶん、これからもまだ迷うことがあるし、生卵もぜんぜん違うことになるかもしれません。
でも、なんとなく、大丈夫なような気がしています。
大丈夫になれるように、このnoteを残すことにしました。

ダチョウサイズの生卵の中身は、秘密です。
でもすごくワクワクする生卵です。
そして、やっぱりこれは、自問自答ファッションにおけるコンセプトだな、と思いました。
私はこういう人になりたい、こういう暮らしをしたい、だったらどういう服を着る?どこに行って、どういう体験をする?
そのために今、出来ることは?
それをtodoと呼ぶのよ。
(しかし不思議なことに今まで選んできた制服はわりと正解で、やっぱり生卵って自分の周りに落ちてるものなんだと思った。かつては持ってたもので、拾い上げてないだけな気がする)

明日は水瓶座満月。
私は水瓶座の生まれなのですが、ずっと保守的で、変わり映えがなくて、
いわゆる星占いで言われているような、水瓶座らしさってないな、と思っていました。(革命家とか言われてもな…)
それがちょっとしたコンプレックスでもありました。

でも今は、このダチョウサイズの生卵があることが、すごく水瓶座っぽいなと思っています。
それに追随するゆで卵があって、日々の満足度をもたらしてくれる煮卵があって。

それでも急激に何かが変わるわけではないし、仕事は毎日あるけれど、
自分の時間をどのウィッシュに紐づけていくか。
それを考えるワクワク感をもらった、そんなお盆休み期間でした。

改めて労働はクソですし、宝くじも当たって欲しいですが、
ここ数日の大きな心の変化をここに書き留めて、このnoteを終わりにしようと思います。

最後まで読んで頂いて、有難うございました。

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